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[GEAR HEAD]  作者: 地位分沢口
第二区画
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議事堂内部

—議事堂内部—


あの議事堂に入った、首相が演説していた場所へ。議員たちが首相に敬礼していた席は

波上に配置されていた。“機械脳“ラムセスという医者が提唱した概念だ。その概念が生まれる前の大戦の終戦後、世論は疲弊していた。大戦の最中、ラムセスはその戦争中すでに軍を退役していたが、医師団を率いて国を問わず治療を行っていた。終戦後、ラムセスはテレビのゲストに招待され“それ“を世界に放った。“完璧な兵士とはいったい何か、感情を持つ人間か。そんなものは不要だ、人間性を抑える兵士これが“機械脳”だ“人間の脳の電気信号だけで動く義体を作り、脳をその義体に入れ制御し人間性によって起こる混乱をなくす。これが秩序への錨を下ろすための道だ”

ラムセスの発言は世間を揺らした。あるものは悪魔の発言だと、あるものは救済への道だとそして、ラムセスは自身の孫娘に撃たれた

従軍時のラムセスの拳銃によって。そこから首相は見つけた、ラムセスの実験を、この議事堂は“ファング“が生まれた最初の場所だ。

壇上に近づくため階段を降りる

タン…タン…

床は色褪せた赤いカーペットが敷かれている。壇上の段差付近に近づいていく

「お前が怪力男を倒したものだな」

後ろから声がした

「大したものだな…」

声の主は眼鏡を付けスーツを着ている女だった階段の上、遠くの入り口に立っている。

「まぁ別にどうでもいい、多賀さまのため死ね」

スーツを着た女が何か取り出した、小さい赤い箱だ

 「「我が呪力によりてこの者の魂を

 一つの罪禍に固定する業によりて縛り上げる怪魔、「人間椅子」


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