区画都市入り口
——区画都市入り口—
芋虫が降りてきた階段と別方向を歩む
コツ…コツ…
聴覚を周囲のコンクリートが刺激する
ヒーーーーーー………
辺りは静寂に包まれている、
この先は第六区画に続く
区画の出口だ。
通路を何個か通り過ぎる
照明が濁った白色に光る階段に着いた。
通路よりも暗い、階段を上がる。
カン…
カン…
一段のぼるそれが続く
4階
5階
6階
[7]
扉が見える
タン…タン…
鉄製のドアノブを握り扉を開く
ガッチャン
シュワァ〜…
風が少し強い
橙色の日差しが都市を照らす、ここは橋の上にできた区画だ
住宅街であるが…人が見当たらない。
テテテン♩テテン♩テテテン♩テテン♩
「えーこちらぁ 録音されたぁ 放送です」
「都市でぇ 現在ぃ
原因不明のぉ システム障害にはぁ
北安ん 領事団がぁ 対応しています」
「またぁ 現在ぃ
原因不明のぉ 伝染病のようなぁ
物がぁ 区画にぃ 広がってぇ います」
「市民の方わぁ 区画にぃ
近づかないよう
ご協力ぅ 願います」
テテテン♩テテン♩テテテン♩テテン♩
「カァー 」「カァー」
遠くの方で放送がされている、カラスは遠くに行く
扉から右側を行く、中央が鋪道されている
車両が見当たらない
シュタ…シュタ…
歩道は少し砂が被っている、
壁にぼろぼろの張り紙達が貼ってある、
パラ…
――見せ――惨――事件――
――第六区――に――る
見せ物 ――小――のオーナーが害され――
被――者死――は――凄極め――
人――的な尊――を弄――――方だ
犯――小屋で芸――ていた
芸――達だ――推――れる
――男
――
トカ――
――ミズ
ケロ――
市――委――は
オー――息子に――
事聴取して――る
し――被――者の顔は笑―ていた――
パラ…
パラ…
シュタ…シュタ…
遠くを見る、日光の逆光で少し見えづらいが
看板が見える。
[Yo⭐︎Gen⭐︎ArataKa⭐︎]
[ぴちぴち幼女♡陰陽占い屋]
[ドブネズミを添えて〜]
………進む……
木造の扉を開く
ガチャ……
キィィ…
「「デ〜♩…」」
蓄音機がジャズを鳴らしている、空間は狭い
木目や風鈴、本棚が部屋を包んでいる
チリン…チリ..
照明は暗く背後の地面に
反射する日光で照らされている。
本棚の一番上に騎士物語の本が置かれている
「牙騎士と
砂漠の聖女」
受付らしき場所には誰もいない。受付の奥は乱雑で本や
巻物が多数置かれている、受付の奥に紙があるのが見えた
ジリ…ジリ…
ズームする
――我が霊力に――
地の呪いを引き――
「蛇」と「――
かしこみ、か――
チリン……チリィ…
風鈴はただ鳴る、特にめぼしいものはない
入ってきた扉に視点を向け、店内を出る
パツン
照明がついた
チリン…
「よぉ」
「木偶の坊」
「なにようじゃ」




