35 令和JK、異世界の現実を見る
「なに、自己紹介しろって? めんどいなぁ……」
私は、鈴木恵子。
日本って分かる? あっそ。
日本の首都、東京の高校に通ってた現役JK。
文句ある?
え、二話続けて一人語りはやめろって?
うっさいわねぇ。
仕方ないでしょ。
そうなっちゃったんだから。
プロットの生まれを呪うといいわ。
だいたい、この世界に来たくて来たわけじゃねーし。
◇
あの日は、いつものくだんないホームルーム中だった。
担任がどうでもいい話してて、クラスの連中も半分寝てて、私もスマホいじってて――そんな時。
いきなり、教室の床が光った。
しかも、めちゃくちゃ派手に。
「キターーー!!」
とか、一部の男子が叫び出してさ。
いや何が来たんだよ、うっせーなって思ってたわけ。
何人かは慌てて教室から逃げようとしてた。
でも扉が開かないの。
ガンガン叩いて、パニックになってる奴もいた。
私はもちろん、スマホ回したわよ。
その時の映像?
あるわけないじゃん。
こっち来て確認したら消えてたし。
つーか、もうバッテリー切れてるし。無理無理。
で、次に気づいたら――変な部屋の中。
石造りの、いかにも異世界ですって感じの広間。
その周りを、鎧着た兵士みたいなのがぐるっと囲んでてさ。
あれは普通に怖かった。
こういう時って、普通なら教師が代表して状況確認するじゃん?
なのに、あの中島のバカ。
「異世界転移! お約束キター!!」
とか、一番テンション上がってんの。
役に立ちやしない。
仕方ないから、委員長の雪菜が代表して話を聞いたの。
一部の男子が盛り上がってて、マジでウザかった。
で、結局なんなのかっていうと。
胡散臭い責任者っぽい貴族――ダマムテサネ伯爵とかいう奴が出てきて、
「この国は表面上は平和に見えるが、実は悪の帝国である」
とか語り始めた。
なんでも、かつて主君筋だった国を乗っ取った邪悪な帝国らしい。
政府は腐敗。
良識ある貴族や民衆は虐げられ。
秘密警察みたいなのが常に監視していて、人々は怯えて暮らしている――とかなんとか。
そして。
「民の願いを聞き届けた“反逆と解放の神トリックスター”が、伝説の転移者の力で帝国を打倒せよと神託を下した」
らしい。
……うさんくせぇ。
絶対ウソだろ。
その顔、その話し方、その芝居がかった態度で信用できるわけないじゃん。
そう思った瞬間、頭の中に何か浮かんだ。
《モデル候補:下っ端悪役D》
……は?
なにそれ。
後で聞いた話だと、転移者とか転生者は、この世界に来た時にジョブを与えられるらしい。
私のジョブは《画家》。
で、そのスキルが勝手に発動して、デッサンモデルとして“参考例”を表示したらしい。
今考えると、めちゃくちゃ正確だった。
なのに男子連中と一部の女子、テンション爆上がり。
バカじゃないの。
普通、元の世界に戻せって言うでしょ。
雪菜がちゃんと抗議してたのに、誰も聞いちゃいない。
ダマムテサネ伯爵は、綺麗な水晶玉を持ってきて、
「皆さんの適性を確認します」
とか言い出した。
で、一人ずつ水晶に手を置いて、頭に浮かんだジョブを申告していく流れになった。
盛り上がり組は大喜びで並んでた。
「勇者だ!!」
「賢者キター!!」
「私、聖女! 逆ハーじゃん!」
「剣聖だぁ!!」
「ネットスーパー最強!!」
とか騒ぎまくってる。
一方で、
「なんで俺が荷運びなんだよ!」
「植木職人ってなんだよ!」
「助駒師ってなによ! 私女よ!?」
って落ち込んでる奴もいた。
でも私、そこで変な事に気づいたの。
《勇者》《聖女》《賢者》みたいな派手ジョブじゃなくて、
《戦士》《弓兵》《忍》とか。
《薬師》《建築》《ネットスーパー》《錬金術》みたいな生産系の奴らにだけ。
男子ならエロい格好したメイド。
女子ならイケメン執事。
そいつらが近づいて、何か話しかけてる。
露骨すぎん?
しかも、そいつら全員アクセサリー持ってるの。
ダマムテサネ伯爵がニコニコしながら言った。
「皆さまは、こちらの言語が自動で理解できるようになっています」
「ですが、読み書きはできません」
「安心してください。この魔道具を身につければ、読み書きも可能になります」
はい、もう怪しい。
めちゃくちゃ怪しい。
その瞬間だった。
佐々木が叫んだ。
「みんな付けるな!!」
空気が止まる。
「それ、隷属魔道具だ!!」
「付けたら逆らえなくなる!!」
「それに、こいつ魔族だ! “邪神の下僕”って鑑定に出てる!!」
次の瞬間。
佐々木が殴り飛ばされた。
首が、変な方向に曲がった。
女子の悲鳴。
兵士が武器を抜く。
メイドも執事も、一斉に動く。
ダマムテサネ伯爵が、静かに手を上げた。
「一人二人減っても構わん」
「少々痛めつけろ。隷属の魔道具を付けさせろ」
終わった。
マジでそう思った。
でも、その瞬間。
ダマムテサネ伯爵の部下が吹っ飛んだ。
何が起きたのか分からなかった。
見れば、雪菜が赤いオーラを纏って暴れてる。
後で聞いたら《狂戦士》のスキルだったらしい。
責任感の塊みたいな奴だったから。
佐々木がやられて、隷属までされそうになって、完全にキレたんだと思う。
兵士を殴り飛ばしていく。
でもさ。
雪菜、お嬢様だったじゃん。
格闘技とかやった事ないでしょ。
スマホより重い物持った事ないでしょ。
なのに、手から血流しながら戦ってた。
見てられなかった。
気づいたら私も椅子振り回してた。
他の生徒も集まり始めて。
怯えてる奴。
泣いてる奴。
戦おうとする奴。
もう滅茶苦茶。
壁は壊れるし、人は倒れるし。
でも、いつの間にか私達、戦えない奴らを囲うみたいに立ってた。
雪菜なんてボロボロなのに、まだ立ち上がろうとしてた。
この時知らなかった。
《狂戦士》が死ぬまで戦い続けるって。
許せなかった。
勝手に誘拐して、奴隷にしようとするなんて。
反抗しただけで、こんな目に遭わせるなんて。
徐々に包囲の輪が狭くなってくる。
みんな、力の使い方なんて知らない。
それどころか、喧嘩すらした事ない奴ばかりだ。
なのに、必死に椅子を振り回して。
泣きながら、それでも逃げずに立っていた。
追い詰められて、逆に頭が冷えてくる。
……何人かいない。
中島も。
《勇者》だって叫んでた小山も。
《賢者》って自慢した田中も。
どこにもいない。
身の安全を考えて逃げたのだろう。
多分、それが正解だ。
でも。
残された側からすると、勘弁してほしかった。
くそ。
ここで佐々木みたいに殺されるか。
それとも奴隷にされるか。
ふざけんな。
令和の現役女子高生、なめんじゃねぇ。
「来るな!! みんなに指一本触らせないぞ!!」
叫んだのは、もう一人の《勇者》。
松平だった。
キモオタで、いつも教室の隅にいたあいつが。
震える手で、必死に剣を振り回している。
動きなんか滅茶苦茶だ。
完全に素人。
でも。
少なくても今のお前は、勇者だったよ。
それでも――どうしようもなかった。
そして。
追い詰められた、その時。
屋根が吹っ飛んだ。
今度はなんだよって思った。
でも次の瞬間、
見てしまった。
吹っ飛んだ、瓦礫の上に立ってた。
赤髪の女。
全身から、雪菜とは比べ物にならないオーラを放ってた。
それを見た瞬間。
ダマムテサネ伯爵が逃げた。
でも次の瞬間には、頭掴まれて壁に叩きつけられてた。
何も見えなかった。
マジで。
気づいたら、兵士全員転がってた。
数秒もかかってない。
で、その赤髪の女が、こっちを見た。
「まだやるか?」
……終わった。
絶対逆らっちゃいけないタイプだって、本能で分かった。
ちなみに、その人。
今の私達の先生。
アンリ先生。
いやマジで怖いのよ、あの人。
なのに、松平さぁ。
「みんなは僕が守るんだぁ!! 僕は勇者だぞぉ!!」
って叫びながら突撃したの。
それに釣られて、何人かの男子生徒も飛び出した。
「意気や良し」
アンリ先生が、ちょっとだけ感心したみたいに呟いた。
そして。
瞬殺。
うん、本当に一瞬だった。
私なんか、何が起きたのか全然見えなかったし。
で、それを見て思った。
……あ、ここまでかって。
なのに雪菜。
押さえつけていた女子達を振り払って、また突っ込んでいくの。
なんでまだ動くのよ。
顔なんか血だらけで、息も荒くて、立ってるだけでも限界そうなのに。
「ほう、《狂戦士》か。怒りの精霊に取りつかれておるな」
アンリ先生がそう言いながら、雪菜の攻撃を軽く躱す。
本当に軽く。
まるで子供を相手にしてるみたいに。
そして、そのまま雪菜を優しく抱きしめたんだ。
何かを耳元で呟く。
すると、さっきまで暴れていた雪菜が、急に力を失ったみたいに静かになった。
さっきまで雪菜を押さえていた生徒達が、慌てて駆け寄る。
「案ずるな。怒りの精霊は沈めた。もう大丈夫じゃ」
「しかし、“怒りの精霊”とは……話に聞く200年戦争以来ではないか」
「おい、手当を急げ!」
気づけば、いつの間にか大勢の騎士達が部屋に入ってきていて。
ダマムテサネ伯爵や、その部下達を取り押さえていた。
神官っぽい人も来て、雪菜に手をかざす。
「雪菜に触るな!!」
思わず叫んじゃった。
だって、もう誰も信用できなかったから。
でも、アンリ先生が優しい声で、
「治療魔術をかけるだけじゃ。落ち着け」
って、私の頭を撫でてくれた。
魔術。
そっか。
ここ、魔術あるんだ。
医者じゃなくて、魔術で治すんだ。
――そうだ、佐々木。
佐々木だけじゃない。
他にも倒れてる奴がいた。
「ねぇお願い!! 佐々木も助けて!! 他にも!!」
分かってた。
他の奴はともかく。
佐々木は、もう……。
怖かったけど、佐々木の所へ行った。
やっぱり。
首が曲がっちゃいけない方向に曲がってた。
同じクラスだった。
でも、ちゃんと話した事なんかなかった。
ただの顔見知り。
なのに。
こいつが、皆を助けようとしてくれた。
自然と涙が出た。
嗚咽も止まらなかった。
一緒に来た奴らも泣いてた。
そんな私達の様子を見て、アンリ先生が近づいてくる。
そして、佐々木の傍にしゃがみ込み、口元に手をかざした。
「……まだ生きておる。かすかじゃが、息しとる」
その言葉に、慌てて涙を拭いて佐々木を見る。
でも、どう見ても助かる状態じゃない。
「仕方ないのう。これは禁呪に近いんじゃが……ミレディ、力を貸せ」
そう言って、アンリ先生が何か唱え始めた。
ミレディ――後のミレディ先生も、アンリ先生に手をかざして、同じように詠唱を始める。
すると。
アンリ先生の体から、とんでもない圧が溢れ出した。
さっきまでとは比べ物にならない。
空気が震えてる。
息が詰まる。
その状態で、アンリ先生は佐々木の首に手を添えて――。
正しい位置に戻した。
嫌な音がした。
思わず目を逸らしそうになる。
でも。
「これで大丈夫じゃ。まったく、世話をやかせるのう」
アンリ先生は平然と言った。
「衛生兵、こっちもじゃ。“リザレクション”を使こうた。慎重にな」
……リザレクション?
復活?
死者蘇生できるの、この世界。
「死んどりゃせん。かろうじて生きとったから、間に合っただけじゃ」
「死者蘇生なぞ、神々ですら滅多に起こさん奇跡じゃよ」
そう言って笑った。
その笑顔は、さっきまでと違って優しかった。
でも私は、その時やっと理解した。
この世界、本当に“異世界”なんだって。
その後は、怪我人が多かった事もあって。
なにより、アンリ先生に勝てる気が誰もしなかったから。
私達はそのまま帝宮に連れて行かれた。
そこで事情聴取。
別に隠す事なんかなかったから、全部話した。
逃げた生徒が何人かいる事を告げた瞬間、大騒ぎになったけど。
その後は、
「まず体を休めろ」
って言われて、事情聴取もしばらく中断。
その後は、
重傷だった雪菜や佐々木を除いて、私達はこの世界や帝国について教えられた。
やっぱり、ダマムテサネ伯爵は魔族。
しかも邪神とか、“トリックスター”とかいう神の信者だったらしい。
今頃どこかの地下で、《太陽神》の使徒に取り調べされてるとか。
日本と違って、この世界。
神様が普通に干渉してくるらしい。
まぁ、異世界拉致とか魔術ある時点で今さらだけど。
元の世界に戻してくれ。
当然、皆そう頼んだ。
でも。
「そのような魔術は存在せん」
って言われた。
神々なら可能かもしれない。
でも、無限に広がる世界の中から、
元の世界を探すだけで数百年かかるだろう――って。
つまり。
ここで生きていくしかない。
なんとなく分かってはいた。
でも、改めて言われるとキツかった。
家族にも。
友達にも。
誰にもお別れ言えてない。
もう二度と会えない。
泣いてる子もいた。
なのに、喜んでる奴らもいる。
マジで意味分かんない。
でもそいつら、この世界。
冒険者ギルドとかないって、
モンスターやダンジョンが出たら、各国が即攻略するって、
魔族も“邪神の狂信者”扱いで、勝手に倒すと逆に問題になるらしい。
その説明を聞いた瞬間。
《勇者》《聖女》《賢者》で喜んでた連中の顔、めっちゃ曇った。
さらに追い打ち。
《勇者》とか《聖女》なんて、普通にそこら辺にいるらしい。
《剣聖》や《賢者》も、熟練度とスキル育成が超大変。
むしろ、《戦士》みたいな基本職の方が育てやすくて強い事も多いんだって。
だから、ダマムテサネ伯爵が本当に欲しかったのは。
《勇者》じゃなくて。
《戦士》《弓兵》《忍》。
それに。
《ネットスーパー》《薬師》《錬金術》《建築》。
そういう“実用的なジョブ”。
しかも、転移者や転生者はジョブ自体が強力らしく。
存在そのものがトラブルの種になるんだって。
だから、逃げた教師や生徒も探し出して管理下に置く必要があるらしい。
「場合によっては戦争になる」
ってまで言われた。
いや流石に盛りすぎでしょって思ったけど。
《ネットスーパー》持ちで逃げた黒木。
あいつ、めちゃくちゃ確保優先度高かった。
経済破壊。
無限物資製造。
悪人に捕まって悪用。
……過去の事例付きで説明された。
前例あるんかい。
何やってんだよ過去の転移者。
この世界、絶対おかしいだろ。
「じゃあ、どうやって生きていけばいいのさ」
誰かが怒鳴った。
そしたら。
「帝国の管理下で生活してもらう」
って。
つまり、飼い殺し。
ふざけんな。
ここ数日、そんな話ばっか。
流石に怒る奴も出てきた。
でも。
そこでアンリ先生登場。
ひと睨み。
全員黙った。
いや無理。
逆らえる空気じゃない。
そして。
「我が名は、アンリシア・ヴァレリア・ソルヴェイン・エーテリア・アステリア」
って名乗った。
長い。
覚えられない。
だからアンリ先生でいいよね。
第一皇女って聞いた瞬間、一部男子が。
「これは身分違いの恋!!」
「成り上がりイベント!!」
とか騒ぎ始めた。
次の瞬間。
壁が吹っ飛んだ。
どうやら、その手のギャグは嫌いらしい。
そして私達は、否応なしに帝国学園へ入学させられた。
この世界の常識を学べ。
力の制御を覚えろ。
この世界で生きる術を身につけろ――って。
全員寮生活。
監視付き。
……もう、やんなっちゃうわ。
え、話長い?
次回に続くだって?
ほんとメタ発言ばっかね。
師匠のニューワールド講座㉛
転生者と世界のセキュリティ編
「師匠」
『なんですか』
「転生者とか転移者って」
「この世界、やたら多くないですか?」
「そんな簡単にできるもんなんです?」
『本来はできません』
「ですよね!?」
『ですが』
『この世界』
『構造的にガバガバなのです』
「嫌な言い方!!」
『そうですねぇ……』
『ヴァルナさん』
『昔いた会社』
『部署、沢山ありませんでしたか?』
「あったなぁ」
『この世界に例えるなら』
『第一事業部に』
『邪神やトリックスター達』
『第二事業部に』
『六大神達がいます』
「会社で例えるのやめろ」
『そして、それぞれの事業部が』
『“会社のセキュリティカード”を持っています』
「うん?」
『つまり』
『自由に世界へ干渉できるのです』
「うわぁ」
『好き勝手に事務所へ出入りし』
『勝手にファイル開いて』
『勝手に人材送り込みます』
「最低だこの会社!!」
『おかげで』
『会社――つまりこの世界のセキュリティは』
『ガバガバです』
「知ってた」
『そして』
『その隙を突いて』
『外部存在まで侵入してきます』
「外部存在?」
『エイリアンですね』
「急にSF!!」
『二百年戦争もそうです』
『第一事業部』
『つまり邪神・トリックスター側が』
『転生者や転移者の大量召喚を許可した結果』
『次元に無数の穴が開きまくりました』
「迷惑すぎる」
『その穴を塞ぐ為に』
『第二事業部――六大神側が総動員』
『そのせいで』
『対応が遅れました』
『結果』
『二百年戦争へ発展しました』
「うわぁ……」
『チーター同士が』
『二百年殺し合ったのです』
「字面が最悪」
「いやでもさ」
「そんな危ないなら」
「セキュリティカード取り上げればいいじゃん」
『……』
『あのですね』
『第一事業部は』
『親会社からの出向組です』
『第二事業部は』
『現地子会社社員です』
「……あっ」
『わかりますね?』
「逆らえねぇ……」
『はい』
『なので』
『多少暴れても』
『“まあまあ穏便に……”』
『となります』
「会社あるあるみたいに言うな!!」
『ちなみに』
『六大神達が比較的まともなのは』
『“この世界そのもの”に責任があるからです』
『現地社員が多いですからね』
「胃痛役だ……」
『一方』
『邪神やトリックスターは』
『“面白ければヨシ!”』
『な感じです』
「最悪!!」
『まあ』
『そのおかげで文明発展した部分もあるのですが』
「複雑だなぁ……」
『ですので』
『ヴァルナさんも』
『これ以上、次元に変な穴開けないでくださいね』
「俺そんな危険人物扱いなの!?」
『クリスタル山持ちが何を言っているのですか』
「ぐうの音も出ない」




