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例えば男女比1:30の世界で、例えばそんな世界だからこそ免罪符で女の子に……とかないんだがっ!【選択権はここにあるっ!!】  作者: √宮ハルヒ
第一部

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第34話 風紀委員って機能するものなんだ。

 ああ。ねっむい。

 眠いぜ。

 遅くまでゲームしすぎたなあ。


 ああ。と、気持ちがいいどデカい欠伸あくびを邪魔するがごとく、そうしたら白い息が出たのは正直驚いて、外が何だか寒く厚着をして学校に登校を果たすと、このいら立たしい寒さを助長するように何だが揉めているところがあった。

 はあ。もう勘弁してほしんのだけれど、何一ヶ月でいろんなこと起きすぎるだろ。


 面倒くさいと思いながら、野次馬根性が湧かなくもなく、近づいて一瞥して状況を把握しようとする。


「君たちはちょっとさあ。くっつきすぎなんだよ。公衆の場であるのだから自重することを覚えてください」と後ろ姿だが、一人の生徒が声を荒げている。


 誰にかというと、騒ぎの中心にいるのはあの健全清楚、品行方正の星宮旭その人ではないじゃないですか。

 え、どうした?


 聖人君主が手違いで逮捕される世界線にぶっ飛ばされたのか?だとしたら俺は2回目なのだけれど。


 冗談はその辺にして、別に怒られているのが、星宮というわけではなかった。むしろ間を取り持つ仲人なこうどの役割を果たしていた。


 騒ぎの中心は日御池さんと維川さん。

 あの事件があってから肌身離さずくっ付いているのを見ない日はなかった。いつかはこういうことになると思っていた。


「何です?別にいいじゃないですかぁ」

「そうそう。旭くんは嫌がっていないじゃないか」と彼女らはその人に対してギャーギャーとものを言っているのだ。こんな面倒くさい人たちなのに噛み付くなんて度胸のある人だなあと思い顔ぐらいは見ておこうと俺は若干移動をする。


「あ、あれ?」


 俺は驚いた。驚いたものじゃない。昨日の違和感が怒涛の勢いで呼び起こされたと言っても過言じゃない。


 昨日の女だ。

 昨日提供の時間の時に意図せず出会したあの女とそっくりだった。

 身に纏っているその強気で果敢なそのオーラではななかったが、顔面はその人と同じだった。俺はその衝撃でわなわなと体が震えていた。


「あら。朝から愉快なものね。奥歯ガタガタ言わされたのかしら」と悪役令嬢のような悪どい笑みを浮かべながら、俺に突っかかってきた人がいた。

 季節外れのコートとマフラーを巻いた華月さんが来た。

 今日は寒かった気がする。しかし、そこまでだったかな?そこまで厚着をする必要性もない。どうせ一過性だろうに。


「あれ?異常気象が起こったのかな?」

「何を言っているの?」


 本当に何を言っているのか分からない華月さんだった。

 呆れて目を背けたくなりそうな人を見る目だった。


「華月さん。あの人って誰なんですか?」と俺は脈絡もなくその気になったことを聞いた。


「急ね。もうちょっと会話の段階を踏みなさいよ。もしかしてああ言う女の子が好みなの?」

「いやあ……。違うと言えば、嘘になるけれど……」


 凛々しい感じの人は好きだなあ。と思う。


「へえ……」と痛い視線を感じる。

「だから四季くんは友達いないのよ」と友達が少ない人に言われた。

「まあ。いいけれど……。彼女は風紀委員よ」

「風紀委員……」


 はて。そんなものあったかな。

 委員会ぎめの時体育委員や図書委員のようなものはあったけれど風紀委員はなかったはずだ。


「風紀委員は生徒会とは別の教師陣直属の機関よ。時期護衛官の育成を図るために設立させられた主に男女間の健全な学びとか何とか……。所謂いわば警察機関みたいなものよ」

「へえ。そこに選ばれたってことは優秀だとか」


「そうなるわね。私の元にも来たわよ。そういう通知」

「え、そうなんですか?」

「そうよ。成績優秀者、道徳点の高いものが選ばれるわ」


「彼女は私の次に優秀だったのよ。だから権利が降りてきたの」

「へえ。名前はなんていうの?」


舞賀まいがって言ったんじゃないかしら。次席だったから印象にないわ。はっ」とわざとらしく痰を吐き捨てた。


「辛辣ですね」


「優秀かどうでもいいじゃない。私がどのみち一番だったもの」

「ああ、そうですか」

「でも、彼女の叔父は政治家だったり、現舞賀家の当主だったり、そういう社会的地位は勝てないわね」

「え、当主なんですか?」

「そうよ。あんなんでもよ」


 若い時から家を継ぐなんて実際にそんな人いるんだ……。

 アニメとか創作物の中の話かと思った……。

 まあ確かに継ぎそうなその凛々しさは持ち合わせている。そのオーラはいち一般人な俺であっても丸わかりである。

 

「当主だからこそ、勉強はそうして幼少期の頃からの無理矢理な積み重ねなのか、はたまた彼女が優秀だったのか預かり知らぬところではあるが、まあ私にかかれば一瞬で蹴散らせるわ」

「なんで、そんな敵対的なんですか。だから野次馬して様子でも伺っているんですか?」と冗談半分で言ったら、相当睨みつけられた。


「馬鹿言わないで。今来たばかりよ。邪魔だから退いてくださる?」

「辛辣ー」なのはいつも通りだった。


「あんなものに構っていたら授業に遅れてしまうわ」

「それはそうですね。えっと。今は……」と俺はスマホで時刻を確認しようとした。


 8時。特に遅れるとかそういう時間ではなかった。

 理由もないがぼうっとそれを眺めていた。あれ?待てよ。1月22日?そうスマホの日時は示していた。入学式は4月だったが、されどもそこまで経っていないはずだ。


 俺は疲れているらしい。シュパシュパと目を叩くと、スマホをしまった。

 やれやれ。最近は色々あったからな。

 俺は諦め、先行する華月さんについてついて行くのだった。





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