第4話〜番烙名〜
100名居たグループは、時宗含む8名まで減少し、
試練は終わったー
「…No.175。貴方も発現したのかしら?」
「…No.20。僕は番号じゃない。時宗という名がある。」
「…そうか。思い出したのね。」
「…少し違うけどそいうことで…」
「…No.20。君の形式は?」
「さっきの戦いでぼんやりだけど…可能性が見えたような気がしたの…」
「…どいうこと?」
「私は可能性未来があるとここで得てそれを信じてる。」
「…つまり?」
「無限の可能性を演算し続けることが出来るようね。」
「…No.20。君はこれからカノウと名乗ったら?」
「ええ。そうね。カノウで名乗るわ。」
「残ったのは……君を含めて、あと7人か」
「みんな。生き残れる可能性にたどりつけて良かったわ…」
生存者
No.175基 時宗
失イ物 不明
形式 (情報規制)
No.20基 カノウ
失イ物 取捨選択
形式 可能性
No.25基 ドク
失イ物 怠惰
形式 物語
No.17基 カコ
失イ物 未来的思考
形式 過去改編
No.140基 ミライ
失イ物 後悔
形式 未来視
No.30基デンキ
失イ物 否耐性
形式 電来光
No.21基 シルヴァ
失イ物 他責思考
形式 全肩代負
No.46基 練
失イ物 ロスト
形式 魔道極書
監視室にて、終始之知者を名乗る男は、悔しげに画面を見つめる。
「……25名も失記者になったのに……」
ゆっくりと、手にしていたガラスのコップを手放す。
ガシャアアアンッ!!
鋭い破片が、床一面に飛び散った。
「……たった8名しか生き残れなかっただと……これは、“誤差”なのか……?」
男の目は、かすかに揺れていた。
終始之知者――彼もまた人間である。
彼が目指す“神”には、まだ遠い。
つづく




