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日帰りはエルフ少女の体力があればできなくはないが、そうなるとまた少女の背にしがみつき、少女の超高速歩方「走るのははしたないので歩く」という妄言によって時速数百キロもの豪風に晒されることとなるので、今日はダルフの村に泊まることとなった。
旅の危険は常に傍にある。覚えておこう。
ダルフ村に突然魔王軍幹部を名乗る男が現れた。手始めにここの村を襲撃し彼ら捕まえ魔力を来るべき人間との戦争へ有効利用しようというのだ。何故他の村ではなくこの村を狙ったのか問うと、伝説上で普通のエルフの村には筋肉の守り神がいるから迂闊に手を出せないという。
私はそっと少女を見た。




