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6ー4

 テラス席が空いているパンケーキ専門店に行きますと、まずは紅茶を出されます。わたくしは迷わずミルクティを注文しました。


 ここでも陛下に渡されたというブラックカードでお支払いしておりましたから、わたくしは急に不安になってきました。


「わたくしたちのパンケーキ代まで陛下にお支払いしていただいて、後で叱られたりしませんか?」


 お財布を持っていないんたくしが言うのもなんでしたが、ジェイン様は大丈夫ですよ、と微笑みかけてくださいます。


「わたしは陛下から信頼されていますので、私用でカードを使っても、そんなにひどく叱られるようなことはありませんから」


 その物言いですと、多少は叱られるということなのですね。


「こちらワンちゃん用のパンケーキになります」


 店員さんがにこにこしながらパピーにパンケーキの乗ったお皿とワンちゃん用のミルクを出してくださいました。


 パピーはとても賢い子のようでして、すぐにパンケーキに飛びつくことなく、わたくしの膝のうえで上品に許可が出るのを待っております。


「さあ、どうぞ」


 わたくしがフォークでパンケーキを切り分けてあげると、パピーはおいしそうにゆっくり食べ始めました。


 きちんと途中でミルクを飲んでおりましたから、やはりとても賢いのですね。


 そうしている間に、わたくしたちのパンケーキが届きました!!


 ああ、こんなことならカメラを買うべきでした。とても素晴らしいパンケーキは、天辺に生クリームを豪華に乗せて、とてもおいしそうです。


 一方でジェイン様が注文したのはかわいらしいベリー系づくしのパンケーキです。こちらもとてもおいしそうです。


「半分食べますか?」

「よいのですか? では、わたくしのを半分差し上げて、半分ずつにしましょうっ!!」


 わたくしたちは器用にナイフとフォークを使いながら、パンケーキを半分に切り分けます。


 生クリームが一部はみ出すトラブルがありましたが、そこはそれ、美しい状態で交換することができました。


 世間ではこういうことって仲の良い友だちと呼ぶのでしょうね。


 わたくしは友だちだなんてとんでもないと思いますけど、こういうことができるのでしたら、友だちもとても良いものですね。


 さて、パンケーキをぱくり。


「はぁ〜。しあわせですわぁ〜」


 おもわず声が出てしまうほどのおいしさなのですっ!!


     つづく



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