プロローグ3
正月ブーストである程度更新します
「俺はもう何が来ても驚かない自信がある」
えー、現在我々は宇宙空間?に来ております
息はできるので宇宙空間ではないだろうが、暗闇の中で星々が煌めく空間で且つフヨフヨ浮遊している状態を形容する単語を宇宙以外で知らない
「おい、翔太か?」
ごめん前言撤回する、こんな不思議空間で親友に会う事以上のことはないだろう
「えっ?ほんとだ翔兄!」
再撤回するまさか親友と妹が居るとは思わんかった
「で?ここはどこで、何が起こっているんだ?」
とりあえず小夜に翼が生えているのには一旦スルーさせていただく
「すまないが一切わからない、というか結構落ち着いているな」
「ああ、驚きすぎてリアクションできてないのと、あれ見たらむしろ冷静でいられるわ」
そうして俺の視線の先には
かわいそうなくらい取り乱した先程の先輩S氏とそれを落ち着かせようと四苦八苦するショタがいる
因みに何故かケモミミが生えている先輩S氏は尻尾も生えておりめっちゃピコピコ動くので微笑ましい
「というか私の羽にはノータッチなの!?」
「いや、小夜ならあり得るかなって」
「私のことなんだと思っているの!?」
「コスプレ大好きな少女オタ」
「あってるけど言い方ぁ!」
さて兄妹漫才をしていたら唐突に空間が歪んだ
いや宇宙空間で歪むとまるでブラックホールみたいな見た目になるんだなぁなんて考えていたら
赤髪の偉そうなショタがあぐらかきながら現れた
……偉そうにしながらスーっと横移動しながら出てくるのは結構シュールであった
「やあ、初めまして、神です」
俺はとりあえず偉そうな態度いいとしてこのショタのくせにくっそ女受けしそうな笑顔をぶん殴りたくなった
別に俺には暴力衝動とかはないし癇癪持ちでもない、ついでにモテはしないがSKを楽しんでいるので彼女がいないことを苦に思ってもいない
だが何故かこいつは無性に殴りたくなった
「とりあえずそこのお二人、落ち着いて僕の話を聞いてね」
そう言いながら指をくいってするとショタとS氏はこの自称神(仮称クソガキとしよう)へ向き直った
それもまるで何かに引っ張られたように不自然な動きで
ああ、これ逆らえないやつだ、そして碌でもない事だって直感で分かった
S氏は何か言おうとしたが唇がくっついたように開かない
ずっとンーンー言いながら両手で口を開こうとしているが開かない
「落ち着いてって言ってるんだけどな、後質問は受け付けていないよ」
そう少し不機嫌そうに怒気を放つ
その余波だけで俺は死を覚悟した、直接浴びたあの先輩さんなんて涙目で震えて座り込み後ずさる
そして俺の直下は不幸な事に前半部分は当たったようだ




