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新魔王がいい人すぎたせいで世界秩序が崩壊しだす  作者: 進藤尚典
〜第2章〜女戦士蹂躙
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〜第1話〜魔王喰いの女

「ラミアよ次のお前の任務だ」


 椅子に座った男が目の前の直立不動の女に対して言った。

 ラミアとよばれた女は、女性というにはまだあどけなさが残っていたが、少女というには表情にまるで無邪気さがなかった。


「知っているな、インボイがゾゾリマに征服された」


「はい」


「魔王レロンが死に、ゾゾリマは窮地にたったかと思われた。しかし、新魔王は想像を絶する魔力と獰猛さを持っていた。即位して1日で、ほぼ単身でインボイに攻めこみ、魔王オレステスを半殺しに、しかもそれだけでは飽きたらず、インボイ中の獣人を殺してまわったらしい」


 男は神妙に言う。


「このままではゾゾリマに他の魔族の4国も滅ぼされるかもしれない。そうなれば当然次の標的は、われわれ人間だ。もし、他の魔族の国が対抗したとしても、その抵抗の影響が我々にも出てくるだろう。明らかにこの新魔王は世界のバランスを壊す者だ」


「……」


「もう、ここまで言えばわかるな。ラミア、お前の次の任務はゾゾリマの新魔王レオンを殺すことだ」


「はい、かしこまりました。ハースト団長」


 ラミアは表情をひとつ変えずに言った。

 ジング傭兵団の団長、ハーストはつくづく恐ろしい女だと思った。

 これだけ恐ろしいことを指令したのに、少しも動じていない。

 が、それは当然のことだと思い直した。

 そういえばこの女は、魔族を、そして魔王を殺すためだけに生まれ、殺すためだけに育てられたのだから。


「さぁ行け、【魔王喰い】よ」


 ハーストは久方ぶりにラミアをその名で呼んだ。

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