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Bloom Code ―太陽女学院ゲーム開発部―  作者: れんP
一学期編

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第七花「アイデア探し!」

私は染井 芳乃(ソメイヨシノ)

ゲーム開発部、ついに本格始動!


 


でも――


 


「……で、何作る?」


 


 


しーん。


 


 


部室に静寂が流れた。


 


 


「……そこ、大事なとこだよね」


 


思わず苦笑いする。


 


「えぇ、最初の一歩ですもの。しっかり決めないといけないわね」


 


芽草(メクサ)ちゃんが腕を組みながら言う。


 


「どんなのでも、絵は描ける……と思う」


 


(ショウ)ちゃんが少し控えめに言う。


 


「ジャンルによって、プログラムの構成も変わりますね」


 


睡蓮(スイレン)さんも冷静に続ける。


 


 


「よーし!じゃあ、みんなでアイデア出し合おう!!」


 


私はホワイトボードの前に立って、ペンを構えた。


 


 



 


「まずは定番からいきましょうか」


 


芽草ちゃんが口を開く。


 


「例えば、アクションゲーム。ジャンプして敵を避けたり倒したりするタイプね」


 


「おお〜!王道だね!」


 


私はさっそく「アクション」と書き込む。


 


「キャラクター動かすの、楽しそう……!」


 


翔ちゃんも少し嬉しそうだ。


 


 


「ただ、当たり判定や動きの処理が少し複雑になりますね」


 


睡蓮さんが冷静に分析する。


 


「最初にしては、少し難易度が高いかもしれません」


 


 


「じゃあ、もっとシンプルなのは?」


 


私は次を促す。


 


 


「パズルゲームとかどうかしら」


 


芽草ちゃんが続ける。


 


「同じ色を揃えるとか、ブロックを消すとか」


 


 


「それなら、見た目も作りやすい……かも」


 


翔ちゃんがこくりと頷く。


 


 


「処理も比較的シンプルで、初作品には向いていますね」


 


睡蓮さんも賛成の様子。


 


 


「いいねいいね!」


 


ホワイトボードに「パズル」と書く。


 


 


「他には?」


 


 


「音ゲー……とか」


 


翔ちゃんがぽつりと呟く。


 


 


「おおっ!」


 


私は目を輝かせる。


 


 


「タイミングに合わせてボタン押すやつだよね!」


 


 


「……うん」


 


 


「それは面白そうですが……」


 


睡蓮さんが少し考える。


 


 


「サウンド担当がいない現状では、少し難しいかもしれませんね」


 


 


「たしかに……」


 


私はしゅんとする。


 


 


「でも、将来的にはやりたいわね」


 


芽草ちゃんがフォローする。


 


 


「うん!じゃあこれは“いつかやるリスト”!」


 


ホワイトボードの端に小さく書いておく。


 


 



 


しばらくして――


 


ホワイトボードはアイデアでいっぱいになっていた。


 


・アクション

・パズル

・シューティング

・タイミングゲーム

・迷路ゲーム


 


「……けっこう出たね」


 


私は満足そうに頷く。


 


 


「さて、この中から決めるわけだけど……」


 


芽草ちゃんがみんなを見る。


 


 


「最初に作るなら、“シンプルで完成までいけるもの”がいいわね」


 


 


「そうですね。まずは“完成させる経験”が大切です」


 


睡蓮さんも同意する。


 


 


「……じゃあ」


 


 


翔ちゃんが、少しだけ勇気を出すように言った。


 


 


「パズル……いいと思う」


 


 


「理由、聞いてもいい?」


 


 


「キャラとか、いっぱい描けるし……見た目も楽しくできるから」


 


 


「……いいね!」


 


私はすぐに笑顔になる。


 


 


「私も賛成よ。ルールも調整しやすいし、アイデアも広げやすい」


 


芽草ちゃんも頷く。


 


 


「プログラム的にも、最初の作品としては最適です」


 


睡蓮さんもきっぱりと言う。


 


 


 


「じゃあ――決定だね!」


 


 


私はホワイトボードに大きく書いた。


 


 


『最初の作品:パズルゲーム!』


 


 


「どんなパズルにするかは、これから考えていこう!」


 


 


「うん!」


 


「えぇ」


 


「……楽しみ」


 


 


みんなの声が重なる。


 


 


 


まだ何も形になっていない。


 


でも――


 


“何を作るか”が決まった瞬間、


 


その先の未来が、少しだけ見えた気がした。


 


 


ゲーム開発部。


 


次のステップへ、進みます!

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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