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かくしてダルフ村の平和は守られることとなった。その者筋肉の衣を纏い伝説の守り手と畏れられた少女がまさか観光気分でこんなところへ来ていると思わなかったろう魔王軍幹部の男は、いつも通りエルフ少女のマッスルトレーニングという名の拷問を受けている。
やはり平和が一番だと噛みしめた。
「この子とお友達になったよ!」
「なってないから! ぜんっぜん友達になってないからぁ!」
嬉しそうに友達を小脇に抱えるエルフの少女と、精一杯命がけで否定するダルフの少女。これも少女達の青春の一ページだろうと微笑ましく見守ることにするが、少なくとも五百歳は年上でいつまで若いのか。




