-01 準備も大事
独り言多めです。正直読まなくて良いです。
「よし、セッティング完了」
VRマスクと本体や付属機器の配線を繋ぎ終わる。
久しぶりにフルダイブをやるから、ちゃんと確認しておかないと。プレイ中に何か起きてからじゃ困るだけだから。
本当はそんな程度じゃ済まないけど。
「最近画面のやつしかやってなかったからなぁ。感覚鈍ってるかも」
身体能力検査も済ませた、準備も済ませた、あとなんかあったかな。
「お姉ちゃんゲームするのー?」
「するよー」
妹が部屋から顔を出して喋りかけて来た。
「何するの?」
「あんたもやってるやつ」
「あぁ、あれ! じゃあ最初の街は城の街にして! 私そこにいるから! そのあとstoneって言うカフェーに来てね待ってるから!」
「うん、わかった。最初の街、選べるんだ」
「選べるよ! じゃ あとでね!」
「うん、後で」
これがマシンガントークか。
妹は自分の部屋に帰って行った。かわいい。
自慢の妹だ。可愛い所とか。
あと関係の無い事だが、いや関係なくは無いがゲームのデータカードを取るのを忘れていた。1階のあるはずだ。何をしようと思ってたんだろうか。
階段を降りてバッグを取りに行く。
「なんだ忘れ物か」
「そうだよ、姉さん」
「珍しいな」
「結構忘れ物多い方だと思うよ」
「そうなのか」
姉が喋りかけてきた。
呂律がはっきりしているから、素面だ。
「姉さんこそ、お酒飲んでないなんて珍しいね」
「まぁ、まだ6時だからな。飲むのは8時くらいからだよ」
姉は結構な蟒蛇だ。朝まで飲んでも酔わないこともある。ただお酒を飲むと呂律が回らなくなる。意識ははっきりしているのだが。
「そういえば美味い酒が入ってな、肴要らずと言っても過言じゃ無いぐらいなんだ。明日か明後日飲まないか」
「明後日なら、良いよ」
「そうか。引き留めてすまなかったな」
「全然良いよ」
そう言って部屋に戻る。どんなお酒なんだろう楽しみだな。
「よし、これで準備万端だ。始めよう」
気分を切り替え、筐体に寝転がる。
電源を入れゲームを起動する。
play?
yes!
Q:ゲームするのに身体能力検査いるの?
A:ゲーム内で自分の体のように動かす為。
走る速度とか、柔軟性、跳躍力なんかを測られる。
体が動く人が有利。




