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停電
—停電—
微かに光る扉の外を見る。
すぐにコンテナ内を抜け出した
音を出さないよう慎重に
辺りは停電したのか
灯りの一つもついていない
ただ赤い設備灯は輝く
コンテナの下を見たが、何も視認できない
くしゃ…
足で紙を踏んでいることに気づき
それを手に取ると
紙にはセイウチが描かれ、上部には文字が書かれている
“ギアヘッドよ立ち上がれ
我々は栄光に満ちている”
"装甲師団に集え"
「チューィィーイー」
「グガガガガァ!!!」
重い銃声、
「コォンタァークト!!」
「「ウラァァァァァッッ!!」」
怒号
車両の先頭部から反響する、
車両の下に隠れる。
列車の後続からぞろぞろと北安領事団の
兵士たちが先頭へ行き銃撃戦になる
車両の下から閃光を見る。
武装したギアヘッドが見え、
激しい銃声が飛びかっていた
戦闘は苛烈を極める
長引く……
遠くをズームで視認する
ジリ…ジリ‥
列車の奥に非常口が見える、そこへ走り出す。
シュ…タッタッタ…!
「おい!!一人逃げてくぞ!!」
ジュ…ダダダダダダ!!
身を丸くしながら北安の兵士の
銃撃から逃げる
がっ
バゴォンッ
突如、床が崩れた、右肩から地面に倒れる
そこは錆びたパイプの中だった。




