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[GEAR HEAD]  作者: 地位分沢口
郊外
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10/25

公園

 —公園—


気づけば公園にいた、手には釘が。


「ビニュァァァ!!」


正面から階段をおりてくる、“芋虫”を

真正面に捉える


釘を構える、人としてではなく


“釘“そのものとして



「ビニュァァァ!」



芋虫の螺旋状の歯が近づく、爪がくる

その際、芋虫は背伸びをした。



その隙を狙った

腹を狙う、皺が見える。

脇を閉め、軸を右にずらし

左手で右手を支える、右足で重心を作る



 刺す


 ドスッ

“芋虫”の形が変わっていく…


「ぎぎぎぎぃ!ィィ」


 刺された穴からずれ落ちるように

 皮膚が食い込んでいく、

 内側が露出し

 やがて形が変わった“蝶”の形に見えた


だが人間の皮膚が蝶の形を真似ているようで

皮膚が、中身が剥き出しになっている



「バタバタバタ……」


声の器官が消えたようで叫び声を出さない

やがて動かなくなり


「シュゥゥ……」


徐々に溶け出して完全に消えた…

刺した釘を見る、

釘は白く何かの骨でできていた

不意に紙が落ちているのが見えた、


しゃがみ手に取る。

 





 ――ぴちぴち幼女の陰陽占い♪ ――


 あたち妖幻♪ぴちぴちの12⬜︎⬜︎ちゃい♪

 あなたの廃れた人生占っちゃうぞ♪

 ここで待ってまーーす♪


           *相談費用は要相談


………ネイサンに都市の

地図を渡されていたのを思い出す。

懐から取り出すと水浸しになっていた

すぐさまポッケの写真を手に取る



 “写真は濡れていない”


地図を破かぬようにそっと地面に置きながら

地図を見る。

何かがこの釘を持たせた

そしてこのふざけた紙も。


まずはそこを目標にした

第一区画のすぐ近くであの声の主は

占いをしているのか?



 

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