二章第三話 パーティ!!
「本日はパーティにお集まりいただきありがとうございます!!感動で!!泣きそうです!!ああ、こんなにも濃い魔力…。強者共が集まってるって感じがしてとても!!とても良い気分です!!」
「ミカエル。気持ち悪すぎて一周回って清々しいよ」
ここは王城。現在進行形で例の、強者を集めたパーティが開催されている。勿論、異世界に来て三日の香でもわかるレベルの有名人だらけだった。
昨日たてた作戦の中にパーティでの行動は無いが、強者と知り合いになっておくのは万が一のときに役立つからといい、ファエルが過去このパーティに参加した人物とかなり実績を持っている人物を集めたデータを元に参加者を予想し予習を受けてきた。香は視線を辺りに送らせる。見覚えのあるガタイの良い男性を見る。
「騎士団団長ビルト・フットス。私が初めて会った犯罪者以外の実力者。やっぱり参加してたか。後でお礼しとかないと」
別の方へ視点をズラす。そこにはドレスを着た黒髪で黒の瞳の華奢な少女がいる。
「勇者ナチュア・シンボラム。魔王を討伐した英雄。と言う割にはフレンドリーらしい。偽名説も色んなところで出ているとか。なんていうか、日本人っぽい。私と同じ、日本人っぽいッ!後で好きな漫画聞こ」
また別の方へ視線を移そうと後ろを見るとすごい目でベリアルが見ていた。
「キョロキョロしてる。緊張?知り合い探し?」
「大体そんな感じで合ってるわ。こう言う場慣れないのよ。知り合いがいたら安心するでしょ?」
「うん。安心する。それで。このアルでよければ一緒に周る。ミカエルは興奮しすぎて熱中症になった。」
「どういうこと…? 知恵熱みたいな…?」
「考えるだけ無駄。」
「それで王女が務まってるのが不思議だわ。」
香とベリアルは談笑しながら色んな人のところへ歩き始めた。最初にビルトのところへ行った。香がビルトの前へ行くとビルトはすぐに香のことを思い出した。
「久しぶり。元気してた?私はクソみてえな奴とばっか戦ってて最悪な日々が続いてるぜ。カメムシが顔に止まったときくらい最悪だわ」
「お久しぶりです。活躍が続いているようで何よりですよ。守仁さん。そして、ベリアルさん」
「久しぶり。できれば、いやできなくてもベリちゃんと呼んでほしい。」
「ホントそこだけは突き通すわね」
ビルトは少し困った顔をするもすぐ優しい笑顔をした。
「考えておきます」
「む。逃げた」
少し近況を話した後また会おうと約束し、香とベリアルは次にナチュアのところに行った。
ナチュアは他の人と話していたが、こちらを見てすぐに笑顔になり、会話をいい感じに切り上げてこちらに来た。
「ベリちゃん!久しぶり。元気してた?それと、ええっと香さんだっけ。王女様から聞いたよ〜」
「なら話が早いわ。はじめまして、守仁・香よ。一般女子高生だわ。」
そういうとナチュアは分かりやすく驚き、目がキラキラしはじめた。そして香のそばに寄って、耳に語った。
「後で話そう?多分、同郷でしょ?」
「Yes, I am!」
バーン!!
「証明が早くてビックリ!」
するとベリアルが拗ねながらこちらに近寄ってきた。
「このアルはまだ久しぶりすら言えてないから、香、交代」
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ある程度人を巡った後、ナチュアと2人きりになった。ナチュアはすぐに聞いてきた。
「今何年生!?ウチも高校生なんだけど、今三年生なの」
「私はまだ2年よ。先輩。」
「久しぶりに先輩とか言われたよ!!嬉しい〜。」
「ところで、一つ聞きたいことがあるわ。好きな漫画は何?あと好きな音楽の種類。そして、きのことたけのこどっち派なのッ!?回答によっては敵だわッ!!」
「好きな漫画は某呪いで戦う漫画よ。好きな音楽の種類はクラシック!特に『エリーゼのために』が好き〜。そして、たけのこ派ッ!!ここは譲れないッ!!」
香は安心した表情になった。その表情を見てナチュアも警戒をといた。互いにミスを犯さなかったと安堵したからである。
「私もタケノコ派だわ。好きな漫画は某波紋やスタンドで戦い、いくつかの部がある漫画よ。好きな音楽は処刑用BG…これ以上言うのは何故か良くないと思ったわ。だから伏せさせてもらうわ。」
「別にいいよ!それじゃあ、仲良くしようね!日本人同士!」
「ええ、勿論だわ。」




