表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Possibility 〜リアルラックガール〜  作者: チャゲアイス
第1章 初めてのVRゲーム
10/15

第8話 光ってます!

7話誤字修正

同話呪文の文を修正


 それはまるで映写機から出る光のような、オーロラを彷彿とさせる色合いで輝いていました。




「この木落雷により燃え上がれ!サンダーファイヤ!」


 私がトレントを倒して振り返るとグリちゃんやキースくんたちが、不思議なものを見る目で私の服を見つめていました。

 釣られるように私も自分の服へと視線を落とすと…

 ローブの裾あたり20〜30cmくらいの幅が、赤と黄色が混ざったようなしかし混ざり切っていない色のままオーロラのように光っているではないですか!?


【装備の名称が更新されました】


 え?なんでしょう…

 不思議に思いつつも、メニューから装備の欄を確認してみると、0番賢者の装備に[new]の文字があります。


☆☆☆★☆★☆★☆☆☆


0番賢者の装備(S)Lv.1


MP+250


祖賢者のローブ(S)Lv.1


魔法適正上昇(大)

呪文作成術付与


備考〈new〉

 魔法又は魔術使用時にローブ下部がその属性色に発光する

 これは祖賢者の証である


MP+30%、INT+125


祖賢者の服(A)


魔法適正上昇(小)

呪文思想化

M・P〈new〉


MP+10%、DEX+25、INT+210


☆☆☆★☆★☆★☆☆☆


 あー…これが原因だったんですね。

 まぁ理由がはっきりしているなら良いですよ。

 もう、焦ったじゃないですか!


 なんとか平然を装うことに成功…してますよ多分…

 まだ驚いたままなグリちゃんたちを覚醒させるミッションが残ってるんですから!


「グリちゃん!大丈夫?」

「…はっ!うん、大丈夫かな?

 てかあれどうしたの?」

「うん。装備の性能?らしいよ」

「神々しかったよ…

 まぁ、それは置いといてと」


 とりあえず落ち着けた様子のグリちゃんは、キールくんたちへ向き直ります。


「どう!これであんた達なんて要らない、っていうよりも邪魔だってこと理解できたかしら?」

「ぐぬぬ…」

「うわー本当に、ぐぬぬっていう人初めて見たわよ」

「う、うるせー!」

「「おい」」


 ドグくんとノマくんがキールくんに呼びかけて、少し離れたところに移動してなにやら話し合いを始めました。


 グリちゃんと顔を見合わせます。


「だな!」


 話し合いが終わったみたいですね。


「さっきは見くびっていてすまなかった。

 俺らとクランを組んでくれないか?」

「え?やだよ?」

「そこをなんとか!」

「なんとかって言ってもねぇ…」


 グリちゃんが困った表情でこちらを見てきます。

 私に振らないで欲しいです…でも一応意見として何か言っておきましょう。


「私は、どーいうのが良いとかは分からないから基本的にはグリちゃんに任せるよ!

 ただ嫌な時は嫌っていうけど…

 キールくん達は別に嫌じゃないかな」

「了解!じゃあそっちもトレントで腕試ししようか!」

「1人でか!?」

「別にパーティーで良いわよ」

「分かった!」

「ちょうど来たよ!」


 私が、トレントの発見を伝えると4人は少し驚いた表情をした後、グリちゃんは煽るような表情に変わり、キールくん達は何か意を決したようにうなずきます。


「打突」

「カバー」

「ウィークシーカー」


 ほぼ同時にスキルの掛け声を上げてトレント対キールパーティーの勝負が始まります。




 結果から言うと、なんとか勝てました。


 グリちゃんは素早い動きで攻撃を繰り出す暇すらも与えないと言った戦い方でしたし、私に至っては一撃で終わってしまったので初めてトレントの攻撃を見たのですが…


 根の攻撃が地面かっら飛び出すとドグくんの盾が撥ねられてダメージが入り、葉っぱカッ○ーさながらの多面攻撃でノマくんの弓が撃ち落とされ、幹の蠢きにキールくんの剣が防がれると言ったような辛い戦いを見せられました。

 私たちが戦う前に2体までなら苦戦しない言っていたのはなんだったのでしょうか?

 緊張しちゃったんですかね?流石に私も苦笑いです。


「どうだ!?」


 キールくんが息を整えたとほぼ同時に勢いよく聞いてきます。


「うーん…微妙かな、一応もう一回やってみる?」

「そうか…あぁ、そうさせてくれ!

 次こそは!」


 そう決意を目に、って言葉が似合いそうな顔でキールくんが、ドグくんとノマくんに目を合わせてうなずくと、メニュー画面を操作し始めました。


「じゃあこれ渡しておくよ」


 そう言ってグリちゃんに向かってメニュー画面を向けました。


「あ、それならミルちゃんに渡して」


 なんで私なのでしょう?

 不思議という感じの顔をしていると、ミルちゃんがクランマスターやるんだよ!と一言……えー!!


「なんで私なの!?」

「私よりは向いてるでしょ!それより受け取って」

「受け取るって何なの?」


 渋々といった形でキールくんの差し出すメニュー画面を見ると…


【トレントの大木】


 え?トレントの大木ってクラン設立クエストの?さっきのトレントは、え、え?えーー!!!


「さっきのやつビックトレントだったの!?」

「やっぱり知らずに言ってたのか」

「まぁ、ミルちゃんだしねぇ…」

「やっぱりトレントより強いんだよね?」

「それはね」

「トレントの倍くらいって聞いていたが、3倍以上は強かったぞ」


 まさかの感じです!それなのに特に何も言わずに頑張っていたのですか!

 紳士ですか?紳士なんですか!?いや違いますね…はい。

 でも私が知らなかったとはいえ初日でこのレベルのモンスターを狩れるのは3人パーティーなら凄いと思います!…多分。

 あ、私たちは別ですよ!たぶんビックトレントもトレントと同じくらいの速さで倒せると思います。

 でも、無茶振りに応えられてるので、私的評価は高いですね。

 その意思を込めてグリちゃんに視線を送ると、好きにして良いよと言われました。


「あの、クランに入りますか?」

「「「!?」」」


 凄いですねどうやって発音してるか分からないですけど、伝わる感じです。


「ぜひ!」


 キールくんが驚きから戻ってくると、手を差し出してきます。

 それに応えるように握手をしてから、パーティー申請をして合計5人のパーティーが完成します。




「じゃあ改めて自己紹介させてもらいます。

 名前はキール、主業は剣士のレベル32と副業が護衛のレベル19だ。

 護衛は副業限定のユニーク職業で、発現条件は不明。

 言っちゃなんだけど、今日冒険者ギルドで見た感じだとユニーク職業持ちはそんなにいないっぽいよ。まぁ僕らの中じゃ珍しくないけどな!」


「次は俺か名前はドグ、主業はガーディアンのレベル29で副業はポーターのレベル12

 ガーディアンがユニークで条件は不明」


「じゃラストは俺だね!

 名前はノマでキールの兄ね!主業は弓兵のレベル30、副業は細工師のレベル14

 俺は、ユニークはないよ!細工師はアクセサリーとか作る時に使うやつね!」


 キールくんとノマくんは兄弟だったのですね。似てないです。


「じゃあミルちゃんから!」

「え?うん。

 私の名前はミルクです。ミルクティーが好きです。

 主業が薬屋のレベル8と副業が祖賢者のレベル1…あ、2です。」


「上がったのね。

 次は私ね!名前はグリーンよ。ミルちゃんに習って抹茶が好きね。

 主業は短剣使いのレベル13で副業が鍛冶師のレベル4ね。

 ちなみにミルちゃんのクラマスは譲れないから!」


 一通り自己紹介が終わると、キールくん達が難しそうな表情をします。

 ていうか譲れないんだ…


「クラマスは良いんだけど、薬屋って薬師のこと?てか祖賢者って何?」


 あ、説明忘れてました。


「あ、薬屋と祖賢者はユニーク職業で、発現条件は先代の薬屋に認めてもらうです。ただ同時に2人しか居れないのでもうとるのは無理だと思います。

 祖賢者は全属性魔法が使えるのが必須条件で他は分からないです。」


「ユニーク2つ持ちか…」

「こっちも凄かったな」


 なんか凄い驚いてますね。

 まぁせっかくクランマスターをやるならちゃんと締めないとだよね。


「じゃあよろしくお願いします!」

「「「よろしくー」」」


「あぁ!」


 ノマくんが急に声をあげました。

 4人の視線がノマくんに集まると、ノマくんは私とグリちゃんを交互に見て頷くと一言。


「2人ってさ…お茶部じゃない?」


 え?


「なんで…?」


 私たちが驚いていると、ノマくんは焦って説明を始めます。


「あぁ!同じ学校なんだよ!どっかで見たことあると思ったんだけどさ!

 ミルクティーに抹茶で分かったよ!

 お茶部って有名だしね!

 ちなみに俺3年ね。タメ口で構わないよ。

 おとこいつら1年な」


 なんと同じ学校だったのですか!これには驚きです。


「ノマ、お茶部ってなんだ?

 有名って知らないよ」


「1年はあんまりわからんよな。

 文化祭で喫茶店を毎回開いてるんだけど、とにかく部員が可愛い!

 3年に男子も居るんだけどイケメン、これが有名にならない訳が無い!

 だけどあの中に飛び込む自信は無い!ちなみに部員ごとにファンクラブも有る!」


 ほえー、先輩達からそこそこ顔の広い部活って聞いてましたけどファンクラブも有るんですか…

 まぁ私のは、多分無いですね。


「まじか、そんなのが有るのか」

「ま、お茶に興味がなかったら探さないし、あんまり宣伝とかもしないからね

 1年で知らない人は結構驚くのよね」


 そんな感じになってたんですね。

 全く知らなかったって思ってたらグリちゃんが、ミルちゃんはそれで良いのよって言ってきました。

 顔に出てたのでしょうか?


 それはそうと時間がそろそろ12時ってこともあり、少し眠くなってきました。

 早くクエストだけでも終わらせようと提案したところみんなの賛成を貰え、いざビックトレント探しに、オロジナルモノクルで探していくとすぐに2体を探索範囲内ギリギリで発見しました。

 もとの2チームに分かれて1体ずつ狩ってくることになりました。


 私たちは、移動速度の関係で近い方の敵を倒すことに、キールくん達と分かれて5分ほどで着くとグリちゃんが強化系の魔法を使ってみて欲しいと言うので、攻撃力と速度の上昇魔法を掛けるとトレントの時とさほど変わらない速さで倒し切ってしまいます。


 すぐに終わったのでキールくん達の方へ向かうと、ちょうどキールくんがビックトレントの節目に一太刀を入れて戦闘が終わったみたいです。


「お疲れ様!」

「あぁ、おつかれ!やっぱ早いね」

「あはは…

 それよりHP回復しないの?」

「今日ずっと狩りしてて、急にアップデートが入ったから急いできたせいでポーションが尽きちゃって」


 私がパーティーのメンバーの欄を見て不思議に思ったらそういうことだったんですね。

 キールくんとドグくんのHPが若干危なそうです。

 ここはクラマスらしく?生産職として?サポートしなくてはですね!


「じゃあこれ使って!」

「お!サンキュー!」


「「うっま!!」」


 ドグくんがテンション高い声初めて聞きました!

 さっきは怒った感じだったので、寡黙な人かと思ったけどそうじゃ無いみたいですね。


「ふっふーん!凄いでしょ!」

「なんでグリちゃんが偉そうなの!」

「嬉しくってついね」

「もう!」


 とりあえずHPを全開に出来たので街に戻りログアウトすることに、細かい話し合いとか諸々は明日に持ち越しになりました。


 帰りの道中何体かmobに出会いましたがキールくん達が撃退、実際普通に強いんですよね。私たちが異常なだけで…


 街に着くとトレントの大木を受け取りまとめて倉庫に保管します。

 倉庫は誰でも使える金庫みたいなもので30スタックまでなら預けることが出来る場所です。

 ちなみにプレーヤーのインベントリは60スタックまでです。

 1スタック999個まで持てます。


「じゃあ私はこれで落ちるね!

 グリちゃんはどうする?」

「私も落ちるわ。疲れたから結構眠いの」

「キールくん達はどうするの?」

「俺らはもうちょいやってからかな」

「そう、じゃあこれ渡しておくね」


 下級ポーションはいつでも作れるのでまとめて渡すと満面の笑みで感謝されました。

 本当に市販のポーションが嫌なみたいです。


「じゃあ明日は10時あたりからで良いかな?」

「キールくんちゃんと寝てる?」

「うん?大丈夫だよ?」

「なら良いけど、グリちゃんは?」

「問題無いわ」

「じゃそゆことでー」


 ノマくんの間延びした声で今日の締めとなりました。

 本当にドグくんは喋らないですね…

 目指せフレンドリーです!

いやー1週間も空いてしまいましたT_T

実は昨日あげる予定が予約ミスで…気づいたら午後9時だったの今日に…

予約ミスって意外とやらかしますね。

今後気をつけなくては!


ブックマーク、評価、感想ありがとうございます!

とても励みになっております!


しかし残念なお知らせが、、、

3月から4月の頭にかけて予定が立て込み大忙しなのです。

2週以内に1回は更新する決まりは守るつもりですが、本当に2週に1回になってしまう可能性があるのでその報告をさせていただきます。


あとなぜか前書き後書きで改行しないんですよね。

指摘が無い間はこのままで行かせてもらいます。

気分です(笑)


では次話で!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ