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[GEAR HEAD]  作者: 地位分沢口
郊外
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6/25

降車

—降車—


ガタン…ガタン…


コンテナの隙間から都市が見える

夕陽に照らされ

ビル群からは光が反射していた。


写真を眺めていた、

写っている少女は笑顔だ。

片側は引き裂かれたのか

 それとも引き裂いたのか

今はわからない…


コンテナの扉を少し開け列車に揺られながら

機を伺う、巨大な建造物の中を列車は進む


トンネルに入り、中はオレンジ色の照明で

コンクリートの壁を照らし

内部は設備機器の赤い光が


無数に光っていた。

動力パイプがそこらに張り巡らされていた。

カーブを曲がる、壁が視界を埋め尽くし

すぐに飛び降りる準備をしていた


「ギュイイイィンンン!!」


 列車は突然キューブレーキを掛ける


ガンッッ!


 その反動で後ろに倒され、鈍い音が頭部に響く


「ピーピーピー…」


 高周波のピープ音が響き、ノイズが視界を走り出す


 ガッガッガッ…


 画面は暗くなりバッテリーの供給が

停止した、意識もその時、途絶えた。


 プーン……

 





「ジッジッ…」[バッテリー再起動中……完了]

 [システムスキャン中……異常アリ]

[セキュリティシステム起動]「シュゥゥ……」

[修復プロトコル開始…10、15、20、――

80、90、95、99、100]

「ピロリン♩」「修復完了]

 [回復プロセス開始…5、4、3、2、1]

「チュイイイン」

 [脳波確認、回復完了]



 [オキテキオクヲトリモドシテ]




 [ニンゲンニモドッテ]


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