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ダンジョンマスターのおしごと

めちゃくちゃ遅くなってすみません。<(_ _)>


しーしーちゃんの語尾ですが、まだ迷ってます。

今話では、しーちゃんの初期案を採用してます。

コレは! というご意見がありましたら、感想欄でお知らせ下さいませ。


 ――まずは縦穴というか階層を増やさないとな。

 俺は作業に集中する為に、本体へと意識を戻す。 ぷーちゃんABは元通り1つになり、後には少しばかりグロくなった人形(ドール)が残った。 かわいそうな気もするが、いつも通り部屋の隅で体育座りさせておく。


 俺は【メニュー】を開き、階層を追加する為の設定を行う。 1つの階層の高さは2~20メートルの範囲から選択出来るようだ。 後々変更する事も考え、高さ5メートルの階層を積み上げ、途中に高さ20メートルの階層を挟むことにした。

 200メートルの縦穴は、入口のある階を1階とすると、地下1階~地下20階までをぶち抜いて作ることにした。 これは後から改装出来るようにする為と、イザという時に途中で封鎖出来るようにする為だ。

 各階層の高さは基本が5メートル、途中に20メートルの階層を5つ挟んでいる。 階層間の床の厚みを加えて都合200メートルの縦穴になる見込みだ。

 新しい居住スペースは更にその下。 地下21階層にする。


 早速、地下1階を増設する。 部屋(風呂場)のカスタマイズをした時もそうだが、どんなに形を変えても物音ひとつしないので実感が湧かないが、マップ画面を見ると確かに1階層増えており、今いる部屋が自動的に最下層(地下1階)に移動していた。

 そのままどんどん階層を増やし、地下5階まで作ったところで、階層間を繋いで確認する。 トラップの落とし穴を弄って、高さ=階層間落下、大きさ=床を端から2メートル残した全て、逆行(下から上に昇る)=可能、に設定。 床全てを落とし穴にすることは出来なかった――階層としての条件を満たさないようだ――為、逆に壁がせり出すトラップを使い、地下2階以降は常時壁がせり出している状態とすることで対応した。


 設定が完了したところで、実際に「眼」で確認する。


「ふえ~、本当に縦穴になってるですよー。 しかも穴が開いてるのに下が見えないですよー」

〈思ってた以上の意地悪な縦穴になりそうだな〉


 そう。 普通の穴なら明かりを投げ込めばある程度は下の様子が見えたり、小石を投げ込んで深さを確認したり出来るが、迷宮の階層をまたぐことで、異なる階層には光も音も届かなくなるのだ。

 ただ、俺の「マップ画面」やクルも持ってる「龍眼」だと、そんな縛りも関係なく上から下まで見通せた。

 実際にしーしーちゃんに階層をまたいで行き来してもらったが、問題ないようだ。


 一通りの確認が済んだので、作業を再開して地下21階まで一気に設定して造ってしまう。 縦穴の一番下は旧大部屋を更に大きくしたドーム状の部屋にする。

 大部屋の周囲を回るように通路を設け、繋ぎの小部屋を介してコア部屋の再配置、およびリビングや寝室、そして大浴場といった居住施設を造っていく。

 また、1階の天井から上にも2階~5階までの小さい部屋を造り、落とし穴で繋いで龍形態のクルがそのまま出入り出来る為の入口も造った。

 最上階の天井はすり鉢状の吹き抜けで、部屋には煙を充満させるトラップと、マグマの幻影を配置し、外からは火口に見えるようにカムフラージュしている。

 最上階、2階、地下20階の床には扉――直径8メートル程の円形で、カメラの絞りのように開く――を設けている。

 階層間は必ず「通路」で行き来出来ないといけない縛りがあるが、この扉がある階層間は、この扉が「通路」となっており、それ以外は縦穴の外側に螺旋階段を設けている。


   ̄l ̄(__∞__)

       ̄l ̄(__∞__)


「ちょっと! 戻ってきたら島が火山になっててびっくりしたじゃない!!」

「あ~、ゴメン。 造りながら思いついたんで先に言えなかったんだよ」

「上空を回りながら待機してたら、いきなりクルちゃんが火口へ真っ直ぐに突っ込んでくんだから、もう完全に死んだと思ったわよ!」


 ――むしろその状況でクルの背中から飛び降りなかったのが凄いと思うんだけど。


「クル? 入口の話、キリンにしてなかったのかい?」

『おうちがどんなになったのか、はやくみたくて~。 おねーちゃん、ごめんなさ~い』

「もう……しょうがないわね。 (うえ)ではたっぷり楽しませてもらったから、おねーちゃん許しちゃう」

『またいっしょにおさんぽしよー!』

「はいはい。  (う~ん、実際は) (高速ジェット) (コースター) (だけどね~)


 大まかなレイアウトが完了し、後は内装というところで、クルの『おうちにはいれないよ~?』って声が聴こえ、元の入口から入れなくなっているのに気付いて、上から入れることを伝えたのだ。


「ところで……」

「ん?」

「龍に変身したクルちゃんが、角にパンツを引っ掛けてるんだけど……何がどうなってそんな事になってる訳?」


 ――ん?


「クル? 前は着てる服をリボンにしてたよな?」

『うん。 だけどー』

「だけど?」

『もとにもどったときに、はだかんぼだったでしょー? それでいっぱいれんしゅーしたんだけど……』

「なかなか服が着れなかったのか」

『うん。 ぱんつがさいごまではけなくてー』

「わかった! 皆まで言うな」


 ――これ以上聞いてはいけない。 そんな予感がした。


「それで、どうしたの?」


 ――こら、キリン!


『ぱんつをはくんじゃなくて、かぶってるっておもいこんだらー』

「うまくいったのね。 でも元に戻った時も被っちゃってると……」

『そーなのー』


 ――やっぱり…… つまりあの――竜王の迷宮へ行った――日、クルの(なか)に入ったまま、龍化時に服といっしょくたにされたんだが……当時俺がリボンと思っていたのは、最初から(・・・・)パンツだったということだ。 ははは……


「ちょっと? いきなり落ち込んでどうしたのよ?  (絵に描いたような) (orzじゃない)

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