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YAJU &U  作者: フービィ


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7/15

逝キスギィィィィ!

 三浦(MUR)先輩は、よろめきながら立ち上がった。

斧で乱雑に切り掛かる。伏死見(ふしみ)は冷静にいなす。

余裕の表情で語り始める。


「お前は武器を使いこなせていない。その武器は本来そう使うものではない」


「痛みを受ける覚悟が足りない!」


長年、客の寿司(かた)を握ってきた筋力が三浦の装甲(アーマー)を打ち砕く。


三浦が目を閉じて告げる。


「お前はすっかり勝った気になった。日焼けも戦いもぬかった方が負ける。それを教えてくれたのはあなただ!」


伏死見の腹部から桃色の閃光と共に、槍が突き出る!


貴様(マス)!裏切りおったな!光の世界の者に加担するとは…」


苦い表情の中には、安堵が垣間見えた。それはマスも同じであった。

争いが止んだ事を喜ぶかの様だった。瘴気が消え、禍々しい傲慢なオーラは消えた。


「すまぬ。騎士の甘い言葉に惑わされた。もうサロン店を続けられる体ではない」


いつもの無欲な話し方に戻った。

薄れゆく様に消えながらも続けた。


「その斧は、自らの痛みを快楽(ちから)へと変換することができる、セナル・アックス…。この日焼けを楽しめる世界を頼んだ」


最期の瞬間だった。


ヤリマスは叫んだ!自らの苦悩と後悔を乗せて。


「ンァァァァァ!師匠!逝キスギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!ンニィィィィィィ!」


伏死見の体を強く抱きしめた。不思議と、伏死見の体が意思を持って動いた様に覆い被さった。


悲痛な叫びが厨房(キッチン)に反響した。残された紅茶(アイスティー)の水面が静かに揺れる。


次回『セナル・アックスに込めた想い』いいよこいよ!

いいよこいよ

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