表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【サイドストーリー】高身長ショートカット38才シングルマザーが、プロ野球入りを目指す高校3年生のぼくを好きになった  作者: @FITabc


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/5

小谷周平が我が家に来た!

話は遡って、アキラ、ユージ、そして小谷周平が、高校3年生の夏。


この物語に欠かせない小谷周平の話をする。


場面は、全国高等学校野球選手権大会、愛知県予選。

アキラ、ユージ達の中野高校と、小谷周平がいる知多医科大学付属高校。


愛知県予選優勝候補の最有力。

愛知私学四強のなかでも頭ひとつ抜けていると言われている。


その理由はピッチャーの小谷周平だ。188センチ80キロの体から投げ下す速球は150キロ台で、変化球もいい。


高校屈指の本格派ピッチャー。

プロ注目、ドラフトの目玉。


しかし、これが可愛いい顔をしていてナイスガイ。


あだ名は「怪物きゅん」。

のちに”うれへい″と呼ばれる。


オリジナルで知ってる方もいると思うが、あらためて小谷君の紹介をする。


ユージとの死闘を制し、その後甲子園に出場。

甲子園で優勝を果たす。


小谷君は、甲子園での被本塁打はゼロだったが、予選で唯一、ユージに本塁打を打たれた。

しかも、渾身のストレートを。


そして、この対戦中、ユージが、小谷君との試合中、大けがをし、ユージが忘れられず、彼の自宅を突然訪ねたことから、彼らの友情が始まった。


大会が終わった9月。

ピンポーン(ユージの家のチャイム)


ユージの自宅には、奈央子とアキラが来ている。


名門エヌエヌエス東海野球部監督が、うちに来て欲しいとのことで、アキラとの面談を所望している。

奈央子はうれしさ通り越して、大変驚いた。


ユージも先に声がかかっているので、話を聞きたいと、慌てて駆け付けたからだ。


小谷君

「突然、すみません。井伊君の状態が心配で、来ちゃいました。で、道に迷ってしまって。ご飯時にすみません。」


チャイムに反応して美香が出た。


「えー!なんでー!」と大きな声。

まぁ、入ってください。ユージいるから、どうぞ!

見てたわよ。テレビ。優勝おめでとう。


ん?なんだ?


アキラよりひと回り大きく見える。


ユージ、アキラ

「小谷くん!」


「ユージ君、アキラ君。こんにちは!会いたかったよ。肩は大丈夫?」


3人はすぐに打ち解けた。


小谷君

「川伊くんの怪我がずっと心配で。」


気さくな男だ。


奈央子は小谷君を見て、

「わあ、かわいい顔してるわね。」とユージにだけに聞こえるような声。


察したユージ

は?奈央ちゃんさー、なんで小谷君をずっと見てるの?とこころの声。


奈央子

わざとユージを無視し、小谷君と話す。


キャー

と大声で叫ぶユージの妹リコ。中野高校野球部マネージャーで、1年生。


「小谷君だ!何でいるのー!」。


もう、リコは目が星に。

これが小谷君とリコの出会い。


少しして、ピンポーン。


鈴木さん、来たわ。と美香。

鈴木さんとは鈴木カナ。リコと同級生で、中野高校野球部マネージャー。

リコと二人で学年1、2位を争う才媛。そして親友同士。


カナとその両親も駆けつけた。


全員揃ったところで、小谷君を囲みそれぞれの自己紹介が始まる


はじめまして。野球部マネージャの鈴木カナです。アキラ君の許嫁です。

許嫁?高校生だろっ。小谷君のツボにはまる。


奈央子です。アキラの母で、ユージの許嫁です。

小谷君、めちゃくちゃうける。

そらあかんがな。高校生をたぶらかすおばはんやろ。


美香です。賢一の許嫁です。

これまた受ける。

もう結婚してるがな。


小谷君はお笑い好きで、陽気な好青年だ。


打ち解けるのも早い。


リコです。小谷周平の許嫁です。

は?

一瞬シーンとなる。


本人を前にして、そりゃ場が凍るわな。これは冗談としてはちょっとひどいな、はよ寝ろ、と皆が思った瞬間、

一人だけ大きな声で笑う小谷君。ツボにはまり笑いが止まらない。


リコは小谷君の優しさに救われた。

というより、小谷君が勝手にツボに嵌った。


ここでベタなボケかますとは。そのとぼけた女子高生らしからぬ昭和のお笑いセンスを鑑みて、おかしくておかしくて大笑いをしてしまった。


小谷君は、身体も大きいが顔がかわいいギャップ萌えだ。

人懐こく、お笑い好き。


しかも方向音痴で、ピンとぼけ(または天然のズレ)。笑いの視点も相当ずれてる。

いわゆる世に言う天然。


高校球界NO1ピッチャーとなった小谷君がモテないわけがない。


どうせ可愛い彼女いるんだろうなと、超軽い気持ちでリコは続けざまに聞いてしまった。


「小谷君は彼女いるの?」と。


おい、リコ失礼だぞ、ウソ厳禁縛りの恋バナじゃないから無理して答えなくていいぞ、早く歯を磨いてねろという声が聞こえてくるが、


小谷君

「いえ、いません。交際を禁止されていたわけではないですが、野球に集中しすぎて、そんなことも忘れていました。」


ときっぱり言う。


めっちゃかっこいいじゃん、この男!



続きは次の章で。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ