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筋肉エルフ  作者: 平乃ひら
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 跨がられたドラゴン曰く。

「あの子が大空に興奮して太股に力が入るとな、その部分の硬質化した鱗が罅入るねん。どういう筋力なん? 二度と乗せるのはごめんや」

 とのことだった。だが彼には働いてもらわねばならない。彼女が知的生命体を食すという逸脱した行為を行わないようするために……。


 少女の父親だという男性が現れた。エルフの年齢は見た目とまったく合わないことが多いのだが、その男性はある意味年相応に中年男性のそれで、少女の父親だけあって筋骨隆々である。彼はこちらに頭を下げて、頼んできた。

「娘に勝つ方法を教えてくれ」

 天地創造より難易度の高い頼まれ事だった。


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