第二十九花「ショッピングモールでお出かけ!」
私は染井 芳乃!
城津 芽草ちゃんと星咲 睡蓮さんと糸刃 翔ちゃんと花森 菫ちゃんと顧問の風信子 桃花先生と黒百合 リリィちゃんといっしょに太陽女学院でゲーム開発部をしています!
今日はゴールデンウィーク!!
今日はお出かけです!!
◆ 葉脈町ショッピングモール
「わあ~!広~い!」
「そうね、ここはいろいろなお店があるものね」
「人、いっぱい...」
「わ、私も人混みはちょっと」
「ふふっ、大丈夫ですよ」
「少しずつ、なれていきましょ」
◆
「まずどこ行く?」
「順路的には雑貨店が近いですね」
「じゃあそこ行こう!」
◆ 雑貨店
「かわいい……!」
菫ちゃんが小物を手に取る。
「花のモチーフが多いですね」
「ゲームのデザイン参考になりそう!」
「……色合い、綺麗」
翔ちゃんがディスプレイをじっと見る。
「このグラデーション……使えそうです」
睡蓮さんがスマホにメモを取る。
「リリィちゃんはどう?」
「えっ、あ……この、小さい花のチャーム……好きです」
「じゃあ買っちゃおうよ!」
「えっ!?で、でも……」
「記念記念!」
「……じゃあ、ひとつだけ」
◆
「次は~?」
「服飾店もありますね」
◆ 服屋
「わぁ……おしゃれ……!」
「試着してみます?」
「えぇっ!?わ、私はいいです!」
「……似合う」
翔ちゃんがぽつり。
「えっ……?」
「菫、似合う」
「そ、そうかな……?」
少し照れながらも、菫ちゃんはワンピースを手に取る。
「芳乃さんもどうです?」
「えっ、私!?」
「この明るい色、似合いそうです」
「じゃ、じゃあちょっとだけ!」
◆
「……どう?」
「とても良いです」
「うん!かわいい!」
「似合ってる……!」
「よ、よかったぁ……!」
◆
そのとき――
「あら?あそこの人、先生じゃないかしら」
「あ!ホントだ!先生~!」
「あら?芳乃さん、それに皆さんも、買い物?」
「はい!」
「えぇ、少し気分転換を、先生は何を?」
「私は巡回中、ここも、ショッピングモールとはいえ学生も来るからね」
「先生も大変ですね……」
「でも、みんな楽しそうで何よりよ」
「はい!めっちゃ楽しいです!」
「ふふ、それは良かったわ」
◆
「では、引き続き楽しんでくださいね」
「はーい!」
先生は軽く手を振って、また巡回へ戻っていった。
◆
「次はゲームショップとかどう?」
「良いですね。参考になります」
◆ ゲームショップ
「うわぁ……!」
「……すごい」
翔ちゃんの目が少し輝く。
「UIの作り方、参考になりますね」
「このキャラクター育成システム……」
「似てるけど、私たちの方がもっと自由度出せそう!」
◆
そのあとも――
本屋で資料を見たり、
フードコートで軽く休憩したり、
気になったお店にふらっと入ったり。
ゆっくり、ゆっくり。
それぞれのペースで。
◆ 夕方
「……もうこんな時間」
翔ちゃんが外を見る。
オレンジ色の光が差し込んでいた。
「本当ですね……」
「たくさん見て回れましたね!」
「うん!めっちゃ楽しかった!」
「えぇ、有意義でした」
「リリィちゃんは大丈夫だった?」
「は、はい……最初は少し怖かったですけど……今は……楽しかったです」
「よかったぁ!」
◆
「じゃあ――帰ろっか!」
「えぇ」
「……帰る」
「はいっ」
「うん!」
◆
ショッピングモールの出口。
楽しかった時間の余韻を残しながら、
私たちは並んで歩き出す。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
次回もお楽しみに




