迫真!家族の聖の裏技
巨人は愛に飢え、ひたすら破壊の限りを尽くす。
それに立ち向かう家族がいた。
彼らは血こそ繋がっていない紛い物だらけの家族。だが、その愛はホンモノだった。
今この瞬間。彼らの大切な家族の一人が愛を見失って悲しみの咆哮をあげている。
心を合わせて渾身の一撃を喰らわす、家族。しかし、閉ざされた彼の心は開く気配がない。
全てを恐れ、嫌い、巨人は全てを破壊する勢いで両腕を振り回した。
伝説の斧『セナル・アックス』さえ通用しないこの状況に、流石の家族も絶望しかけていた。
突如!三浦に電流が走った。
そう。伏死見との戦いで摂取した稲荷からの糖分が彼の脳を活性化させたのだ。
脳裏に浮かぶあの言葉。
(お前は武器を使いこなせていない。その武器は本来そう使うものではない。痛みを受ける覚悟が足りない!)
違うそこじゃない、、、
(痛みを快楽へと変換することができる…)!!
そうだ。
「そうだよ(閃き)!そうだったんだ!」
美しい貝を拾った少年のように、三浦の目は輝いていた。
セナル・アックスを手に、ゆっくり鈴木先輩に近づく。鈴木先輩も気がついたように、彼に背を向け、尻を突き出した。
「先輩!これが俺達の愛の力です!」
「ンァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!——」
美しい、そして目の眩むピンク色の光と共に、先輩と先輩は心だけでなく、身体も通い合った。
愛の力だ。
僕も真似するように。いや、欲望に正直に一体化した。
野獣の咆哮を挙げ、僕らは一体の精騎士になった。
愛の力から生み出された力は、凄まじい速度を生み、
未来だけを見て走り出させた!
次回『114514』




