公園
—公園—
気づけば公園にいた、手には釘が。
「ビニュァァァ!!」
正面から階段をおりてくる、“芋虫”を
真正面に捉える
釘を構える、人としてではなく
“釘“そのものとして
「ビニュァァァ!」
芋虫の螺旋状の歯が近づく、爪がくる
その際、芋虫は背伸びをした。
その隙を狙った
腹を狙う、皺が見える。
脇を閉め、軸を右にずらし
左手で右手を支える、右足で重心を作る
刺す
ドスッ
“芋虫”の形が変わっていく…
「ぎぎぎぎぃ!ィィ」
刺された穴からずれ落ちるように
皮膚が食い込んでいく、
内側が露出し
やがて形が変わった“蝶”の形に見えた
だが人間の皮膚が蝶の形を真似ているようで
皮膚が、中身が剥き出しになっている
「バタバタバタ……」
声の器官が消えたようで叫び声を出さない
やがて動かなくなり
「シュゥゥ……」
徐々に溶け出して完全に消えた…
刺した釘を見る、
釘は白く何かの骨でできていた
不意に紙が落ちているのが見えた、
しゃがみ手に取る。
――ぴちぴち幼女の陰陽占い♪ ――
あたち妖幻♪ぴちぴちの12⬜︎⬜︎ちゃい♪
あなたの廃れた人生占っちゃうぞ♪
ここで待ってまーーす♪
*相談費用は要相談
………ネイサンに都市の
地図を渡されていたのを思い出す。
懐から取り出すと水浸しになっていた
すぐさまポッケの写真を手に取る
“写真は濡れていない”
地図を破かぬようにそっと地面に置きながら
地図を見る。
何かがこの釘を持たせた
そしてこのふざけた紙も。
まずはそこを目標にした
第一区画のすぐ近くであの声の主は
占いをしているのか?




