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家族の愛で精騎士は『すっごい』力を手に入れた。
これは孤独な戦いではない。戦闘は苦しいはずだが、遠野達は会話を中断しなかった。激しい痛みと快楽に耐えるには、肉体の臨界点を超える必要がある。
「先輩?気持ちいいっスか?」
「あぁ、いいっスねぇ」
「ヌッ!フッ!フッ!ああああああぁああああぁぁあああああああああ
あ!!!!!!」
先輩の掛け声と共に快楽を集中させ、巨人に向かって解き放つ。
「ンニィィィィィィ!」
巨人は、感じたことのない、自らを否定する快楽を受け、悶絶した——。
しかし。木村の意思は強かった。崩壊した肉体は再構築され、その巨大なネクタイは輝きを増した。快楽さえも、吸収された。
精騎士が絶望したその時、
「あっそうだ(唐突)」
遠野に迷案が浮かんだ。
野獣先輩に耳打ちした。
精騎士は、早漏の如くの速さで巨人の顔の直前に到達し、急速に精力充填をした。それは野獣の咆哮と共に起こった。
「胸にかけて胸に!」
「ンァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
凄まじい叫びだった。魂の悦びを感じた。
巨人は顔面に愛の結晶を受け、昇華された。
木村も、愛を受け、巨人から開放された。
闇の泉は急速に勢いを失い、世界は再び均衡を取り戻し、三人の勇者は、祝福の光を受け、意識を失った。幸せそうに、重なり合って倒れていた——。
次回『まぁ多少はね?』いいよこいよ!




