1. 12月1日
この小説は一切の現実の事件をベースに作られたものではありません。
朝
「午前6時30分
この時間帯に優奈が起きると言うのはとても珍しい事である。
「はぁあ、あれまだ6時30分じゃん、こんな時間に起きたのは約1ヶ月ぶりかな」
そんな独り言を言いながらな優奈は階段を降りてリビングの入り口まで行って気がついた。
この6時30分と言う時間帯夕凪家の人物は起きてるのが珍しいはずの時間なのだが、何故か照明がついていた。
「あれ、お母さん帰ってたんだ、お帰りなさい、夜勤上がり?」「それにしても早いような気がするけどなんかあった?」
其処にはこの時間帯には絶対にいないはずの母親がいたのである。
この母親は夜勤務をする会社に勤めている為本来であれば、帰宅は早くても午前9時頃になるはずなのだが何故かこの日は朝早くにいたのである。「ただいま。優奈がこんな時間に起きるなんて今日は何かあるのかしら」「まあ今日は何故か早く仕事が引き継ぐ事ができたから早いだけよ」「って事は今日はお母さんがお弁当作ってくれるの?」と優奈は言う。夜間の優奈からして見ると性格が180度反対に見えるが、優奈の狂ってる要素を抜けば素はこのような性格である。
「何時もはコンビニでおにぎり買ってるんでしょ、今日くらいは作ってあげる」
「まぁおにぎりばっかりだけど、少しは私も料理してるんだからね」
「あ、そう言えば、先月は何回遅刻したの?」
「えっと、それは、何回だったけな」優奈は朝がとても苦手な為遅刻の常習犯となっている。幸い学校が9時からとだいぶ遅い時間の為、酷くても1時間目をすっぽかす程度で済んでいる。
「せいぜい4回、5回くらいだったはず」
「本当に?、優奈1学期の頃に『全部合わせても20回くらい』って言ってた時には50回くらいだったのに今学期でマシになってるんでしょうね?」
「確かにそうだった気がする、多分今学期は大丈夫なはず」
「優奈の大丈夫はあんまり信用ならないけど信じてあげる」「そういえば、あいつらは大丈夫なの」
「あいつらは私より寝起きがいいし多分大丈夫じゃない?」
このあいつらとは優奈の兄弟達であり兄と弟と妹がそれぞれ1人ずつ優奈には居るのである。つまりは優奈は一応ではあるのだか長女に当たるのである。何故一応なのかというと優奈は他の家族とは血が繋がっていないのである。その理由としては、優奈は全く関係ないのだが、優奈の本来の親が殺人事件に巻き込まれてしまった為身寄りが無くなってしまい、児童養護施設に預けられていたところ何故かやってきた今の親に小学6年生の時に引き取られたからである。
「だってあいつらは家から学校まで徒歩20分未満だし、田んぼ道を突っ切れば私の遅すぎる走りでも10分かからないし、始業は8時半だからいつも確かだけど私が家を遅刻せずに学校に行ける時間の8時に家を出る前には全員出てたはず」
優奈の家の近くには小学校から高校までが全てあり、兄弟たちはそこの学校に通っているのだが、そこの高校はまあまあ頭のいい高校であり、優奈は受験で落ちた為少し離れた場所にある学校に通っているのである。他にも優奈の狂人じみた行動が始まる前に、そこの中学校にていじめを受けていた為、他の同級生がそこの高校に行こうとしていたのを知り、優奈は受験勉強をせずにわざと落ちて今の高校にいるのである。その事を知っていた一部の友達は優奈と同じくわざと落ちたり、そもそも受験しなかったのである。
母親と優奈が話しているうちに階段を降りてくる音が聞こえた。
「おはよう、って優奈と母さんじゃん。母さん防災グッズのて点検した?」
「おはようございます。お兄様、あ間違えた、お兄さん、そんなに慌てなくてもいいじゃないですか」優奈は何故か昔の貴族でないのにも関わらず、兄弟に対しても様呼びする事がある。優奈が自我を持つ前からずっと続けているらしい為、この家に来てからもいまだに様付けが抜けないのである。
「様付けはやめろって言ってるじゃないか」兄が言った。
「しょうがないじゃないですか元々ずっと続けていたんですから」と優奈は反撃した。
「様付けはなんだか優奈のアイデンティティみたいなものだからね、しょうがないんじゃない」
母親がこう言うことで優奈と兄のいつものことは終わった。
「それで、お兄さんはなんでこんな時間に?」
優奈言った。
「こんな時間って言うけど今は7時少し前だぞ」
優奈にはあまり時間感覚がない為6時半ごろからあまり進んでいないように感じていたのである。
「こんな時間なら私も部屋に戻って学校の準備でもしましょ」と優奈が言い母親の前から立ち上がった。
「また、寝るんじゃないぞ、それで確か2回くらいは遅刻してただろ」と兄が言った。
「わかっているっての」少し不満げな声で言いながら優奈はリビングから部屋に帰ったのである。「えーと、今日は、うわ課題の提出日じゃん終わってたけな」優奈は部屋に帰ってから日課表を見て気付いた。「うわ、終わってないし、今からやろうっと」そうして課題を終わらせた頃はまだ7時20分であった。「今から準備したって7時30分には家を出れるし今日は早く行こうっと」と優奈は準備をし優奈としてはとても珍しく7時30分ごろに家を出たのである。
第2章昼
優奈は電車とバスを使った通学である。徒歩10分ほどの場所にある駅まで行きいつもより早い電車とバスに乗り学校に行ったのである。8時30分手前頃に学校に着き教室に着いた時、見慣れた顔がいた。
望月祐二である。
この人物は優奈の中学生時代からの友人で、最初から優奈の家の近くの学校を受験しなかった
人物である。「おはよう祐二、鍵とってきたの?」そう優奈は話しかけた。
「え、優奈おはよう、まぁ鍵とってきてあるぞ。」
お前が今日この時間にいるってことは今日は地震でも起きるのか?」
優奈の寝坊癖は友達全員の知る所であり、当然の如く驚くのである。
「流石に私が早起きしただけでそんなこと起きないでしょうよ」「多分」優奈も多分としか言えないのである。前回この時間に学校に着いた日は、12時頃に少し大きな地震が起き、学校が大騒ぎになったのである。
「さっさと開けて教室に入りましょ」優奈が言った。
「そりゃそうだな、今日は実習があるしその準備もしなきゃならないからな」
「やっぱりそっちは大変そうだね。」
同じクラスなのだが、この学校では3つの科がありその3つの科の生徒がごちゃ混ぜになって普通の授業を受けているのである。
「へぇーなにそれ?」
雄二が広げた教科書を見た優奈が言った。
「これはボルトの破断実験の方法が書いてあって、機械で少し強い力をかけると簡単にねじ切れちゃうんだよね」
「へぇーなんか危険そうだね」「今日はこれをやるの気をつけてね」
「まぁそりゃ当然さ」
確かにこの年代の男子は女子の行動に一喜一憂する生物であるが、1分ごとに教科書を優奈が盗み見ては聞く為少し祐二はウンザリしていた。
それが15分ほど続いた後ある程度ガヤガヤしている教室でも場違いなほど元気な声が響いた。
「おっはよーう」
「わお、日菜かびっくりしたなぁ」
この場違いなほど元気な人物は、田立日菜と言い、優奈の友達である。
「ごめんねーコイツやっぱりバカうるさいよな」
「確かにそう思う」「絶対にうるさいよ、けどこんなんで私たちの中だと一番成績いいんだからね」
この2人も優奈の友達であり、日菜をコイツ呼びしている方が高宮陽那で有り、陽那の言葉を肯定しているのが保坂小夏である。この人物たちは成績は結構どんぐりの背比べで強いて言えば、日菜が一番で、小夏が最下位なのである。(なお優奈は3番である)
優奈にとって学校の授業はとても面倒な事である。同じ科なのは両方のひなで有り、この2人はよく一緒にいる為「ダブルひな」と安直に言われている。5人とも結構仲良いのであるが、優奈はダブルひなとは席が離れているかつ、そんなに優奈が起きていない為あまり話すことはない。
「この問題分かる人、寝ている優奈さん起きて答えてください」と先生が言った。
「ふぇ、えーと、コレがこうだからこうだと思います。」
「やっぱり寝てるだけなのに何でコレが答えられるのでしょう」「まぁ正解なもんは正解です。」
不思議そうな声を出しながら先生が言った。
「ありがとうございます。」優奈は言ったがその頭の中では(こんな問題何で難問としてだすのよ?まぁ、寝ててもすぐできるし楽だけど、もっと難しい問題にしてほしいなぁ)と思っていたのである。そうこうと優奈がうたた寝を打ちながら授業を受けていたらガタガタと学校が揺れた。
そう、偶然であるのだが、少し大きな地震がおこったのであった。その後多少のパニックはあったものの無事にお昼になった。
「やっぱりコイツが早く学校に来た日は絶対に地震が起きる、コイツって疫病神かなんかかね」
祐二が言った。
「そんなことないはず、偶然でしょ」優奈は言ったが、「いや絶対に優奈でしょうよ、前に遅刻せずに遊びに集合したら、その時は電車が遅延したし」と小夏が言った。
「そういやさ、2限の日菜たちなら分かるけど、私の答えた問題あんなんで難問ってほんとこの学校どうなってるのかしら?」と優奈が言った。
「そもそも、私達の学力が高すぎるのが原因でしょ、私でも偏差値で言えば59くらいなんだから優奈とかなら普通に60くらいなのにこの学校は推奨が40くらいなんだから暇なのはしょうがないんじゃない?」と小夏が言った。
「そういや、全く関係ないけど雄二ってさ中学よりだいぶ成績上がってない?」優奈はふと気になった疑問を投げた。
「確かに、小夏より低かったはずなのに何があったの?」と、日菜がまた大きな声で言った影響で教室内の視線が一瞬集まった。
「お前さぁ、ほんと声の大きさの調整苦手だよな」「けど、俺も少し気になる」と陽奈が日菜を叱りながら言った。
「まぁ、優奈がこの学校に来た理由の一つが多分俺だからその分頑張って優奈たちに成績だけでもついていける様に頑張ってるだけさ」と少し小さな声で祐二が言った。
「そもそもあんた成績だけでもって言ってるけど、体力だとこのグループの中でぶっちぎりなの気づいてるの?」「あんたは本当にどこを目指してるのさ?」優奈が言った。
祐二1人で日菜、小夏、優奈の3人分に匹敵するレベルの体力バカなのである。(1.体力バカと言っているが逆で有り、3人組の体力が無さすぎるだけである。)(2.夜の優奈と昼の優奈の運動能力は雲泥の差がある。約4倍ほどの差)
「まぁある程度運動ができて頭もまあまあいいやつを目指してるんじゃないのかな?」と小夏が言った。
「そう言えば、優奈は大丈夫なの4限の体育の授業?」声の大きさを気にしながら日菜が言った。
「まぁどうにかなるでしょ、と思いたい。」
少し不安そうにしながら優奈は言った。
「前回なんか少し走っただけで息切れするわ、ボールを蹴ろうとして自分自身の足を蹴って転けたりしてるからどうなる事やら」と物凄く不安な声で祐二が言った。
事実上昼間の優奈はどこか別の世界の本好きの貴族の養女を現実的なレベルに変換した運動神経の無さなのである。
そこから少し時間が経ち4限の終わり頃になって無事何回も転けた優奈に日菜が言った。
「一体今回は何回転けたの?」
「多分10回くらいじゃないかな?」と優奈が言ったが横にいた祐二が「俺が知ってる限りでは15回は最低でも転けてたぞ」と言った。
「もう体育の単位は事諦めてるから大怪我しない程度に頑張るさ」と優奈が言った。
そうこうと話しているうちに体育の先生が「日菜さん達、如何にかして優奈さんの運動神経を鍛える方法は知りませんか?」と言ってきたのである。
その言葉に対し日菜は「私の知ってる限り中学生の頃からこうなんでもうどうにもならないと思いますよ」ともう諦めたような声を出して言った。
「どうして夜だと結構運動神経いいきがするのに昼だとこんなんなんだろう」と先生が去った後に小夏が言った。
「さぁ、私に聞かれたって全く分からないよ、夜の方が私は好きだからって言うのは全く関係のないはずだし」と優奈が答えるように言った。
そこから数時間経ち、16時を少し回った頃、優奈達は帰りのホームルームを受けていた。
「え〜と皆さんにまたご報告があります。最近はいつもの事になってしまったのですが、また佐宮駅周辺で殺人事件が起きたそうです。夜遅くの時間帯だったようで犯人は判明しておりませんが、最近の佐宮での一連の事件と犯人は同じでしょうからくれぐれも気をつけてください」と先生が言った。
「何、またあったの」
「警察は何してんの?」
と様々な囁き声が聞こえた。
「とりあえずお静かに、後さっきも言った事ですがくれぐれもお気を付けください」
と言う先生の言葉によりクラスは落ち着きを戻し、ホームルームは終わった。
「そういやさ、さっきの殺人事件の犯人ってさ、なんか特徴が優奈みたいな人らしいよね、意外と優奈だったりして」と日菜が言った。
「いや、流石にないだろ優奈だとしたらなんか絶対にドジはしそうだし」と祐二が日菜の言葉を否定した。
「そういやさ、今日暇だしカラオケ行かない?」と少し疑われているのを気付いた優奈が言った。
「良いねぇー私は行くよ、小夏達はくる?」
日菜がすかさず肯定をし「私は行こうかな」と小夏や「俺も行く、優奈から言うなんて珍しいにも程があるし」と陽奈も肯定した。
「あんたはどうする?」と優奈が祐二を気にしながら言った。
「俺は、一回婆さんに電話してみるわ、少し待ってて。」と言い、祐二は教室から出て行った。
「アイツって大変そうだよね」と陽奈が言った。「まあ、アイツって確かだけど、お父さんはずっと仕事だし、お母さんは入院してるらしいから、祖父母に世話になっててその祖父母が結構厳しいみたいだからね」と優奈が言った。
などと話しているうちに祐二が教室に戻ってきて「まぁ、佐宮20時10分発までに乗って帰ってきなさいだってさ」と言った。
「わお、珍しいねお婆さんが許すなんて」と驚きながら優奈が言った。
第3章 夜
日菜達とカラオケをし、21時ごろに優奈は家に帰り着いた。
「ただいまぁ」少し腑抜けた声をだして玄関を開けたらそこには靴を履いてる最中の優奈の兄がいた。
「あれ、もう出かけるの?」
「もうって言ってるが、今は21時だぞ、今日は3時くらいには帰る、後晩飯は机の上にあるぞ」と優奈にいいながら、優奈の兄は玄関から出て行った。
「疲れたなぁ、今日は23時くらいに家を出ますか」と言いながら部屋に入った。
「どれにしよっかな〜」と呑気な事を言いながら優奈は部屋の鍵付きの引き出しを開ける。
その中には謎の棒があるのだが、これは優奈なりのお祈りであり、今日の夜の運勢を占っているのである。
「えーと今日はまあまあってとこか、今日もバレないよう頑張りますか」と言いながら引き出しを閉めた。
そこから少し時間が経ち23時頃、優奈はいつも着ているパーカーを羽織り家の外に出た。
「いやぁ、予報だともうちょっと暖かい筈なんだけどなぁ」とぼやきながら佐宮の方向に向かって歩いた。
24時頃には、優奈は佐宮から1km程の位置で本日の獲物を見つけた。
(お、いたいた狙いやすそうでそれなりに持ちそうなやつ)と嬉々としながらその人物の跡をつけた。
優奈の殺し方は少し特殊だ。
まず狙う相手だが、基本的にはイヤホンをしていて、何かに夢中になっている人物を狙う。そして横から襲いかかりまず狙うのは、スマホである。スマホを狙うことにより、警察などに通報される事を事前に防ぎ、この後痛ぶる際に見つかるのを防いでいるのである。
「グサ」「うぐ」その人物の痛がる声と刺す音が同時に聞こえる。そのタイミングで優奈はその人物の足を引っ掛け倒した。
そこから先はとても言葉にできないような惨状が広がり20分ほどでその人物は死に絶えた。
「うーん、この人もっともつと思ったんだけどなぁ、けど意外と血は美味しかったしいいや」先程よりハイテンションになった優奈は嬉々としながら家に帰ったのであった。」
初めまして、夕霧優奈と申します。
この小説の主人公であるのは夕凪で私は夕霧です。
間違えないようにご注意下さい。
とりあえずですが、お読みいただきありがとうございます。
2話以降は、2週間くらいに一度のペースで公開する予定です。
結構1話ごとが長くなる予定です。ご注意下さい。
と、お堅い事はこれくらいにして、本当に初めて書いた為まあまあ拙い文章かも知れませんが読んでいただけるとありがたいです。これ以降1話以降は2週間ごとに更新をし、最終的に30話程度で完結させたいと思います。
読んでくださる方はお付き合いをお願い致します。
もう一つ、田立日菜と高宮陽奈が紛らわしいのは申し訳ございません
あともう一つ途中記載の優奈達が受験でわざと落ちたりそもそも受けなかったと記載ですがそれぞれ
1.田立日菜 親などに言い受験せず。
2.高宮陽奈 受験勉強をしたが、わざと間違え落ちた。
3.夕凪優奈 本編に記載の通り。
4.望月祐二 本編に記載の通り。
5.保坂小夏 祐二と同じく受けるつもりからなかった。
となっています。
最後に途中に書いてあった優奈達の成績ですが
1位田立日菜
2位高宮陽奈
3位夕凪優奈
4位望月祐二
5位保坂小夏
となっています。




