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Bloom Code ―太陽女学院ゲーム開発部―  作者: れんP
一学期編

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第六花「ゲーム開発部!活動開始!!!」

私は染井 芳乃(ソメイヨシノ)

城津 芽草(シロツメクサ)ちゃん、星咲 睡蓮(ホシザキスイレン)さん、糸刃 翔(イトバ ショウ)ちゃん――


 


ついに四人そろって、ゲーム開発部の活動が始まります!


 


「はい、これで部活として認められて活動できるわよ」


 


先生が差し出した書類を見て、私は思わず声を上げた。


 


「ありがとうございます!」


 


胸がいっぱいになる。

本当に、ここから始まるんだ。


 


 



 


放課後、部室棟。


 


「よーし!今日から本格的に活動開始だね!」


 


勢いよく扉を開けて中に入る――と。


 


「……ん?」


 


私はその場で固まった。


 


「……あれ、みんなどうしたの?」


 


芽草ちゃんと翔ちゃんが、部屋の中を見回しながら立ち尽くしている。


 


「えっと、これ……」


 


翔ちゃんが指さす。


 


「え!?」


 


そこにあったのは――


 


ずらりと並ぶ、見たこともないような機材の数々だった。


 


高性能そうなパソコン、大きなモニター、見慣れない装置、タブレット、音響機材まで。


 


どう見ても、普通の高校の部室の光景じゃない。


 


「朝来たら、こうなってたのよ……」


 


芽草ちゃんが少し呆れたように言う。


 


「な、なにこれぇ……」


 


完全に理解が追いつかない。


 


そのとき――


 


「……あら?みんな来たのね」


 


部屋の隅から、落ち着いた声がした。


 


「睡蓮さん!えっと、これは……?」


 


振り向くと、いつも通り優雅に微笑む睡蓮さん。


 


「えぇ、とりあえず、必要そうなものはすべて取り寄せたわ」


 


「はぇ~……」


 


思わず間の抜けた声が出る。


 


「たしか、睡蓮さんのお家ってお金持ちよね」


 


芽草ちゃんが半ば確信したように言うと、


 


「えぇ、奮発しちゃった♪」


 


と、軽やかに返ってきた。


 


スケールが違う……!


 


「すごい……どれも最新型!」


 


翔ちゃんが目を輝かせながら機材を見ている。


 


「えぇ、間違いないわね」


 


芽草ちゃんも頷く。


 


「ねぇ!これ全部使っていいの?」


 


 


期待を込めて聞くと――


 


「えぇ、もちろん。足りないものがあったら言ってください。取り寄せますので」


 


 


さらっと、とんでもないことを言った。


 


「ありがとー!!」


 


思わず飛び跳ねる。


 


「これでさっそく作れるね!」


 


夢だった“ゲーム制作”が、急に現実になった気がした。


 


 


「どんなの作る?」


 


翔ちゃんが少しわくわくした様子で聞いてくる。


 


 


「そうねぇ……」


 


芽草ちゃんが少し考えてから、口を開いた。


 


「まずは簡単なミニゲームから作って、それからどんどん大きいのにも挑戦すればいいんじゃないかしら」


 


「なるほど……!」


 


現実的で、でもちゃんと未来が見える案だ。


 


「中身は私と芳乃ちゃんに任せて、プログラミングは睡蓮さん、イラストは翔さんに……」


 


「役割分担ね」


 


睡蓮さんが頷く。


 


「……あとは、サウンドかしら」


 


 


その一言で、少しだけ空気が止まった。


 


 


「サウンド、ですか……」


 


睡蓮さんが少し考え込む。


 


「レトロゲームでしたらできますが、本格的なものを作るとなるとサウンド担当が必要ですね」


 


 


「そっか……」


 


私は小さく頷いた。


 


 


「また探さなきゃ」


 


 


部員集めは、まだ終わっていない。


 


でも――


 


「ふふっ、でも焦る必要はないわ」


 


芽草ちゃんがやわらかく笑う。


 


「顧問といっしょに、これから探していきましょ」


 


 


「……うん!」


 


 


今は四人。


 


でも、この場所には確かに“始まり”がある。


 


 


並んだ機材、仲間たちの声、胸の高鳴り。


 


 


「よーし!まずはミニゲーム作ろう!!」


 


 


誰よりも大きな声で、私は宣言した。


 


 


ゲーム開発部――


 


ついに、本格始動です!

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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