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彼らと神  作者: そこけせ
チュートリアル
9/12

05 初めての対人戦

PvP多めです。

 実際に戦う場面になると、雰囲気が変わる人も多い。

 パイクはその類だったらしい。全身鎧に金属製の大盾、右手には刃が長い大剣を持っている。だが、それにしては柄が長い。おそらくだが剣槍だろう。


 相手は準備万端だ。こっちも用意しておこう。

 投げ斧を周りに浮かべ、手斧を右手に持つ。そういえば、今思うのもなんだが技能の説明を見ていなかった。だが、今から言える雰囲気では無い。あとで確認しよう。


「準備出来たー?」

「ああ」

「こっちも」

「おっけー」


 ルイは観客席から確認を取ると、懐からゴソゴソと笛を取り出す。


「じゃあ、いざ尋常にー」


 互いに構える。


「勝負!」


 言い合えると同時に笛を吹く。静かな闘技場に甲高い音が鳴り響く。


 そして笛と同時に、


「《大盾の突撃(シールドチャージ)》《突撃(チャージ):(ランス)》」


 仕掛けて来た。

 直線で突撃してくるパイクを、横に跳んで避け、通り過ぎた後ろ姿めがけて斧を投げる。

 想定していたのか、方向を変え大盾で斧を受ける。

 しかし斧が大盾に刺さったせいか、戻ってくる勢いで、少し体勢を崩すパイク。

 いいこと知った。今のうちに投げまくる。

 斧は、次々と大盾に突き刺さり、少しずつこちらに寄ってくる。

 もちろんパイクも、この状況を座して待つはずもなく。


「《大盾の突撃(シールドチャージ)》」


 突っ込んで来る。

 斧が戻る勢いも、後押しにしかなっていない。

 取り敢えず斧を一丁投げ、手斧を握り締める。


 飛んでいく斧を避け、そのまま突き進んで来るパイク目掛け、手斧を振り下ろす。ついでに蹴る。

 手斧は大盾に突き刺さるが貫通はせず、蹴りの勢いで動きは止まるが、体勢を崩すには至らない。

 さっき投げ、戻って来た斧を掴み、回転しながらパイクを狙う。

 しかし大盾を斜めにされ、斧の軌道を変えられる。

 そして、斧が滑っている大盾を上げられ体制を崩されてしまう。


 更に大盾の下から、


「《効果付与(エンチャント):刃よ渦を巻け(スパイラル)》」


 剣槍が飛び出してきた。

 辛うじて刃に当たるのを避けるが、左脇腹が抉れる。恐らくだが、当たり判定の拡張が効果だろう。

 脇腹から鈍い感覚が伝わる。痛みではなく、何かが当たった感覚が。VR特有の感覚だ。

 何とか大盾から手斧を引き抜き、パイクを蹴り飛ばす。


 多分、このまま脇腹を放って置いたら、死ぬのでは無いか。失血死かなんかで。本棚が言っていた。

 ただでさえ不利な状況に、時間制限が加わった。

 まぁ、喜ぶべき状況かもしれない。何と言ったって、玉砕覚悟で突っ込める。最悪の手段だが。


 取り敢えず手斧を握り締め、突っ込む機会を伺う。

 少なくとも、相手が時間稼ぎをする事は無さそうだ。

 腰を低く構えている。恐らく突撃する体勢だろう。


「《大盾の突撃(シールドチャージ)》」


 やっぱり。

 今度は正面から受け止める。つもりだ。

 タイミングを見計らい、蹴りを繰り出す。

 その時、


「《大盾の一撃(シールドバッシュ)》」


 大盾に触れた右脚が潰れる。思わず、左脚で後ろに跳んでしまった。

 右脚は、脛の半ばまで潰れてしまった。立つ事すら危うい。手斧は振れなさそうだ。

 もう玉砕覚悟で突っ込もう。


 いきなり走って来た私に虚を突かれたのか、少しの間フリーズするパイク。

 しかし直ぐに剣槍を構え直し、此方に向けてくる。

 そして其の儘両者は交差するーーー





 事はなく、私は大盾を潰れた右脚で蹴り飛ばす。

 後ろによろけるパイクに詰め寄り、手斧を突き出して、刃が首に食い込むその前に、剣槍でぶった斬られた。

Q:スキルってどんな感じなの?

A:一定時間速度上げたりとかが殆ど。

 あくまでも補助の役割が強い。

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