二章第七話 バッド・セイド・ロボット
「やはりどこにもいません。これは、香さんの身に何かあったのではないでしょうか…。」
リリス、モネ、ブラウンは路上で話していた。
「王国中を探したけど、痕跡も目撃情報も無しとなると、流石に怪しいね。バック・リットを使って無理やり探すしか」
「それでいけるのならいいのですが。多分無理だと思います。」
「どうしてだい?」
リリスは路地の影になっている場所を指して言った。
「彼処に、私達をずっと尾行していた奴がいます。途中でメモリースタンプを使いましたが、一切効きませんでした。恐らく、生物ではない」
「なんだって?」
影からロボットが現れる。ロボットのスピーカーから、タラソフォビアの声が聞こえ始めた
「ええ、私達の組織を晒しあげた愚か者のパーティ様御一行に良いことを教えてあげましょう。守仁・香は私が殺しました。あなた方もそうなりたくなければすぐに王城の『オーパーツ』をここに持ってきてください。優しく殺してあげますから。」
「はあ?あーしらがそんな重要な物の住処を知ってるっつーのかよッ!!何よりその前に、お前が潰れて解明できねえオーパーツになるんだよッ!粉々になりなッ!!」
ブラウンがハンマーを振り翳しロボットを打ち砕いた。すると上空からホテルの何倍もの大きさの大きなロボットが現れた。
「それでは死になさい」
ロボットは口から追尾式ミサイルとビームを放ち、背中から大量のロボット兵を垂れ流している。
「『スタック・ライト』」
モネがロボット兵を全て綺麗に斬首し、ビームを真っ二つに割った。
「次は私の版ですね。『フラクタルエレクトロ』。早く朽ち果てて死になさい!香さんの仇です!!」
魔法陣がたくさん現れてミサイルを破壊する。そして同時にロボットに強力な磁力を付与した。
「潰れろッ!最高の罰をお前に与えてやるッ!」
ハンマーはロボットを打ち壊しロボットは完全に破壊された。
「…この程度の奴が香に勝ったとは思えねえよ」
「ですよね。あまりにも、弱すぎる」
すると天から数十体の同じロボットが現れた。
「待て待て流石にこの量はヤベエよ!!」
ミサイルが放たれる。モネはスタック・ライトでかわし、ブラウンはハンマーで跳ね返し続け、リリスはバリアを張って凌いでいた。しかしその量の多さに、挫きかけようとしていたとき、それは飛んできた。
風の斬撃だ。数体のロボットを一撃で破壊した。
「『ウインド』。よかった。間に合った。あとはこのアルが、幕を引く。」
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「後は任せて。」
ベリアルが指をロボットに指すと水がロボットを貫きその水に電気を流して故障させた。
ロボットがベリアルに大きな腕を振りかざすとベリアルは拳でロボットを破壊した。ミサイルがたくさん飛んでくるも突然一箇所にワープして爆発し壊れた。
「なんだ?今の能力は!私のミサイルをどうやって収集させたんだ!?」
「教えない」
「待て!まだ情報を得終わってないしオーパーツを手に入れ」
「待たない」
ベリアルは風魔法を使い宇宙の星の破片をロボットに落とした。その衝撃で少し地震が起きた。
「さて、終わり。と思いたかったんだけど」
ベリアルが空に立ち辺りを見回す。王国にロボットが大量発生し破壊活動を続けていた。ミサイルが飛び舞い、銃弾が飛び交う。一般人には対抗できるはずのないロボットの大量発生。王国では審議が加速されているだけで騎士団と冒険者任せである。その中でも強力なモネ一行ですらピンチに陥る状況に、ベリアルは焦りを感じていた。救わなければならない数が多すぎる為である。そしてとある陳腐な考えが突然頭に浮かんだ。
「このロボット。もしかして敗北セリフまで入れてた?」




