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Bloom Code ―太陽女学院ゲーム開発部―  作者: れんP
一学期編

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第二十花「放課後のひとときと、その先へ」

私は染井 芳乃(ソメイヨシノ)

城津 芽草(シロツメクサ)ちゃんと星咲 睡蓮(ホシザキスイレン)さんと糸刃 翔(イトバ ショウ)ちゃんと花森 菫(ハナモリ すみれ)ちゃんと顧問の風信子 桃花(ヒヤシンス ももか)先生といっしょに太陽女学院でゲーム開発部をしています!


 


開花祭も終わって、お泊まり会も終わって――


 


今日は、いつも通りの放課後。


 


 


「なんか……久しぶりな感じするね」


 


 


部室のドアを開けながら、私はそう言った。


 


 


「たしかに、少し慌ただしかったものね」


 


 


芽草ちゃんが席に座りながら答える。


 


 


「……落ち着く」


 


 


翔ちゃんはいつもの場所に座って、ほっとしたように一言。


 


 


「ふふっ、ここが一番安心しますね」


 


 


菫ちゃんもやわらかく笑う。


 


 


 


「では、改めて……通常活動ですね」


 


 


睡蓮さんがノートパソコンを開いた。


 


 


 



 


……とはいえ。


 


 


「今日は、ちょっとゆるくいかない?」


 


 


私は椅子に座りながら言う。


 


 


 


「ゆるく?」


 


 


 


「うん!雑談とか!」


 


 


 


「……いい」


 


 


 


翔ちゃんが即答。


 


 


 


「たまにはそういう日もいいわね」


 


 


 


芽草ちゃんも頷く。


 


 


 


「では、そうしましょうか」


 


 


 



 


しばらくして――


 


 


「そういえばさ」


 


 


私はふと思い出す。


 


 


 


「開花祭のあと、他のクラスの人に声かけられたんだよね」


 


 


 


「なんて?」


 


 


 


「“ゲームすごく楽しかったです!”って!」


 


 


 


「……よかった」


 


 


 


翔ちゃんが小さく呟く。


 


 


 


「私もです……」


 


 


 


菫ちゃんが少し照れたように言う。


 


 


 


「評価がしっかり届いている証拠ね」


 


 


 


芽草ちゃんも満足そうに頷く。


 


 


 



 


「改めて考えると――」


 


 


睡蓮さんが静かに言う。


 


 


 


「最初の状態から、よくここまで完成度を上げましたね」


 


 


 


「たしかに……!」


 


 


 


「最初は、ただタップするだけだったもんね」


 


 


 


「……今は、ちゃんとゲーム」


 


 


 


翔ちゃんの言葉に、みんなが少し笑う。


 


 


 



 


「ねぇ、次ってどうするの?」


 


 


 


私は身を乗り出す。


 


 


 


「次?」


 


 


 


「うん!次のゲーム!」


 


 


 


 


一瞬、空気が少し変わる。


 


 


 


「……そうね」


 


 


 


芽草ちゃんが腕を組む。


 


 


 


「大会もあるし、次回作はさらにクオリティを上げたいところね」


 


 


 


「ジャンルも変えてみたいです」


 


 


 


睡蓮さんが続ける。


 


 


 


「例えば?」


 


 


 


「……ストーリーあるやつ」


 


 


 


翔ちゃんがぽつり。


 


 


 


「あ、それいい!」


 


 


 


「キャラクターも作りたいですね……!」


 


 


 


菫ちゃんの目が少し輝く。


 


 


 


 


「アクション、パズル、ノベル……いろいろ考えられるわね」


 


 


 


「夢が広がるね……!」


 


 


 


 



 


そのとき――


 


 


「楽しそうね」


 


 


 


ドアが開いて、桃花先生が入ってきた。


 


 


 


「あ、先生!」


 


 


 


「今日は雑談の日かしら?」


 


 


 


「はい!」


 


 


 


「いいことよ。そういう時間も大切だから」


 


 


 


 


先生は、いつものように優しく微笑む。


 


 


 


「ただし――」


 


 


 


「次の目標も、そろそろ決めていきましょうね」


 


 


 


「はい!」


 


 


 



 


「よーし!」


 


 


私は立ち上がる。


 


 


 


「次のゲーム、もっとすごいの作ろう!!」


 


 


 


「えぇ」


 


 


 


「はい!」


 


 


 


「……がんばる」


 


 


 


 


いつも通りの部室。


 


 


でも、確実に前に進んでる。


 


 


 


ゲーム開発部――


 


次の挑戦が、もう始まっている

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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