第八花「仕様と見た目決め」
私は染井 芳乃!
今は城津 芽草ちゃん、星咲 睡蓮さん、糸刃 翔ちゃんといっしょに、ゲーム開発部で頑張っています!
前回、最初に作るゲームは――
**パズルゲーム!**に決定!
そして今日は――
「仕様と見た目、決めていこう!」
私はホワイトボードの前に立って、びしっと宣言した。
◆
「まずは“仕様”から決めましょうか」
芽草ちゃんが冷静に言う。
「ルールが曖昧だと、作れないものね」
「たしかに!」
私はペンを構える。
「どんなパズルにする?」
「落ちてくるタイプ……とか?」
翔ちゃんが少し遠慮がちに言う。
「ブロックが上から落ちてきて、揃えるやつだね!」
「それは有名でわかりやすいですが……」
睡蓮さんが少し考える。
「物理処理や落下判定など、少し複雑になりますね」
「じゃあ、もっとシンプルにする?」
「えぇ。“最初は簡単に”が大事よ」
芽草ちゃんが頷く。
「例えば――“同じ絵をタップして消す”タイプはどうかしら」
「おおっ!」
「画面に並んだピースの中から、同じものを選んで消していく……」
「それなら、クリックだけで遊べる!」
私はすぐに書き込む。
「いいねそれ!ルールもわかりやすい!」
「連続で消せたらスコアアップ……とかも入れられるわね」
「コンボ……!」
「実装も比較的シンプルです」
睡蓮さんも納得した様子。
「じゃあ仕様、まとめるよ!」
私はホワイトボードに大きく書いた。
◆仕様◆
・同じ絵のピースをタップして消す
・2つ以上つながっていると消せる
・一度にたくさん消すと高得点
・制限時間あり(シンプルにするため)
「こんな感じかな!」
「えぇ、いいと思うわ」
「問題ありません」
「……楽しそう」
みんなからOKが出た!
◆
「次は“見た目”だね!」
私は翔ちゃんのほうを見る。
「翔ちゃんの出番だよ!」
「……!」
少し驚いたように目を見開く翔ちゃん。
でも――すぐに、真剣な表情になる。
「どんな世界観がいい……?」
「世界観!」
「例えば、かわいい系とか、かっこいい系とか」
芽草ちゃんが補足する。
「うーん……」
私は少し考えてから――
「やっぱり、最初は“かわいい系”がいいと思う!」
「理由は?」
「いろんな人に遊んでもらいやすいから!」
「……いいと思う」
翔ちゃんが小さく頷く。
「じゃあ、“モチーフ”はどうする?」
「動物……とか?」
「いいね!!」
私はすぐに反応する。
「うさぎとか、ねことか、くまとか!」
「……描ける」
翔ちゃんが少しだけ自信ありげに言う。
「色分けもしやすいですし、判別もしやすいですね」
睡蓮さんも納得する。
「じゃあ見た目、まとめるよ!」
◆見た目◆
・かわいい系デザイン
・動物モチーフ(うさぎ・ねこ・くまなど)
・カラフルで見やすい配色
・やさしい雰囲気の背景
「よし!」
私は満足そうにペンを置いた。
「これで、“どんなゲームを作るか”は決まったね!」
「えぇ、あとは作るだけね」
芽草ちゃんが微笑む。
「いよいよ開発ですね」
睡蓮さんも静かに頷く。
「……いっぱい描く」
翔ちゃんが少しだけ楽しそうに言った。
「よーし!ゲーム作り、スタートだー!!」
ついに、アイデアが形になるとき。
ゲーム開発部――
本当の意味で、“開発”が始まります!
ここまで読んでくれてありがとうございます。
次回もお楽しみに




