第41話 「森の実習は、だいたいろくなことにならない」
正直に言うと森での実習って時点で、嫌な予感しかしない。
だってこれまで、
・魔族が出る
・陰謀が出る
・命が減りかける
だいたいこの三点セットになっているんだけど、まぉ、それでもお母様の特訓よりはマシなんだよね。
お母様は手加減できないからね。私の超回復もお母様のせいなんだよ。本当に
この予感もあって、光魔法の応用であの伝説の名作、キューティー○ニーの物質変換装置の変換は光魔法で再現できたのだ。しかも、あのレンポウの悪魔という鎧は、光魔法の相性がよく、完璧に再現できたんだけど、ハ○ーフラッシュと唱えると一度裸になってしまうので、かつて、厨二病のDT喪男だった私でも流石に恥ずい。
あの伝説のアニメブルセラムーンの「ムーン・プリズム・パワー・メイクアップ!」は長いし、「ピピルマピピルマ」も長くこれも裸になるので、辞めた。
よって、○戦士、ウイング◯ンの「チェイング」をしたんだけど、これだと別の鎧が使えない。
そして、サムライ◯ルーパーの「武装!!レンポウの白い悪魔」とした。流石、日本サン◯イズ、相性も良いのでこれにした。
文武両道なお姫様方の警告
「……忠告しておくわ」
低く、凛とした声。
振り向くと、エリザベート様。
火属性を――しかも無詠唱で操る化け物……じゃなくて天才。
隣には、氷の槍を自在に放つイザベル様。
二人とも剣を携え、魔法だけじゃなく剣術も一級品。
正真正銘の文武両道。
「最近、ユリアンの周囲が騒がしい」
「……嫌な匂いがする」
イザベル様が静かに言う。
「王位争いに、魔導派閥……それに、あの一派」
……プーチンチン。
あ、口に出してないよ?
心の中だけ。
「守る覚悟があるならいい。でも――」
エリザベート様の視線が鋭くなる。
「巻き込まれる覚悟も、しておきなさい」
私は肩をすくめた。
「いつものことです」
二人は顔を見合わせて、ため息。
「……だから、心配になるのよ」




