席替えは戦争だった
高校生活はやっぱ青春を全力で楽しまなきゃ楽しくないっしょ!
ーーロングホームルーム
「今日は席替えするぞ~」
先生がその言葉を発した瞬間戦争の火蓋は切られた
「先生!席替えならしっかり話し合って席を決めたほうがいいと思います!」
タイガはここぞとばかりに席を抜け出そうとしている
タイガの今の席は1番前の教卓に一番近い席である
「先生、ここはクイズ形式で早く答えれた人から席を選べるようにしましょう」
レイは一番後ろの窓際の角なのでその席を手放したくないようだった
「先生俺は一番前でもいいのであの二人のバカはほっといてくじ引きで早く決めましょう」
そういうと二人は声をそろえる
「それはだめだ!」
二人とも慌てている様子だった
「ハルは何もわかっていない」
「ほんとです。ハルはなにも分かっていません」
「席替えってのは実質的な戦争なんだよ!」
「タイガの言う通りです」
その二人はなぜかその意見だけはそろっているようだ
「窓際の自由席、教卓前の最前線の激戦区、中央3列目の忍者席、一番後ろの意外と見やすい席、窓際の自習の先生見張り係があるんだよ」
「そうなったら、激戦区だけは避けなければならない」
なぜかタイガが熱弁してくる
「それなら、がんばって引けばいいんじゃ?」
「だって、激戦区って一番前の二席だけだろ?」
「俺はその席を連続で引いてんだよ!」
「その前の席を引く確率は約5%です」
俺は正直どうでもいいと思いながら聞いている
「さて、そこでハルには席の決め方を決めてほしいと思う」
「は?俺?」
俺は急に言われ驚く
「なんで俺がそんなことをしなければ......」
「正直どうでもいいからクジで......」
そういうとタイガとレイが食い気味に言ってくる
「それはだめ!」
「もぉ、わかったよ......俺らのディベートを聞いてどっちの意見を通すのか決めてくれない?」
「俺も、それに賛成です」
俺はまためんどくさいことに巻き込まれたと思いながら話を聞く
タイガは黒板に席のを図をかいて早いもん勝ちでいいんじゃないかといい
レイはみんなで話し合って決めるべきだと言っている
議論はヒートアップしクラスがざわつく
男子からはタイガの案がいいという声が聞こえ
女子からはレイの案がいいと聞こえる
ハル的にはどっちの意見がいいんだよとクラスメイトから聞かれる
「俺はどっちでもいい中立」
「あれ?先生は?」
俺は疑問に思いながら尋ねる
「先生なら長くなりそうだからっていったん職員室にもどったぞ」
「あの先生職務放棄だろ......」
ロングホームルームの終わりの時間が刻一刻とせまる
クラスのざわつきが大きくなる
早くしろよぉ~
時間もったいない
などの声が多くなる
「ハル!はやくきめようぜ、早いもん勝ちでいいだろ!」
「いいえ、みんなで話しあうべきです」
ガラガラーー
ドアが開く音が響き、その音により教室全体が静かになる
「お前らまだやってたのか......」
「ちなみに、めんどくなりそうだったから俺が勝手に決めたからな」
全員が驚いた口がふさがらない
結局一番前の激戦区に俺とタイガ、俺の隣にレイという席になった
「時間かけすぎた......」
「ハル、この後職員室な......」
俺は職員室によばれ、クラスをまとめろと、タイガとレイをしっかり押さえろという理由で怒られ課題が増える
「え?俺が悪いの?!」
そうして俺は課題に追われる土日になったのだった
今回は席替え回でした。今回もあの二人がしっかり暴れていましたね。
そしていつも通り理不尽を受けるハル……報われる日は来るのか。今後に期待してもらえたら嬉しいです!




