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Bloom Code ―太陽女学院ゲーム開発部―  作者: れんP
一学期編

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第二十七花「芽吹くアイデア、未来を育てて」

私は染井 芳乃(ソメイヨシノ)

城津 芽草(シロツメクサ)ちゃんと星咲 睡蓮(ホシザキスイレン)さんと糸刃 翔(イトバ ショウ)ちゃんと花森 菫(ハナモリ すみれ)ちゃんと顧問の風信子 桃花(ヒヤシンス ももか)先生と黒百合 リリィ(クロユリ りりぃ)ちゃんといっしょに太陽女学院でゲーム開発部をしています!


 


今日は――5月!


 


新しい月、新しいスタート!


 


そして――


 


「ゴールデンウィーク前ってことは……」


 


 


◆ 部室棟・ゲーム開発部部室


 


「大会に向けての本格始動ね」


 


 


芽草ちゃんがノートを開く。


 


 


「はい。そろそろ案を固めたいところです」


 


 


睡蓮さんもパソコンを立ち上げる。


 


 


「……つくる」


 


 


翔ちゃんもやる気。


 


 


「がんばりましょう……!」


 


 


菫ちゃんも小さく拳を握る。


 


 


 


「よーし!新作ゲーム会議スタート!!」


 


 


 



 


「まずジャンルだけど……」


 


 


私は腕を組む。


 


 


「育成ゲームってどうかな?」


 


 


 


「育成……」


 


 


「キャラクターを成長させるタイプですね」


 


 


睡蓮さんが頷く。


 


 


 


「……いい」


 


 


翔ちゃんも賛成。


 


 


 


「理由は?」


 


 


芽草ちゃんが聞く。


 


 


 


「えっとね!」


 


 


私は少し考えてから言う。


 


 


「この前の体力測定で思ったんだけど、人って得意なこととか成長の仕方が違うじゃん?」


 


 


「えぇ」


 


 


 


「だから、プレイヤーが育て方を選べるゲームって面白そうだなって!」


 


 


 


「なるほど……」


 


 


芽草ちゃんが頷く。


 


 


 



 


「育成対象はどうします?」


 


 


菫ちゃんが質問する。


 


 


 


「キャラクター?」


 


 


「それとも……」


 


 


 


「“花”はどうかしら」


 


 


 


芽草ちゃんが静かに言った。


 


 


 


「花?」


 


 


 


「私たちの“花詞”とも繋げられる」


 


 


 


「確かに……テーマ性が出ますね」


 


 


睡蓮さんがメモを取る。


 


 


 


「……育てる花が、人の感情で変わる、とか」


 


 


翔ちゃんがぽつり。


 


 


 


「それいい!!」


 


 


私はすぐに反応する。


 


 


 



 


「例えば――」


 


 


睡蓮さんが整理していく。


 


 


 


「プレイヤーは“種”を育てる」


 


 


「選択によって、花の性質が変化」


 


 


「成長の仕方も分岐する」


 


 


 


「プレイヤーの行動で性格が変わる……みたいな?」


 


 


 


「はい。優しく育てれば穏やかな花に、厳しくすれば強い花に」


 


 


 


「……観察、必要」


 


 


翔ちゃんがリリィちゃんを見る。


 


 


 


「え、あ……はい!」


 


 


リリィちゃんが少し驚く。


 


 


 


「その変化、見つけるの得意です」


 


 


 


「頼もしいわね」


 


 


芽草ちゃんが微笑む。


 


 


 



 


「あとさ!」


 


 


私はさらに乗り出す。


 


 


 


「育成の途中でイベントとか入れたい!」


 


 


 


「イベント?」


 


 


 


「うん!悩んだり、失敗したり、成功したり!」


 


 


 


「成長の物語ですね」


 


 


菫ちゃんが嬉しそうに言う。


 


 


 


「……いい」


 


 


翔ちゃんも頷く。


 


 


 



 


「まとめると――」


 


 


芽草ちゃんが整理する。


 


 


 


「“花”を育てる育成ゲーム」


 


 


「選択によって成長が変化」


 


 


「感情や行動が影響する」


 


 


「イベントで物語性を強化」


 


 


 


「いい感じじゃない!?」


 


 


 


「大会用としても完成度を高められそうです」


 


 


睡蓮さんが頷く。


 


 


 


「名前も考えたいですね……」


 


 


菫ちゃんが呟く。


 


 


 


「タイトルかぁ……!」


 


 


私は少し考えて――


 


 


「“フラワー・グロウ”とか?」


 


 


 


「……悪くない」


 


 


翔ちゃんがぽつり。


 


 


 


「仮タイトルとしてはいいでしょう」


 


 


 



 


「よーし!」


 


 


私は立ち上がる。


 


 


 


「ゴールデンウィークで一気に作ろう!!」


 


 


 


「えぇ」


 


 


 


「進めましょう」


 


 


 


「……がんばる」


 


 


 


「はいっ!」


 


 


 


「わ、私も……!」


 


 


リリィちゃんも小さく拳を握る。


 


 


 



 


新しいゲーム。


 


新しい挑戦。


 


 


その種は、今――


 


確かに植えられた。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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