↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
20/26

番外編1 今昔恋物語①

ホテル猫柳のクリスマスは無事終わり、入クロも猫又になって、ホテルでニューイヤーイベントも済ませて大忙しの私、ナエに宗介様は言った。


「ナエさん、暖かくなってきた事だし西の実家に顔を見せようと思うんだけどついてきてほしくて、犬神の件が終わった事もあっちも分かってるから。


ナエさんを会わせたいんだ」


「分かりました」

なんて返事したけど

(緊張するわ)


そういう訳で3月中旬、私と宗介様は列車に揺られ西の旅館。宗介様のご実家に向かう事になった。


「列車って私、2回目です」

「へえ。花巻の屋敷にいた頃に行ったの?」

「はい。父様の知り合いがいましてどうしても家族も連れて来いと誘われて。

私は観光できなかったですけど」

基本、鈴香の荷物持ちや世話ばかりで観光らしい事はできなかった。


宗介様は私にも家族団らんの頃があったなんて喜ばしい話でも聞けるのかと笑顔だったが私の言葉を聞くと

「ナエさんには悪いけど、あの時クロに暴れさせてよかったよ」

と腕を組みながら答える。


ハロウィンヴィッフェの一件以来、花巻の家の噂は町1番の長者のお家と言われていたが、化け猫を見て襲われたと鈴香が噂をひどく広げたが人々の反応は様々だった。


結局、花巻の人達は頭がおかしくなってしまったのかしらと主婦達の噂になってしまい、更にヒステリーになった鈴香はあれ以来更に猫嫌いになってしままたらしい。


こんな調子じゃ縁談で良い噂が立つか分からないわねと全部ホテルに来た私の住んでいた町の女性客が噂していた事だ。


クロは今回お留守番だ。


(そういえばーー)

宗介様からプロポーズされた時の疑問を私は思い出した。


「宗介様、プロポーズの時の話なんですけどいつから私の事を好いていて下さったんですか?」

「え?気になる?」

「はい!」

早く聞きたいので前のめりになっていると宗介様はまあ落ち着いてと列車の向かい側席にキチンと座るように言われた。


「うーーん、どこから話そうかなあ」

彼は少し考えこんでどこか懐かしむような顔をして話し始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。