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11 海里登場

 さて、次はどんなテーマでyoutubeの撮影をすることになるのだろう、そんなことを大河がぼんやりと考えていた矢先に、あんちゃんから連絡が入った。

 あんちゃん、とは朱里の兄、海里である。

 都内で人気を博しているメタルバンドNeedled24/7のフロントマン。そして自分たちIN YOUR FACEを結成させ、ライブをやらせ、音源を出させたまさにその張本人である。

 「おめらの公式youtube、評判いいらしいでねえが。来週茨城帰っからおれにもなんかしゃべらせてくろよ」

 別に好き好んで動画を作っているわけではないし、イダに言われるままに撮っているだけなので、大河にしてみれば公式youtubeとてなんのこだわりもない。あんちゃんに久方ぶりに会えるというだけで楽しみだったので、

 「わがっだ! なんでもくっちゃべってくろ! 楽しみにしてるべ」と即座に返信をして、再会の日を待った。


 あんちゃんは、大河らが物心ついた時から砂沼遊びの開拓者兼有能な教師であった。

 砂沼で一番ブラックバスが釣れるポイントを地元のじいさんたちから学んで教えてくれたのもあんちゃんであるし、餌になる太いミミズが捕れる畑を調べて教えてくれたのもあんちゃん、カブトムシが取れる神社の木がどれか夜の内にハチミツを何本も塗りたくった渾身の調査を踏まえて教えてくれたのもあんちゃん。もう少し成長してからは、作詞作曲のレクチャーにライブハウスへの出演、レコーディング等々、バンド活動をどう進めていけばよいのか手鳥足取り教えてくれたのもやはりあんちゃんなのである。少々性格は荒っぽく考えなしなところはあるが、それでも大河たちにとっては唯一無二の、それこそ多少の誇張を許すならば放浪人にとっての北極星のような目指すべき大指針であった。


 だから、あんちゃんがたまに茨城の実家に帰ってくるとなると、もう皆、楽しみでならない。久しく一緒に釣りに行くようなことはなくなったけれど、四人がバンド練習に勤しむ蔵に来てくれるだけで、子供時代に還ったような、そして今日は一体何の遊びが始まるんだろうと心待ちにするような、あの時の気持ちが一気に蘇ってくるような気がする。


 そして翌週ーー

 「おめら元気だったかー?」

 あんちゃんはいつもの笑顔で、蔵の扉をガラガラと開けて入って来た。嬉しくってならないとでも言ったような満面の笑みの朱里が腕に引っ付いている。

 「あんちゃん!」大地が海里に抱き着く。

 「いづ帰ってきたんで?」とルアン。

 「ああ? 今さっき。なあ? 朱里」

 朱里もご機嫌な笑顔を振りまく。

 「ほれ、これ土産だ。呼ばれて(注:食べて)くろ」

 そう言ってあんちゃんは小脇に抱えた箱を差し出して、蓋を開けて見せた。箱にはぎっしりとだんごが詰められていて、その上に一面餡が塗られていた。

 「土産って、こらあ、ゆたか屋のだんごでねえべか。東京の土産でねえべよ」大地が頓狂な声を上げる。

 ゆたか屋は隣町石下にある老舗だんご屋である。土産どころか、この近辺の人間にとっては、どこぞのお宅を訪問する際には一切欠かすことのできない、血肉に馴染み親しんだ甘味といって過言ではない。

 あんちゃんは早速封入された爪楊枝を取って、三つも一気に串刺しにして頬張った。

 「ほだよ。まあ、でも、東京から石下さ通って帰ってきたんだから土産に違いねえべ」口にだんごを頬張りながらもごもごと答える。

 ルアンも「呼ばれっぺ」と言って爪楊枝でだんごをぶっさす。もちろんゆたか屋のだんごは、ルアンにとっても馴染み深い大好物の一つである。

 「そうそう、おめらのyoutubeながなが評判いいって聞いてな、今日はおれがなんかくっちゃべらしてもらうべって思ってよ」

 「いいど」大地が即座に言い放つ。どうでもいいのである。

 「筑波山登ったりマラソン走ったりするよが、あんちゃんにしゃべくってもらった方が遥かに楽ちんでいいべ」大河はそう言ってほほ笑んだ。「イダさんが言ってくることは、なんもかんも骨が折れてしゃあんめ」

 ーー何しゃべるの?

 朱里がスマホに入力して兄に見せた。

 「うん。そこもちゃあんと準備してきた。おめらのチャンネルだかんな、おめらのごどしゃべってやっぺ」

 ルアンは次々にだんごを頬張っていく。

 「相変わらずうめえな。……で、あんちゃん、おれらのごどって、何しゃべんだよ。あんちゃんはたまにしか帰ってこねえし、今更ほっだに面白い話もあんめ」

 海里は朱里にもだんごをくらてやりながら、

 「うん、だからな。昔の話さしてやろうと思って。昔の写真現像して持って来た」と言った。

 「写真?」大地が眉根を寄せる。

 「ほだ。おめらの昔の写真。こうアルバムさひっ付けてな、持って来てやったべ」

 そう言って海里は小さなアルバムをテーブルの上に載せた。

 「さすがあんちゃん、準備万端だな」大地が腕組みしながら言った。

 「じゃ、カメラつけっぺ」大河が何やらごそごそとカメラの準備をし、海里の顔が映るようにテーブルの端に設置した。


 「じゃ、始めっぺ。まずは朱里から……」

 そう言って海里はアルバムをめくる。

 そこに現れた一枚の写真には、ベッドの前で小さな女の子が白い粉を頭からかぶったような真っ白い顔と頭をして、それでいて何やら赤だの黒だの、青だの茶色だの、色々な色をほっぺだの鼻だのに塗って満面の笑みで立っていた。

 朱里はとっさに顔を覆う。

 「なんだべこら!」ルアンはそう叫ぶと写真を食い入るように眺めた。

 「こら、朱里が3つぐれえの時だべ。母ちゃんの化粧台さ登っておそらぐは人生初めて化粧した時の写真」

 大地は腕で口元を抑えつけながらどうにか笑いを堪える。

 「俺が小学校から帰ってきたら、なんだが母ちゃんらの寝室からカチャンカチャン音がすっから、なんだべ、と思って覗いてみたら、朱里が化粧台さふん登ってこんなんなってました。慌てて母ちゃん呼びつけたら母ちゃんもたまげちまって、でも大笑いして撮った写真がこれです」

 「こらあ……、なかなかのインパクト……でねえな、貴重な画像だべ」大河が感嘆したように言った。

 朱里はもういいでしょ、とでも言うように赤い顔をして写真を両手で覆う。

 「そんでこの翌週あだりに、父ちゃんが子供用化粧台と化粧品セットみてえなやづを買ってきてましだ」

 ーーもういいでしょ

 朱里がメモを殴り書く。

 「わがっだわがっだ。じゃあ次の写真」

 大地、大河、ルアンは緊張に背を伸ばし始める。

 アルバムをめくると、鈴木家の庭で小さな男の子が池の中に両手を突っ込み水しぶきを立てている写真である。

 大地はとっさに頭を抱える。

 「これは、うぢのじいちゃんが飼ってる錦鯉を捕まえようとしている大地の写真です。これは、幼稚園行き出した頃だから3歳にはなってっかな?」

 「おめ、何やってんだべ」ルアンが呆れたように大地を横目に見る。

 「だってよお、魚がいんだもんよ」弁明の声は弱い。

 「魚っつったって錦鯉だべよ。砂沼さいるブラックバスでねえ。……じいちゃんの錦鯉、いくらすんで?」恐る恐る大河が尋ねる。

 「多分、……一匹数十万はすっとな」

 海里が何でもないように答えたその隣で大地はうずくまる。

 「おれが小学校から帰ってきたら、大地が一生懸命池に手ぇ突っ込んで、朱里に『明日の朝に焼いてもらって食ったらいがべ』とが言ってました。母ちゃんも『池ん中落ちんなよ』とか言って笑ってたから、多分母ちゃんもあんまし錦鯉がいくらとかはわがっでません」

 「おめ、よぐ朱里のじいちゃんにぶっ殺されなかったな……」ルアンが恐々と大地を見つめた。

 「バレたら殺されてるべ……」大地は小さく呟いた。

 ーーおじいちゃん錦鯉とても可愛がってた

 朱里も参戦し、大地がごくり、と生唾を飲み込んだ。

 「じゃ、次の写真」

 ルアンと大河が一瞬緊張した眼差しで見つめ合った。

 ページをめくると、小さな男の子が砂沼の畔でにこにこしながら立っている写真である。

 「なあんだ、普通の写真だべ」大河はほっとしたように言った。

 「そう見えっぺ? でもな、これ、大地のズボンを穿いてんだ」

 「ほっだの兄弟だもの、別に普通だべよ」

 「よぐ見でみろ、このズボン」

 四人は食い入るように写真を見つめる。大河の穿いているズボンには、右ひざに車、左ひざに飛行機、右ポケットにクマ、左ポケットにライオン、多数のアップリケが所狭しと付けられていた。

 「可愛いズボンだべ」大地がそう言ってほほ笑む。「さすがおれのズボンだべ」

 「何言ってんで? こらあ、おめが暴れて破って引っ裂いたところ、引っ裂いたところ全部をおめの母ちゃんが縫ってくれたズボンなんだど?」

 大地はにわかに目を丸くする。

 「木から落ちて破け、自転車ですっ転んで穴さ開げしてってあんまり次から次へ続くもんだから、そのたんびに新しいズボン買うのもせやげで、おめの母ちゃんチクチク縫ってアップリケ付けることにしたんだど。そうでねえといっくらなんでもこっだに華やかにはなんめ」

 「元気なお子さんだったんだべ……」大地が一応自己弁明をする。

 「それで話は終わらねえ。アップリケがいっぱいくっ付いたズボンを大河が羨ましがった。大河は暴れねえしズボンも破かねえ。大河のズボンはまっさらキレイなもんだ」

 そりゃそうだ、とばかりに大河は大きく頷く。

 「でも色々くっ付いたズボンが穿きたくてしょうがねえ。そんで大地のボロクソズボンを穿いて心底満足しきってんのが、この写真だ」

 「なかなか奥が深ぇ」ルアンが唸るように言った。

 大河は顔を赤くして首をかしげる。「覚えてねえんだけど……」

 「見でみろ、この笑顔。……念願のズボンを穿けたいい笑顔だっぺよ」

 そう言われると大河は頷かざるを得ない。

 「……そういやな、俺はあんまり大地からのおさがりっつうもんがなかったんだど。一個しか違わねのに、三輪車も、自転車も、書道セットも裁縫セットも、大地がなんもかんも全部ぶっ壊しちまうから。たしかに母ちゃん、それでよぐ大地に呆れてたべ……」

 大地が俯く。

 「じゃあ、次。これが最後の写真だべ」

 いよいよかとルアンの顔が引き締まる。

 海里がアルバムを捲ると、

 「うおおおおおお」三人の歓声が意図せず揃った。

 夕暮れの砂沼。金色の水面に浮かんだSUPボードにパドルを持ちながら立つのは、子供ながらにスラリとした体躯をし、肩まで伸ばした金髪を風に靡かせたルアンである。

 「何だべこらあ! かっけえにも程があっぺよー!」大地が感嘆する。

 「一幅の名画でねえが!」大河も仰け反る。

 「こら、ルアンが小学校一年生の時、初めて砂沼でSUPをやった時の写真だべ」

 「こらあ……何をどうしたって将来モデル確定だべ……」と大河。

 「こんの筑波山までなんだかいづもよりかっこよぐ見えるべ」と大地。

 「ほだいな。まるでエトナ山とシチリア海に見えるべ……」

 ルアンが噴き出し、しかし四人はしばらくしみじみと幼少時のルアンの写真を凝視した。

 「はい、これで写真は以上です」海里が締めた。


 ーーねえ、私だけひどい

 朱里がそうメモに書いて唇を尖らせる。

 「いや、俺もなかなかだど? 犯罪の証拠写真だべ」

 「まあ、いいでねえが。はい、これがbefore IN YOUR FACEでした」海里がまとめる。「正真正銘砂沼で育ったバンドです」

 「あんちゃんのもなんかねえのかよ」ルアンが問うた。

 「おれ?」

 「ほだよ、あんちゃんのもなんか出せな」

 海里はそうルアンに請われてスマホを手に何やら画像を探し出す。

 「うーん、ほっだこど急に言われてもねえなあ。あ、あった……。ほれ」

 ぐい、と見せつけられたスマホの画面には、この蔵で中学生とも見える海里がギターを弾き、それを笑顔の小学生四人が囲んでいる写真が映し出された。天窓から指す光がちょうど五人を切り取るように照らしている。

 「こら、母ちゃんが差し入れかなんか持って来た時に撮ってくれた写真だべ。おめら今となんも変わんねなー」

 「うん。変わんね」大地が即答する。

 写真の中にいるのは砂沼で育った子どもたち。それを見ているのは世界のステージに立ちながらも必ず下妻に戻ってくる子どもたち。蔵を一歩出ればそこには砂沼。頭上にはいつだって筑波山が見下ろしている。

 その時、重々しい音を立てて蔵の扉が開いた。

 外光を背に、「おお、いだいだ。おめら、今大地と大河の母ちゃんさ梨持ってきてくれたから、呼ばれてけー」と海里と朱里の母親が、梨の盛られた大皿を手にそう呼び立てた。

 「やったー」

 五人の、子供のような歓声が上がった。


(コメント欄)

アメリカ

BABY SHURI!!!


イギリス

SHE WAS ALWAYS A LITTLE PRINCESS

「昔からずっとお姫様だったんだな」


台湾

She stole her mother’s makeup and immediately went ALL IN.

「お母さんの化粧品を盗んで、いきなり全力でやったんだな。」


ブラジル

The confidence. The smile. She knew exactly what she was doing.

「あの自信満々な顔。そして笑顔。本人は完全に『私は何をしているかわかってます』って顔してる。」


カナダ

Shuri covering the photo with her hand is the funniest thing in this video.

「朱里が写真を手で隠そうとするところ、この動画で一番面白い。」


オーストラリア

She went from destroying her mother’s makeup to composing metal masterpieces.

「お母さんの化粧品をめちゃくちゃにする幼児から、メタルの名曲を作るコンポーザーになったのか。」


ブラジル

THAT WAS A KOI, DAICHI. NOT A BASS.

「大地、それ錦鯉だから。ブラックバスじゃないから」


韓国

“It’s a fish.” — Daichi, age 3

「『魚だもん』——3歳の大地」


スイス

THE KOI WAS WORTH TENS OF THOUSANDS?!

「その錦鯉、何十万円もしたの!?」


ポルトガル

Daichi nearly became a wanted criminal at age three.

「大地、3歳にして危うく指名手配犯になるところだった。」


ノルウェー

His grandfather would have ended the metal career before it even started.

「もし祖父にバレていたら、メタルバンド結成前に大地の音楽人生が終わっていた。」


エジプト

Taiga wanting Daichi’s patched pants is SO CUTE.

「大河が大地のアップリケだらけのズボンを羨ましがってたの、可愛すぎる。」


スウェーデン

He wasn’t jealous of the clothes. He was jealous of the LOVE sewn into them.

「服が羨ましかったんじゃない。そこに縫い付けられた愛情が羨ましかったんだ」


イタリア

LOOK AT THAT SMILE. HE WAS SO HAPPY.

「あの笑顔を見て。めちゃくちゃ嬉しかったんだね。」


ドイツ

LUANN?! WHAT?!

「ルアン!? えっ!?」


フランス

HE WAS ALREADY BEAUTIFUL AS A CHILD.

「子供の頃からもう美少年だったのか。」


シンガポール

Future model confirmed.

「将来モデルになることが確定している。」


チリ

That sunset photo looks like an album cover.

「あの夕暮れの写真、アルバムジャケットみたい。」


タイ

Blonde kid + SUP + sunset + Mt. Tsukuba = cinema.

「金髪の少年+SUP+夕暮れ+筑波山=映画。」


モンゴル

So THIS is the guy who helped create IN YOUR FACE?!

「この人がIN YOUR FACEを作ったきっかけの人なの!?」


オーストリア

Kairi is basically their big brother, teacher, guide and founding father.

「海里は彼らの兄貴分であり、先生であり、案内人であり、創設者みたいな存在なんだな。」


フィリピン

I want to hear how he discovered their musical potential.

「彼がどうやって彼らの音楽的才能を見出したのか聞きたい。」


イングランド

They really haven’t changed.

「本当に何も変わってないんだな。」


メキシコ

Five kids in a barn, dreaming without knowing what the future would bring.

「蔵の中にいる5人の子供たち。未来に何が待っているかも知らずに夢中になっていたんだね。」


ベトナム

And now they play Wacken.

「そして今、その子たちはヴァッケンで演奏している。」


アメリカ

From this little barn to the world’s biggest metal stages.

「この小さな蔵から、世界最大級のメタルステージへ。」


ドイツ

I suddenly understand why they always come back to Sanuma.

「なぜ彼らがいつも砂沼に帰ってくるのか、急にわかった気がする。」


ノルウェー

They played Wacken, traveled the world, became famous musicians… and when they come home, they’re still just five kids in a barn waiting for their mother to bring pears. This is why I love IN YOUR FACE.

「ヴァッケンで演奏して、世界を旅して、有名なミュージシャンになって……それでも故郷に帰れば、母親が梨を持ってくるのを待っている、ただの蔵の中の5人の子供たちなんだ。だからIN YOUR FACEが好きなんだ。」


国内ファンによるコメント

「朱里3歳wwwww」


「朱里が写真隠してるの可愛すぎる」


「大地wwwww錦鯉wwwww」


「『魚がいんだもんよ』じゃねえよwww」


「数十万の錦鯉を焼いて食おうとする3歳児」


「大河、アップリケズボン羨ましかったのかよwww」


「大河の幼少期、めちゃくちゃ大河で安心した」


「ルアンだけ写真のクオリティがおかしい」


「幼ルアン、完全にモデル」


「夕暮れの砂沼+幼ルアンは強すぎる」


「これジャケットに使えるだろ」


「海里兄ちゃん、やっぱりこの4人の原点なんだな」


「砂沼の遊び方からバンド活動まで教えてるの凄い」


「IN YOUR FACEの育ての兄貴じゃん」


「荒っぽいけど面倒見が良い、こういう兄ちゃん好き」


「海里がいなかったらIN YOUR FACE存在してないんだよな」


「最後に梨持ってくる母ちゃんwww」


「世界的メタルバンドのオフショット、最終的に梨」


「Wacken出演者、地元の蔵で梨食ってて草」


「『やったー』が完全に小学生」


「この5人、世界で何万人の前で演奏してもここに帰ってくるんだな」


「なんか泣けてきた」

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