小谷周平が恋バナに参戦!
小谷君が来てから、あっという間に20時だ。
ユージの父が、小谷君はじめ皆に言った。
「小谷君が来てくれて、彼と投げ合ったアキラ君、打席で死闘を演じたユージが何かの縁でこうして再会できた。
自分が見るかぎり、これは一生の友となるチャンスだ。
小谷君、アキラ君、カナちゃん、そしてユージとリコ。今日は家で徹夜してもいいから共に過ごしてくれないか?
小谷君のご両親には私からお願いするから、ぜひ泊まってほしい。」
小谷君
「え、いいんですか?ありがとうございます。合宿でしか泊まったことなくて、こうしてお泊りデートしたかったんです。夢のようです。」
みんな思った。「お泊りデートじゃねえよ」
小谷君の天然はやはり全国区だった。
ユージのスエットをアキラと小谷君に貸した。手足が短い。皆笑う。
なぜか奈央子も泊まることになり、美香のスエットを着た。手足が短い。
恥ずかしいわ。でもユージの家に泊まれるなら我慢する。
奈央子
「これ短いかしら?」
小谷君
「みじけーよ」
皆の腹筋が崩壊した。
奈央子
「もー、みんなして。」顔が真っ赤。
ユージ
「いや、大丈夫。すごくかわいい。」
全員
「はいはい。」
鈴木家はなぜか、お泊りの準備をしてきた。ま、布団を持ってきてくれたので、良しとした。
小谷君がまじめに聞いた。
「ところで、ユージさ。中野高校戦で、8本ヒット打たれたんだ。甲子園も含めて最も打たれたんだよ。」
ユージが
「実はマネージャーのおかげなんだよ。周平の配球とか研究して。あと速球に対応できるよう、いろいろアドバイスしてくれてさ。」
小谷君
「え??そうなの?」
リコとカナは嬉しそう。
小谷君
「リコちゃんとカナちゃんは、よく野球知っているね。ソフトボールでも?」
首を横にふる二人。
小谷君
「まじ?ヤバい。」
驚く小谷君。二人の頑張りを知ったとき、彼は二人に、表彰状もんだねと最大級の賛辞を贈った。
リコとカナはうれしかった。小谷君というより、見てる人は見ているんだということが。
タブレットを見せながら、ユージの新しいフォーム、アキラのトルネード、修正点など、リコが熱をこめて話した。
小谷君は更に驚いた。ここまで真摯に取り組むとは。
そして時折見せるリコのかわいらしい笑顔とマネージャーとしての真剣な顔とのギャップに、生まれて初めての感覚を覚えた。。
大人たちは先に寝ることになった。奈央子も大人だ。
5人になったところで、
小谷君が、
「ねえ、好きな子の話とかさ、しようよ。王様ゲームやりたいな。憧れてたんだよ。合宿では疲れてすぐ寝ちゃってさ。」
みんな
「それ、恋バナだろう。周平、日本語覚えないと恥かくぞ。」笑い
「じゃあ、ウソ厳禁ね。恋バナ大会~」
小谷君
「アキラとカナは付き合ってるの?」
カナ
「うん」
小谷君
「え?やっぱり付き合っているんだね。おめでとう。そう思った。」
カナ
「え~と、結婚の約束してます・・・」
小谷君
「え?マジ?やばくない?」
カナ
「アキラがどうしてもって、おかあさんの前で言うから。」
(別章で詳細書きます)
小谷君
「え?ちょっと待て。じゃあ、ユージとアキラのお母さんも婚約しているの?」
ユージ
「婚約はしてないし、コクっても、コクられてもいないよ。」
アキラ
「ユージ、かあさんが好きなんだろ?」
小谷君
「え?え?まじ?」
「ユージ君、手握った?」
ユージ
コクリ。真っ赤。
カナ
「えーっ、チューは?」
ユージ
「ん~。それはない。」
一同 ウソー
小谷君
「アキラ、俺、頭混乱してる。お母さん呼んで来い!」
アキラ
「OK。これは母さんに聞かないと。」
起こされた。
眠い。
みんな
「ウソ禁止縛り恋バナ大会~」
え?なになに?起こされて頭がぼーっとしているわ。
カナ
「おかあさん、ユージくんとちゅーしましたか?」
奈央子
「絶対にしていない。」
ユージを除くみんな
「えー、怪しい~」
奈央子
「抱きしめただけよ。」
「キャー」「おいおい」
ユージ
「奈央ちゃん、もー、ばれちゃったじゃん」
みんな 大笑い
小谷君
「ユージ、そうか。おれ、だれにも言わないよ。」
ユージ
「もうばれてんじゃん!」
爆笑
リコ
「じゃあ、小谷君は、気になっている子とかいるの?ウソ厳禁よ」
小谷君
真っ赤になって、小さな声で
「リコ」
・・・・・・・




