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12、慰問①

それから数日が過ぎ、この国の事を知りたいとの申し出もありユウタ医師も同行し秋の匂いを感じる景色の中、ヴァレン地方まで赴きました。


馬車の中でハンナは心なしかソワソワとしており、見ていて微笑ましい思いでした。

同乗していたユウタ医師の"鎮痛剤打ちますか?"の言葉さえ聞こえなかったら。




王城から馬車で一日、まず最初の慰問先に到着しました。

ヴァレン地方はヴィッツ・アレス・レジンの三つからなる地域の総称です。

比較的王都の入り口に近い地域、ヴィッツ地域の代表者へと挨拶をし、近況報告を聞き不足の物などの聞き取りを行いました。

それから領民や領地の様子を確認しました。


ぐるりと見渡して、改めて被害の甚大差に眉を潜めてしまいました。


この地域は日照りもそうでしょうが、どちらかと言えば台風の影響が強いようです。

台風で飛ばされた木々や、倒壊した家々。

けれど人々は教会や無事な方の家へとお世話になったり、一部テントを張って暮らしを再開しているように見えます。


子供達の元気に走り回る姿は、この地に住む領民にとっては王家の訪問なんかよりも

活力になる薬となるに違いありません。


今回一緒に着いてきた騎士達と共に炊き出しのお手伝いをしたり、農耕や倒木の撤去作業のお手伝いを(騎士達が)したりと領民と言葉を交わし過ごしました。


「私も田を耕す事なら出来ます!」


との言葉は無視され、カイトに子供達の輪に"姫様が変な事をやらかさないよう、見守りお願いしますね"との失礼な言葉と共に放り込まれてしまいました。


大変失礼な発言にぷくぷくとしていたら子供達に


「おひめさまー おとなのおちごと じゃましたらめっ てぼくたちも いわれたの!

だから いっちょ ここいよ?」


三、四歳程の幼子達に諭され何とも情けない気持ちで消沈。

私も一応、この子達からしてみれば大人の部類になるのですが•••


「皆様、宜しくお願いしますね。私はリアンカと申します。輪に入れて頂けると、とても嬉しく存じます。」


とついつい、幼子達に縋ってしまったのは

致し方ないと思われます•••。

閲覧いただき、ありがとうございます。

誤字・脱字等ありましたら都度訂正していきます。

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