第8話〜討知社〜
ミライの命かけの攻撃により、終始之知者は自我を保てない。
たが、これまでの怨敵を打ち勝つ事こそが前進すると彼らは信じてた為、
目元は腐りきってなかった。
「…ジジ…第3Rよ…」
「…僕が陽動する。」
デンキがそう伝えると光速のスピードで終始之知者を撹乱し、攻撃を繰り出すが…
たった終始之知者の手掴みでデンキの右足が吹き飛んだ。
叫び声をあげるも、彼は止めない。
高速の攻撃に終始之知者は押されるが、デンキの体は徐々にヒビが割れていってる。
「やめて!!!デンキ!!それ以上すると!!!」
「やめろ!!!魂が持たない!!!」
カノウとドクの深紅な叫び声が聞こえるが、
「…はは。俺はもう止めない…あの時逃げきれなかった俺を懺悔する為にも…」
「この魂全てを使う!!」
まゆばしいスピードで終始之知者を蹴り上げ、無限図書館の建物へヒビを入れ、経年劣化により建物が崩れ始める。
どこか…ミライの…高らかに笑う声が聞こえる…
それに連動するかのように…
デンキの体が崩壊し始める。
「…はは。会社建てて…もっと生きたかったな…」
そう言い残し、塵とかした…
ここで少しおさらいをさせて貰う。
失記者は他殺死と衰弱死しか適用されないが…
失記者は魂を元する為、己の限界値を超えると魂にヒビが入る。
ヒビが入るだけなら大丈夫であるが、
今回の場合デンキはヒビが入ってもなお止まらなかった事により…魂の限界値を超え…崩壊する。
失記者の理の他殺死に反映されずに死亡してしまったー
「…本当にもう…運命は変えたくても…変えられないんだな。」
時宗は血涙を流しながら震える声で複数の声が重なるかのように一言を発する。
「「「「(情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制情報規制)」」」」
全てがモザイクに聞こえる様な言葉が終える否や、
時宗の位置は変わってる…
しかし目の前の光景に信じられなかった。
終始之知者は木っ端微塵に砕け散ってた…
無限図書館による死亡者…
デンキ、ミライ、シルヴァ、カコ…
無限図書館の被験者。各4名含め185名。
彼らは後に無限図書館の被害者として世間に公表し、
それに関わった政治家が全員戦後、戦争犯罪者として逮捕されるのはまたの話…
無限図書館運営開始から20年ー
「…いやーほんと…長かったね。ヴァルキュリアを建てれて良かったね。」
「…時宗。まだこれから先残り492年生きるんだ。せいぜい僕の布教相手になって貰うよ?」
「やれやれ。」
カノウが慌てて扉を開けるー
「…ねぇ!!!死んだ皆の身元がわかった!!」
「…早く見せろ…」
「…え??そんな事有り得るん?????」
「早く見せろって…え?」
「何よ……(絶句)」
そこに書かれていたのは…
カコ 身元 時宗の遠い血縁者
ミライ 身元 時宗の異母従姉妹
デンキ 身元 ドクの従兄弟
シルヴァ 身元 カノウの兄
3人は絶句するが…次第に笑い合う。
「なんだよ…はは。俺たち…元から家族だったんじゃねーか…」
「そうね…早く分かれば良かったのに…」
「…本当に血が繋がってるのか?と思うくらいキャラ違うのはおかしいわ…」
理解不能に等しい現実があっても…時宗3人は支え合って生きていく…
社長室の一隅にそれぞれ別々で撮られてる写真をちぎってまとめられた7人の写真が置かれていた…
無限章おわり。




