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スマート・スタート・ニューワールド  作者: ハニチキン
第一章 ビギンズバースデッド
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第四話 突撃!


「3テイク目だ。僕も彼奴とはもう戦いたくないくらいだよ」


「そもそも戦ったらダメなんですよ。貴女が死んだら誰が時間を戻すんですか」


そうモネとリリスが話している。 何やらどこかに敵が出ているようだ。


「今回はリリス1人で戦ってほしい」


「それを待っていました」


そこにブラウンが割り込む。そしてすぐに言った。


「待て待て、あーしと新入りはどうすんだ?なんの為の戦士だよ」


「ブラウンと香は確かに強いが今回はリリスが適任と感じたよ」


少し考えたあとブラウンは納得し、パーティで街へ行った。リリスが前線に出る。 何やら奴は大声で独り言を話している。


「爆発は芸じゅt…」


「『メモリースタンプ』」


痛みの記憶が奴を襲う。しかし、 奴は怪しく笑い始めた。


「懐かしいな。自爆したときを思い出したよ」


「痛く無いんですか!?」


「慣れてるからね、『エクスプローデッド』」


リリスの目の前に爆発が起こる。


「『バック・リット』」


ブラウンが自己紹介した


「クソ…」


「そんなあーしの自己紹介悪かったのかよぉ!」


「ごめんそっちじゃない」


ーーーーーーーー


私はリリスとモネの会話についていけなかったため、自己流で分析した。相手は爆発魔で、最後には自爆。

私は何かしらの方法で倒しかけたが自爆のせいで意味はなかった。

そしてリリスのメモリースタンプの効果は薄い。どのテイクでもブラウンは爆発を受けても全然生き残っていた。…ブラウンの耐久性ならば。


「ブラウン!」


「なんだ新入り!?」


「行くぞ」


「おお。って!何し切ってんだ!!」


香は風魔法でブラウンを打ち上げる。ブラウンはハンマーを構えて滞空している


「怖さで泣くなよ!怖いなら蜂を顔に刺して恐怖飛ばしてやるよ!」


「あーしに蜂の針は刺さらないけどな!それに逆効果じゃあねえか!」


磁力を爆発魔に作る。奴は気づいていない。ハンマーは鉄製だ。磁力に吸い寄せられる。そして、とんでもない勢いで放たれる。


「ぶっ潰してやらあ!」


奴は気づかない。気づく前に潰れて粉となった。


「らっしゃああ!あーしらの勝利だあ!」


「…爆発も起きないし完全勝利かな!」


そこにリリスとモネがやってくる。


「仕事早いですね。もう何回かループするのを覚悟してました」


「僕にもできないことを平然とやってのける。さすがだよ、ブラウン」


「香さんは、もうちょい早くその策を思いついてください」


「無茶振りするね!?」


「意趣返しですよ」


ーーーーーーーー


爆発魔を倒し、ギルドにそのことを報告したあと、パーティ全員でカフェに行った。

カフェに着き、ガラス張りのドアを開け、ようやく全員緊張の糸が切れたようで安堵している。香はすぐにモネに聞いた。


「この街は、こんなにも強力な敵がわんさか湧いているの?」


「以前からこのレベルの犯罪者が出る事はあったが、今回はあまりにも連続的で流石におかしいと僕も感じているよ」


「ふぇー?このレベルは前からいるの!?やっぱり治安悪いわね。そして全員強いからタチが悪いわ」


するとブラウンが突然何か発見したような顔をして香に言った。


「新入りってよお、もしかしてこの街に来たの初めてなのか?てことはよお、旅行者…無いだろうから旅人か?」


香は悩んだ。異世界から来た事を話すか旅人として通すか。自分では決め切れなかったためリリスに小さな声で相談した。そう小さな小さな声で。聞こえるかもしれないからである。


「リリス、異世界人って事を明かすか、旅人として通すか、どっちが良いと思う?私的には、『どちらかというとはい』か『分からない』が良いと思うのだけど、」


「アキネーターですか!?…はいいとして、異世界人というのは明かさない方が良いと思います」


「理由を聞いてもいい?」


「もしこの会話を誰かに聞かれていたとして、空間系の概念魔法使いがいたら、香さんが元いた世界にソイツが来ることになります。そうなれば、香さんの世界の均衡が崩れて、各国が魔術を欲して争いが起きます。あとはもうお察しでしょう。」


この会話が聞かれるということはありえないことではない。今の街の状態が危険だからである。何よりも…。

香はブラウンの方を向き、質問に答えた。


「私はかなり遠いところから来た旅人だよ。だから街の状態なんて知らねえ」


「やっぱりか!どうよ!あーしの名推理!!」


「そうだな、名推理に喜んでるのはブラウンだけじゃあないらしいぜ!」


香はカフェの入り口を指す。そこには何もないように見える。しかし確実に何かがいる。何故ならガラスの光の反射に何も映っていない場所があるからである。壁も床も何も反射していない部分があるのだ。


「テメエ、ナニモンだ?」


「気付かれてしまったか。しかし、自然現象により気づかれるのなら本望だ。」


「何言ってんだ、テメエ」


「聞こえなかったのか?自然こそが全て、自然こそが愛。私は自然に愛されて愛しているのだ」


「…本当に何言ってんだ?悪いが自然からも嫌われてるんだぜテメエは!真っ裸で土に籠ってれば自然から愛されるぜ!分解されて自然になるんだからよお!!」

今回の話を読んだ香とリリス


「新たな敵の能力、一体何なのでしょうね」


「自然自然言ってるから自然に帰る能力なんでしょ」


「久々に口の悪い香さんが見れて満足です!」


「え、ええ。ありがとう…?」


「次回は遂に戦闘です!お楽しみに!!」

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