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7.

 査問とやらが終るまで、憂鬱な日が続いた。結局部屋から外に出る気にはなれなかった。そうして、リュカはやっと無実(?)と証明されて、晴れて自由の身。


 に、なるはずだった。


「住み込みだけは勘弁して欲しいんですけど?」

「うちは住み込みしか雇ってない。」

「じゃあ。他の働き口でいいです。」

「うちのバトラーが履歴には問題ないと言っていた。住み込みの何処が気に入らない?」

「クビになったら即宿無しだからですよ!他の仕事にして下さい・・・。」

「ラモンの所で働いていたという経歴は消えない?しばらくうちで経験を積めばいい。」


 ロランさんがじろりと睨む。文句は言わせないと。

たしかに仕事探しってって言ったけれど。結局この家にそのまま住み込みで使用人として働くとか・・・。

なんで~!

「安心しなさい。一から教えます。」

落ち着いた声が二人の口論に割り込む。

 執務室の椅子に座るロランさん(ここで発覚したのですが、ロランさんは貴族のご子息で、ローランドさんというそうです)その横に白髪の昔かっこよかったんだろうな。という紳士。黒い三つ揃えを着たバトラーのウィルドレッドさんです。

「ウィル?」

ロランさんがリュカの身上調査書を見ていまして、なんか変な顔をされました。

「どうしましたか?」

「ここ。間違っている。」

「どこでございましょう。」

「これ。十五歳って書いてある。十とか十一だろう?」

ウィルドレッドがロランの顔を見て瞠目した、小さい息を吐く。

「違いございません。」

リュカは見慣れた光景を見ている。リュカの故郷の人間は平均的に若く見える。顔の作りが淡泊というか、丸っこいというか・・・。

「十五で?」

「はい。リュカは十五歳でございます。ローランド様。」

ロランは驚きのあまり失礼にも書類とリュカを交互に見た。


 リュカは冷静にやっぱり子供と思われていたかと色々納得した。




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