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はるか傍らの少女  作者: つづら日和
第二章 転校生
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4、兄弟と姉妹

 あぁ…話がトントン拍子に進んでいく。


 僕は、このメンバーで遊ぶところを想像した。

 丸山さんと僕はまだ喋ったことがないしから、気まずいし。律ちゃんはカエラちゃんと陽希の関係を見てピリピリしている。ソーヤはカエラちゃんがいるだけで使い物にならないし、陽希はきっと暴走する。

 …カオスだ。

 なんで、カエラちゃんはこんなに乗り気なんだ。


「次の週って!三連休じゃんっ!近くの遊園地行こうよっ!」

 …カレンダー…恨むぞ。

「流石に遊園地は…

「「いいねっ!」」

 カエラちゃんと律ちゃんの声がハモった。

 律ちゃんがカエラちゃんを睨んで、フンっ!と鼻を鳴らしそっぽを向く。

 

 遊園地はたしかに近い。

 大したことのない大きさではあるが、ジェットコースターと観覧車…など、どこの遊園地でもありそうなものは一通り揃っている。

 小学校の学区が丸山さんと一緒でなければこんな事にならなかったのに…それに妹がいるなら「マル」である確率もかなり低い気がする。

 

 今、小4達が僕を蚊帳の外にして会話している。

 …遊園地行ったらまずどこに行こうか?…の相談らしい。

 手遅れだな。


 分かったよ。もう、

「丸山さんがいいなら行こうか…遊園地。」

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