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Bloom Code ―太陽女学院ゲーム開発部―  作者: れんP
二学期編

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第六十六花「評価と、まだ見ぬ改善点」  


私は染井 芳乃(ソメイヨシノ)

城津 芽草(シロツメクサ)ちゃんと星咲 睡蓮(ホシザキスイレン)さんと糸刃 翔(イトバ ショウ)ちゃんと花森 菫(ハナモリ すみれ)ちゃんと顧問の風信子 桃花(ヒヤシンス ももか)先生と黒百合 リリィ(クロユリ りりぃ)ちゃんといっしょに太陽女学院でゲーム開発部をしています!

私と芽草ちゃんはシナリオ、睡蓮さんはプログラム、翔ちゃんはイラスト、菫ちゃんはサウンド、リリィちゃんはデバッガーで、頑張っています!


 


 


◆ 放課後・部室


 


「ふぅ……」


 


 


私は椅子に深く座り込んだ。


 


 


 


「思ったより、反応すごかったね」


 


 


 


「ええ」


 


 


芽草ちゃんがノートをめくる。


 


 


 


「感想、かなり集まってるわ」


 


 


 



 


 


机の上には、感想メモの山。


 


 


 


『キャラがかわいい』


 


『音が心地いい』


 


『ストーリーが優しい』


 


『もう少し難易度がほしい』


 


 


 


「……おお」


 


 


私は目を丸くする。


 


 


 



 


 


「改善点もはっきりしてきましたね」


 


 


睡蓮さんが静かに言う。


 


 


 


「動作は安定していますが、テンポにばらつきがあります」


 


 


 


「なるほど……」


 


 


 



 


 


「音の長さも、場面によって調整の余地ありです」


 


 


菫ちゃんがメモを見ながら続ける。


 


 


 


「特に感情シーン」


 


 


 


「うんうん……」


 


 


 



 


 


「バグは少ないですが」


 


 


リリィちゃんが少しだけ手を上げる。


 


 


 


「一部ルートで、選択肢の表示タイミングがずれていました」


 


 


 


「さすがリリィちゃん……!」


 


 


 



 


 


「まとめると」


 


 


芽草ちゃんが整理する。


 


 


 


「完成度は高い」


 


 


 


「でも、もっと良くできる」


 


 


 



 


 


「つまり……」


 


 


私はゆっくり言う。


 


 


 


「“完成したけど完成じゃない”ってこと?」


 


 


 


「そういうことね」


 


 


芽草ちゃんが微笑む。


 


 


 



 


 


「いいね、それ」


 


 


私は少し笑う。


 


 


 


「なんか、ワクワクする」


 


 


 



 


 


その時――


 


 


 


「皆さん」


 


 


 


風信子 桃花先生の声。


 


 


 


 


部室の扉にもたれながら、先生は静かに言った。


 


 


 


 



 


 


「評価が出たのよ」


 


 


 


「え?」


 


 


 


一瞬、空気が変わる。


 


 


 


 


「校内での評価……かなり高いわ」


 


 


 


 



 


 


「ほんとですか!?」


 


 


 


私は思わず立ち上がる。


 


 


 


 


「ええ」


 


 


 


先生は頷く。


 


 


 


 


「“学生がここまで作れるのか”って驚いている生徒も多い」


 


 


 


 



 


 


「……やった」


 


 


 


翔ちゃんが小さく呟く。


 


 


 


 


「……嬉しいです」


 


 


 


睡蓮さんも少しだけ表情が柔らかい。


 


 


 


 


「よかった……」


 


 


 


菫ちゃん。


 


 


 


「……ふふ」


 


 


 


リリィちゃんは少し照れている。


 


 


 


 



 


 


「でもね」


 


 


 


先生が続ける。


 


 


 


 


「ここからよ」


 


 


 


 


「え?」


 


 


 


 



 


 


「評価が高いということは」


 


 


 


「次を期待されるということでもある」


 


 


 


 



 


 


その言葉に、部室が少し静かになる。


 


 


 


 


「……次」


 


 


 


私は呟く。


 


 


 


 



 


 


芽草ちゃんが静かに頷く。


 


 


 


「ええ」


 


 


 


「ここで終わらせるには、もったいないわね」


 


 


 


 



 


 


「もっと……」


 


 


 


私は机を見つめる。


 


 


 


 


「もっと面白くできる」


 


 


 


 


「もっと驚かせられる」


 


 


 


 



 


 


「そういうこと」


 


 


 


先生が優しく言う。


 


 


 


 


「あなたたちはもう、“作れる側”に入ってるのよ」


 


 


 


 



 


 


その言葉が、


 


 


じんわり胸に残る。


 


 


 


 


「……うん」


 


 


 


私は小さく頷いた。


 


 


 


 



 


 


「よし」


 


 


 


芽草ちゃんが立ち上がる。


 


 


 


 


「次のアップデート、始めましょうか」


 


 


 


 


「おー!」


 


 


 


私は笑う。


 


 


 


 



 


 


――まだまだ、伸びる。


 


 


 


――まだまだ、強くなる。


 


 


 


 



 


 


部室に、再び熱が戻る

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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