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テラス席が空いているパンケーキ専門店に行きますと、まずは紅茶を出されます。わたくしは迷わずミルクティを注文しました。
ここでも陛下に渡されたというブラックカードでお支払いしておりましたから、わたくしは急に不安になってきました。
「わたくしたちのパンケーキ代まで陛下にお支払いしていただいて、後で叱られたりしませんか?」
お財布を持っていないんたくしが言うのもなんでしたが、ジェイン様は大丈夫ですよ、と微笑みかけてくださいます。
「わたしは陛下から信頼されていますので、私用でカードを使っても、そんなにひどく叱られるようなことはありませんから」
その物言いですと、多少は叱られるということなのですね。
「こちらワンちゃん用のパンケーキになります」
店員さんがにこにこしながらパピーにパンケーキの乗ったお皿とワンちゃん用のミルクを出してくださいました。
パピーはとても賢い子のようでして、すぐにパンケーキに飛びつくことなく、わたくしの膝のうえで上品に許可が出るのを待っております。
「さあ、どうぞ」
わたくしがフォークでパンケーキを切り分けてあげると、パピーはおいしそうにゆっくり食べ始めました。
きちんと途中でミルクを飲んでおりましたから、やはりとても賢いのですね。
そうしている間に、わたくしたちのパンケーキが届きました!!
ああ、こんなことならカメラを買うべきでした。とても素晴らしいパンケーキは、天辺に生クリームを豪華に乗せて、とてもおいしそうです。
一方でジェイン様が注文したのはかわいらしいベリー系づくしのパンケーキです。こちらもとてもおいしそうです。
「半分食べますか?」
「よいのですか? では、わたくしのを半分差し上げて、半分ずつにしましょうっ!!」
わたくしたちは器用にナイフとフォークを使いながら、パンケーキを半分に切り分けます。
生クリームが一部はみ出すトラブルがありましたが、そこはそれ、美しい状態で交換することができました。
世間ではこういうことって仲の良い友だちと呼ぶのでしょうね。
わたくしは友だちだなんてとんでもないと思いますけど、こういうことができるのでしたら、友だちもとても良いものですね。
さて、パンケーキをぱくり。
「はぁ〜。しあわせですわぁ〜」
おもわず声が出てしまうほどのおいしさなのですっ!!
つづく




