↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
探偵は女子高生と共にやって来る。- 精神 -【読み切り特別篇】  作者: 飛鳥 進
特別編-精神

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
13/16

精神-13

「今度はなんですか?」


 仕事を終えた野神のもとに、長四郎と燐が待っていた。


「いや、その後どうかなと思いまして」


「どうもありませんよ」


「ねぇ、どうして刑事に追われていたのか、気になりません? というか、報告書読んで頂けましたか?」


 燐が野神に優しく質問した。


「・・・・・・・」無言の返事をする野神。


 そんな野神を見て、長四郎と燐は互いの顔を見合わせああ、これは読んでいないなと踏む。


「一応、確認なんですがここ最近、世間を賑わしている殺人事件はご存知ですか?」


 長四郎はいきなり本題を切り出す。その瞬間、野神の眉が歪む。


「な、なんなんだ!! いきなり!!!」


「いや、単なる世間話をしただけじゃないですか」


「何ぃ〜」


「怒ることかね?」燐が長四郎に尋ねると「ねぇ」と長四郎は燐に賛同する。


 ふひっ、ふひっ 鼻を鳴らす野神は「あんたら、何なんだ!!」と激昂する。


 当然ではある。いきなり来て、訳のわからない世間話をするのだから。それでも、長四郎と燐はめげずに話を続ける。


「実は面白い話を聞きましたので、野神さんにもお教えしようかなと」


「どんなことだ?」少し興味を持つ野神に「実は電動キックボードから犯人を追えそうなんですって」と長四郎は嬉しそうに言う。


「それが、面白い話ですか?」


「ええ。これで野神さんの無実は証明されるんですけどねぇ〜」


「そんなことを言うために、わざわざ来たのか!!!」


「はいっ」燐は元気よく返事をして、「ちょっと、面白そうなので」と付け加える。


「あんた達、暇なのか!!!!!」


「暇を持て余した神々の遊びなので」燐は笑顔で答える。


「何っ!?」


 今にも掴みかかってきそうだったので、「じゃあ、失礼しました!!」長四郎はブヒブヒ話を続ける野神の元から去っていた。


 それから数時間後、野神はフードパーカーのついた服を着てアパートを出た。


「ふふ〜ん」


 何か鼻歌を歌いながら、フープの乗り場に向かう。


 スマホで料金を支払うと、フープに乗り走り出す。


 ヴィ〜ンと電子モーターに負荷がかかる音を立てながら、走り続ける。


 “目的地に到着しました”


 スマホからアナウンスが流れる。


「よしっ!!」


 野神の乗る電動キックボードはある場所で停車した。


「ふふふ〜ん」


 上機嫌な感じで階段を昇り、階段を行き着いた先にあるドアのノブを回す。


 だが、ドアノブは回らず、カチャカチャと音を立てる。


「チッ」舌打ちと共にその巨体を活かしドアを蹴破る。


 部屋を入ってすぐにあるソファーに寝転がる人物を見て勝ち誇った顔をするのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
面白かったら、ブックマークお願いしますm(__)m 本連載も是非、読んでください!! オムニバス形式だから、どれから読んでも楽しめます(*^^)v リンク先から読めます!!! https://ncode.syosetu.com/n8741hm/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。