生徒会長[氷菓 葵]
「生徒会室前に到着~」
「取り合えず、オレたちが幼等部で演奏していいか、聞いてみるか」
「大丈夫かな?、氷菓先生の口ぶりだと何か問題がありそうだったけど」
立花は不安そうだが音頭は
「ここまで来たんだから、会えばわかるさ、コンコンコン」
口と同時に扉を叩く音頭である。
「こんにちは~、お邪魔しますぅ~」
ガチャッと扉を開けると、
「あら、どちら様かしら?」
生徒が一人、作業をしていた。
「あの、私中等部三年の[祭 立花]といいます、こっちが私の兄[祭 音頭]、幼なじみの[夜空 屋台]、こちらに[氷菓 葵]生徒会長はいますか?」
立花が軽い自己紹介を済ませていく、
「私が生徒会長の[氷菓 葵]ですが、私に何かようですか?」
「そう、ようなんです!」
音頭がまたゼロ距離まで顔を近づける、
「ちょ、音兄ちゃん!」
急いでそれを引き剥がす立花である。しかし[氷菓 葵]は無表情のままである。
「すいません、実は幼等部で演奏会をしたくて、氷菓先生に聞いたら、生徒会長の許可をとってくるようにと言われて」
屋台が説明にはいるが、葵は冷たく言い放つ、
「[祭 音頭]君、貴方は今使っている時間をもっと学業に費やせば、全国模試で上位になることも可能なのでは?」
「む?」
「[夜空 屋台]君、貴方は部活の助っ人でなく、ちゃんと所属すれば全国優勝に導くことも可能なのでは?」
「ん?」
[氷菓 葵]は続ける
「幼等部で演奏会をするより、貴方達はもっと自分達の能力を生かし、学園をよくするべきではないのですか?」




