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Scare Crow  作者: 大藪鴻大
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鸚鵡

 あと三回で、この物語はおしまいです。いままでは、各話毎に稚拙な前書きを長々と書いていましたが、挨拶をまとめて最後にしたいと思っていますので、次の前書きはなく、さらに次の後書きで最後の挨拶をしたいと思っています。

 ちなみに、次の次で完結にならないのは、以前からお知らせしました通り、おまけコーナーを設ける予定だからです。物語としては、次の次の話が最後です。

 それでは、お待たせしました。「Scare Crow」を最後までお楽しみください。

鸚鵡オウム

「俺だ。」

「どう?仕事終わった?」

「ああ。なんとかな。」

「そっかー。今回はいつにも増して、大変だったんじゃない?」

「まさか、一日に二回、殺し屋に命を狙われるとは思ってもいなかった。」

「まあ、しょうがないよね。それよりさ、あの子に会った?」

「あの子?」

「公園に来たの、君でしょ。また勝手なことしてさ。雀さんに会ったって言ってたよ。」

「ああ。そのときは、あいつ以外、思いつかなかったんだ。舌切雀も流行っていたしな。」

「とりあえず、お疲れ様。しばらくは、布教活動でも何でもしてていいよ。」

「布教活動ではない。音楽活動だ。」

「同じようなものじゃない。」

「全く違う。ところで、雀はどうなったか知っているか?」

「何?雀に何かあったの?」

「いや、知らないならいいんだ。分かったら教えてくれ。」

「雉は元気だった?」

「思い出させないでくれよ。鳥肌が立つ。」

「鸚鵡も鳥だもんね。」

「切るぞ。」

「あっ、鳩は?」

「知らねえよ。いつの間にか消えていた。」

「まさか、神隠しにあってないよね。」

「鳩は神隠しされないんじゃないか。」

「そういえばさ。鳩って面白いんだよ。」

「そんなに面白いやつには見えなかったがな。」

「違うわよ。そっちの鳩は知らないけど、鳩にはいろんな種類がいるんだよ。雉鳩とか、烏鳩とかさ。」

「鸚鵡鳩とかもいるのか?」

「いるかもしれない。」

「いねえよ。」

「とにかく、彼を探してよ。」

「何で俺が?」

「彼、面白いもの持っているからさ。」

「何だよ。」

「烏除け。」

「俺も持っている。面白くもなんともねえよ。」

「そんなに便利なものがさ、世の中にそんなにたくさんあるわけないじゃない。」

「どういう意味だよ。」

「そういうことだよ。どう?ヤル気出たんじゃない?」

「気が向いたら、探すさ。」

「ちょっと待って。」

「まだ何かあるのか。」

「好きな花ってある?」

「桜。」

「速いね。」

「切るぞ。」


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