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人生逆転ダンジョン ~無職期間は経験値、転職回数はスキル数~  作者: サアロフィア


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10/11

10話 魔法騎士と魔法陣スキル

「ボクの手助けがいるときは教えてね」


「ありがとう、強敵が出たらお願いするわ」


マミカは、お金、お金とつぶやきながら、ダンジョンモンスターをぶった切っていた。

魔法はほとんど使わなかった。


『やはり、ストレス解消には、直接殴るのがいいんだろうな』


マミカは1か月分の生活費に相当する金貨を稼いだ後は、経験値を選んでいた。

見ているだけのボクも同じパーティとして、戦闘報酬が手に入った。

でも、経験値にはならないので、金貨を選んだ。


さらに、しばらくすると...


「ゆきお様、レベルがあがりました。

スキル選びについて、教えてください」


ボクがマミカのウィンドウをのぞくと多くの選択肢があった。


「職業は、絶対いま流行りの魔法騎士ですよね」


「そうだね。良い選択だと思うよ。最初に使うスキルをどれにするかだね」


「やっぱり、魔法陣ですよ。味方にバフを、敵にデバフをかけるスキルが欲しいですね。この中から、それに近いスキルはありますか?」


ボクは、リストを見た。


【サキュバスレイヤー】


半径10mの魔法陣を描く。魔法陣内に入ったダンジョンモンスターのオスたちと、人間の男性たちから元気を搾り取り、自分の元気にできる。

ただし、満たされていたり、理性が高い個体には効果が無い。


「この【サキュバスレイヤー】がマミカの希望に近いと思うよ」


「そうね。いいと思うわ。

でも、サキュバスと元気が指すものって、あれよね?」


「そうだと思うよ。

マミカ、あと5分くらいで近づいてくるパーティがいる。

見つかると面倒だから、移動しよう」


「わかったわ。

その前に、スキル習得だけはさせてね」


「移動の方が先だと思うけど」


「スキルを習得する前に、戦闘になったら、宝の持ち腐れよ。

すぐ済むって」


「もう、知らないよ」


マミカはスキルを身につけた。


「コマンド つよさ を見る」


なまえ まみか

レベル 51 / 888 MAX

たいりょく 52

ちから 36

すばやさ 80

まもり 36


経験値 0年1月


スキル 1/7 MAX


①魔法騎士 サキュバスレイヤー


「やったね! ゆきお様のおかげよ」


「おめでとう。じゃあ、早く移動しよう」


ボクたちが移動しようとすると、いつの間にか囲まれてしまった。

4人パーティが3組、全員男性だ。

ニヤニヤと嫌な笑いを浮かべている。


「おい、にいちゃん。そこの綺麗な姉ちゃんを置いて、どっか行けよ」


「断る!」


「こんなダンジョンの奥までは俺たち以外は誰も来ねえよ」


「逃げるよ!」


12人の男たちは、時計の数字のような配置で、囲もうとしてきた。


「隙間があるうちに急いで逃げよう」


マミカが小声でささやいてきた。


『ゆきお様なら、余裕で勝てるでしょ! どうして、逃げるの?』


ボクは小声で答えた。


『できる限り、殺したくないんだよ』


マミカは不思議そうな顔をしていた。


ボクたちを取り囲んでいた男性たちのリーダーが笑い出した。


「その美しいお姉さんは、少し頭が足りないみたいだな。

でも、その方が都合がいい。

 みんな、一斉にかかれ!」


ボクは、もう全員、倒すしかないと思った。手加減はするけれど、大怪我をされてもいいやと開き直った。


迫りくる敵の男性12人全員が、ボクたちの半径10m以内エリアに立ち入ったとき、マミカはニヤリと笑った。


「【サキュバスレイヤー】」

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