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9-3 お散歩2


髪などは自分で拭けたが、着替える服がないと思っているとお母さんが洋服を渡してくれた。


(こういうことも分かっていてやったんだ、酷い。)


お母さんの酷さを感じつつ着替える。


気を取り直して家を飛び回る。


大浴槽を出ると通路のような場所に来た。


とりあえず1番大きな扉がある奥の方へ行く。


「そこはリビングだよ。」


かなり広くて、屋根が木の葉っぱだけでできている。


形は丸くて、先程入ってきたドアの他にもう1つドアがあった。


今度はそこを開けようとゼロ・グラビティを使おうとしたけど、開かなかった。


「その扉だけは特別製だから魔法が効かないしそれに、鍵がないとあかないのよー。

成人したら鍵をあげるから今は我慢しなさい。」


成人は14歳だからあと13年。


(成人になる前にこの扉を開けてみせる!)


お母さんの言いなりになるのはなんだか嫌だったのでそう心に留めておく。


リビングからまた廊下に出ようとしたが、扉を開けた先は廊下ではなかった。


「ほら、外に行ってご飯を食べようね。」


ぐううぅぅ、と音が聞こえてきた。


「トールもお腹すいてきたみたいね。

見渡しのいい場所に行こうね。」


そう言って歩き始める。


私やトールがついてこれない、なんてことは考えてないみたいだ。


でも、私もお腹がすいていたのでついて行く。


着いたのは開けた森の中にある湖、でも普通のものではなかった。


誰かが湖の上で舞っていた。


「ソフィー久しぶり。」


「ご主人様、お久しぶりです。

あ、そちらはお子さんですね。私は水の精霊ソフィと言います。」


手を挙げて挨拶をしておく。


今思ったが、水の精霊と聞こえた。


「ご飯を食べる前にこの子達になんの適性があるか教えてくれないかな?」


「わかりました。」


「じゃ、前に出て。」


お兄ちゃんが先に前に出た。


すると淡い光に包まれて記号や文字のようなものが出てそれが消えた後、ソフィという精霊が頷いた。


「すごいですよご主人様、炎、氷、大地の3つです。」


「確かに3属性はすごいわね。それじゃあ次はエマよ。」


私もその精霊の前に出る。


「それじゃあ、、」


お兄ちゃんの時と同じように私の周りにも淡い光が出てきた。


「師匠!すいません休日に、ですが緊急事態なんです!」


急にお母さんの耳についていたアクセサリーから声が聞こえた。


「何があったの?」


私は驚いているけど、2人はまたか、という感じで納得している。


「あれってなに?」


「あれは通信用のアーティファクトです。

あれを使うことで遠くの人とも話すことができます。

そして今話しているのは多分ご主人様のクランの人からでしょう。」


「へー、そうなんだ。」


自分の知識を増やしている間にお母さんは話し終わっていた。


「ごめんね、少しだけここで待っててね、すぐに戻ってくるから。」


申し訳なさそうにしながらなにかつぶやくとどこかへ消えてしまった。



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