第4話 起案
前の世界とよく似た世界に転移した彼女。
転移後半年もたつと 新生活にも慣れました。
社会的事象は 前の世界との共通性が高い、
ただ彼女の個人的立場のみが異なるパラレルワールドのようなところに転移したらしい。
そして 目の前に課題、特に職務に関する案件については、なぜか 「今の課題」の行きつく先が「まるで実体験のように」まざまざと見えるようになっている。
もしかしたら パラレルワールドの同じ時間軸に転移したのではなく
むしろ 自分は 前の世界でもう少し長生きして、
そっから時間遡行するかのように別世界の過去に転移したのかもしれない、個人的生活史のみは抹消されたり、書き換えられた状態で、
あるいは 前の世界軸で何年も生きたあと、別のパラレルワールドの同じ時間帯に、自分の生存設定のみ若い時代に繰り下げて転移させられたのかな??
よくわからないけど、社会的な時間の流れが 記憶にあるものとは違うように感じた。
ますます 夢物語のような展開だけど、
そういうことは 深く考えたら負け。
「今を生き延びることに集中!」そんな風に 自らを条件付けした彼女なので・・
とりあえずは 目先の仕事に集中することにしました。
(恋愛とか 自分の感情に深くかかわる面を避けると 仕事しか残らないのよw)
しかも 仕事面に関しては 割と細かく記載した「日記」があったので
ほんと違和感なく 生活できるというありがたさ。
しかも 「新」人生に置いても、転移前の過去歴に関しては、きわめて個人的交友歴のない仕事人間だったみたいの「私」だしwww
◇
で・・・
リサイクル・リユース、持続的発展、資源の有効活用、循環社会
そういう お題目を現実化する政策は??
それが 今の彼女たち若手官僚に求められる起案のテーマでありました。
そこで 彼女は 若手研究会の面々を巻き込んで実現に持ち込んだのは・・
「既存の廃品回収業の発展的存続と
パッケージ商法による新製品売上増を目指す業界と 資源の国内循環を促進するための施策を両立
させるための イメージ戦略第一弾、リユースのイメージアップ!」であった。




