あらすじ
大学生の千尋は、瓶底眼鏡で黒髪をひっつめて1つにくくった地味子。
そんな彼女を人はこう呼ぶ「占いババ」と。
彼女が占いを始めたのは、中学時代の失恋が原因。
幼馴染みで彼氏だった大翔が、占い好きの女の子が大翔が運命の人だと迫り押し負けて浮気してしまい、千尋を裏切った。
千尋は裏切られた事に傷付いて、別れを告げ大翔の前から姿を消した。彼の居ない街にやって来た千尋を支えたのは親友の紀伊。
高校性になった千尋は自分を占い、地味に過ごすのが幸せへの近道だと信じ込み、地味な擬態をして過ごすようになる。
そして、憎いはずの占いに嵌まってしまう。
そんな千尋が大学生になりそこで出会ったのは、女好きで遊び人の倫太郎。その彼もまた、自分を捨てて男と居なくなった母親のせいで女性に対してのトラウマを抱えていた。
自分の顔に惹かれてやってくる女の子達を軽視し、遊びだけの関係を続ける倫太郎。本気になるなんてバカみたいだと思っていたが、千尋と接するうちにそうじゃないことに気づく。
興味本意で千尋に近付いた倫太郎だったが、次第に千尋の純粋さに惹かれる。
そして、千尋もまた倫太郎に助けられたりしながら、不器用な思いを抱いていく。
元カレが現れたり、元カノが現れたり、二人の間はギクシャクするも、一度抱いた思いは消えず。
不器用な二人が自分の思いに戸惑いながら、本当の恋を知っていく。
色んな偶然が重なりあい、二人は互いに思いを募らせ素直になっていく。
人を思う心と、本当の自分と向き合い成長した二人は真実の愛を見つける。




