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巨人
デデドン(巨人誕生)
大地は凄まじい悲しみの咆哮をあげる。
——それは、痛み。悲しみ。嫉妬。妬み。孤独。
木村の全ての負の感情を代弁しているようだった。
木村は、気を失い、泉の中へ、深く、深くへと落ちていった。
すると、心の穴が埋まるように、
産声が起き、空間を引き裂いた。
巨人誕生だ。
心の中の野獣を押さえた鈴木先輩は言った。
「すっごい。大っきぃ」
「おっそうだな…」
「先輩。マズイですよ」
それはもはや日焼けによる暗さではなかった。心の闇を全面に押し出したかの様な。
全てを否定する漆黒の体だった。
顔にあたる部分には、逆三角状の切れ目。そこから伸びる、願いを書く短冊に似た形の帯が光を放っていた。
——そう。まるで巨大過ぎるネクタイだった。
遠野達、日焼け家族はもう何も恐れはしなかった。
本当の愛を知ったから——!
次回『迫真!家族の聖の裏技』いいよこいよ!




